潜水服は蝶の夢を見る の商品レビュー
ある日突然病に倒れ、左目以外動かせなくなってしまった元ELLE編集長が書いた本 この本の読んでいるとつい、この本が「左目」とスペルを1文字づつ読み取っていった人のこまめな作業の上に製作された本であるという事を忘れてしまう 改めて思う 世界に本当に神様がいるなら、こういう障害を...
ある日突然病に倒れ、左目以外動かせなくなってしまった元ELLE編集長が書いた本 この本の読んでいるとつい、この本が「左目」とスペルを1文字づつ読み取っていった人のこまめな作業の上に製作された本であるという事を忘れてしまう 改めて思う 世界に本当に神様がいるなら、こういう障害を作ったりしない。 試練だなんて、言い訳がましい
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全身麻痺となりながらも、唯一動く左目のまばたき(20万回!)で、書かれた話し。状況は不幸と言わざるを得ない。でも、本書は、ウィットに富んで、軽やかで、まるでファッション雑誌のエッセイのよう。 海外の翻訳物は、しっくりこない時が多いけど、この本はとても自然に、内容を純粋に楽しめた...
全身麻痺となりながらも、唯一動く左目のまばたき(20万回!)で、書かれた話し。状況は不幸と言わざるを得ない。でも、本書は、ウィットに富んで、軽やかで、まるでファッション雑誌のエッセイのよう。 海外の翻訳物は、しっくりこない時が多いけど、この本はとても自然に、内容を純粋に楽しめた。訳者である河野万里子さんの他の翻訳本も読んでみたいと思った。 原題の『潜水服と蝶』よりも、邦題の『潜水服は蝶の夢を見る』ってなんて素敵なんだろうと思う。
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●フランスのノンフィクション 自由に舞う蝶の羽ばたきの様な華麗な文章の中に 人生の何たるかを見出せる、そんな本です。 静かでだけど色彩豊かな一冊
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すごいですね。 そういうこともあるんだ!という症状の現実を見るよりは、 その状態においても、ものすごい想像力と描写力を駆使して まさに文字通り「一文字一文字書き上げた」作品なんだなと思います。 妄想にふけろう。心が豊かになりそうだ。
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すべての自由を奪われても魂の叫びは消せない。 閉じ込め症候群に冒され、すべての身体的自由を奪われた『ELLE』編集長 ジャン=ドミニク。 その彼にコミュニケーションの方法を教えたのが、言語療法士アンリエットだった。 瞬きを20万回以上繰り返すことだけで、綴られた手記。 自分の...
すべての自由を奪われても魂の叫びは消せない。 閉じ込め症候群に冒され、すべての身体的自由を奪われた『ELLE』編集長 ジャン=ドミニク。 その彼にコミュニケーションの方法を教えたのが、言語療法士アンリエットだった。 瞬きを20万回以上繰り返すことだけで、綴られた手記。 自分の身体は潜水服を着たように重く動かないが、心は蝶のようにどこまでも自由なのだ。 愛する人たちや帰らぬ日々への切なく、激しい想いが読者の心に突き刺さる。 映画化されています。
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文章の構築力と暗記力と根気。その三拍子が揃っただけでも奇跡的なのに、著者はユーモアまで備えており、このユーモアを解する読み上げ書き取り人に恵まれうという幸運を有しました。 まさに奇跡の本だと思います。
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ぷいぷいの本屋さんのコーナーを見て読みたくなった本。 左目のまばたきだけでこの本が出来たなんてすごい。 映画もみてみたい。 2008.4.13
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ロックトイン・シンドロームという病気によって左目の瞬きだけで本書を執筆(読み上げてもらったアルファベットを瞬きで示すという非常に時間がかかり、原始的な方法で)した世界的ファッション雑誌ELLEの編集長の病記。仕事柄?センス?か理解しにくい表現があり(知能に障害は無い)、評価は低め...
ロックトイン・シンドロームという病気によって左目の瞬きだけで本書を執筆(読み上げてもらったアルファベットを瞬きで示すという非常に時間がかかり、原始的な方法で)した世界的ファッション雑誌ELLEの編集長の病記。仕事柄?センス?か理解しにくい表現があり(知能に障害は無い)、評価は低めにしましたが、やっぱり色んな意味ですごい人です。
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「自分という人間の内側に閉じ込められてしまった様なもの」「潜水服に覆われた....」という感覚をわずかながらでも感じさせられ考えさせられる。蝶の部分の描写も面白く彼が潜水服を着ていることを忘れてしまう。
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これはエッセイである。ただ、この本を読むとき人は、その作者が全身で唯一左瞼しか動かない人物であり、この本が、その唯一動く左瞼の実に20万回に及ぶ瞬きによって書かれたのだという驚くべき事実を考えないわけにはいかない。
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