ぼっけえ、きょうてえ の商品レビュー

岩井志麻子(著者)

2012/06/28

ホラー短編集。この世で本当に恐ろしいのは人間か。思った程怖くなかったが、話のモチーフにはオリジナリティがあり良かった。

2012/03/11

そんなに怖くは無かったが、五感が刺激され、色んな臭いが漂う。タイトルにもなってる作品は動きが無く、ずっと岡山弁で語るだけなのだが、雰囲気もあり良かった。

2011/08/12

赤ちゃんをふみつぶすっていうのがめっちゃ怖い。
みたことないのに、なんで頭の中にリアルに再生されるのか、じぶんの想像力が怖い。怖い。

2011/06/29

４作品ともなかなかおもしろかった！
タイトルにもなっている『ぼっけえ、きょうてえ』は途中まで惹きこまれたけど、落ちが弱い気もするので、残念。

2011/06/21

怖い話ばかり、短編が何話か入っている本。
それもただ怖いだけじゃなく、じと～っとした人間の怨念っていうか底にある悪意、
そういうのが濃く描かれていて、全体として内容が暗い(－－;
読んでると陰鬱～～～な気分になる･･･面白かったけどねｗ

2011/03/31

日本ホラー小説大賞(1999/6回)・山本周五郎賞
(収録作品)依って件の如し/あまぞわい/密告函/ぼっけえ、きょうてえ

2011/01/02

ホラーなのか？「本当に怖いのは人間」系のホラー。書評の「プロレタリア文学を現代のホラーとして」に興味をもった。絶望の終着点、または未来に絶望しかない故の、諦めからくる希望の光に擬態したなんらかの光が見える気がする。夢を見ること、希望を持つことさえ考えられない状況は、ある意味ホラーだ。

2010/11/18

男女の出会いと関わりの中から生まれる縁（えにし）と憎しみの話。
お互いを知れば知るほど、飽きが生まれるもんです。
やっぱりいつまでも続く関係って言うのは、どこかに何かを秘めていないと。
どちらかがどちらかの追求をやめたところで関係は終わると悟った。

面白かったなー
「ぼっけえ、きょうてえ」もいいけど、「あまぞわい」も個人的に好き。

2010/09/27

昔の日本、特有の生臭さが絡まって、よけいに怖い。
話の内容も文章も人を引き込みます。
どこか切ない気持ちにもなります。

好きだけど、私はとても怖がりなので、何度も読んでから手放しました。
本棚に置いておくと存在感がありすぎて、、、。
でも、時々、無性にまた手に取りたくなります。

2010/09/14

怖い話は苦手だけど最後までおもしろく読めた。最後の兄妹の話がいちばん怖かった。
人間の欲ってキリがない…差別ってなくならないものなのかな…と考えた作品でもある。