ぼっけえ、きょうてえ の商品レビュー
日本のホラーっぽい、ジワジワくる怖さ。 表題作は岡山地方の方言で女郎が客に身の上話を語る形で話が進んでいくのだけれど、近親相姦とか飢餓とか間引きとか生々しさが凄かった。文章だからこそ読者の頭に陰惨な場面が想像されて余計に怖さが増してる感じ。 4編収録されているうち、やっぱり表題...
日本のホラーっぽい、ジワジワくる怖さ。 表題作は岡山地方の方言で女郎が客に身の上話を語る形で話が進んでいくのだけれど、近親相姦とか飢餓とか間引きとか生々しさが凄かった。文章だからこそ読者の頭に陰惨な場面が想像されて余計に怖さが増してる感じ。 4編収録されているうち、やっぱり表題作が圧倒的だと思ったけど他の話もジワジワと怖い。
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角川ホラー大賞を確か受賞してたはず。 なかなか面白かった! でも、紗央里ちゃんの家の方が好き。 表題作とコレラの話が好き。
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ガリガリとHP&正気度が削られるホラー。 日本人が、本能的に「こわい」と思わせるもので構成されている。 文明開化の足音の聞こえる時代、まだガス灯でも照らされない場所の、暗くて淀んだ感が凄いでている。
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凄く気になってた本だったから、思い切って読んでみた。 短編が4編なんだけど、どれもこれもおぞましい。 タイトルの「ぼっけえ、きょうてえ」は、 岡山弁で「とても、怖い」。 ホラー漫画にありそうな内容だった。 男と女の情が絡み縺れると、恐ろしい。。。
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物語の背景にある貧困の世界に何度か読むのがつらくなりましたが、止めることが出来ずに、その世界に浸ってしまった。
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遊女の寝物語で語られる怖いお話 表題作の「ぼっけえ、きょうてえ」他三本の書き下ろし。 読後感最悪という意味でかなり恐怖度高いです。 一番のオススメはやはり「ぼっけえ、きょうてえ」です。 さすがにホラー小説大賞に輝いた作品。 短編という点を除いても吸い込まれるように読んで...
遊女の寝物語で語られる怖いお話 表題作の「ぼっけえ、きょうてえ」他三本の書き下ろし。 読後感最悪という意味でかなり恐怖度高いです。 一番のオススメはやはり「ぼっけえ、きょうてえ」です。 さすがにホラー小説大賞に輝いた作品。 短編という点を除いても吸い込まれるように読んでしまいます。 ゾーっとしたい方どうぞ。
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久々に読み直して、表題作はもちろん面白(?)かったのですが、恐さと言う点では『密告函』の方がより恐かったかな、と。表題作とは違う質の恐さですが、じんわりくる恐さの方がより恐怖を感じました。女ってコワイ!
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ヒンヤリとした畳をするような、そんな静な怖さ。土着的なもの。短編集はあまり好きではないけど、これは特別。
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じめじめした暗ーい土俗的な怖さ。 日本ならでは。 なかなかよい。 短編で表題作の他にもホラー満載の話ばかり。 表題作はちょっとユーモアもあるけど、 「密告函」のほうが暗くて人間って怖い。
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方言なんだけど、いや、むしろそのおかげでかリズミカルで非常に読みやすい。表題作品が最も良かったが、他もなかなかに面白かった。
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