黒い家 の商品レビュー
保険会社に勤める若槻が、金欲しさの為にわが子を殺した心無い顧客 に、第一発見者として巻き込まれる。その顧客の女は黒い家に数多くの死 体を隠していた。人を利用し、殺してまでも幸せになろうとする人間の狂気 を描いた本。 残酷な話だった。思いやる心が欠ければこうにもなっ...
保険会社に勤める若槻が、金欲しさの為にわが子を殺した心無い顧客 に、第一発見者として巻き込まれる。その顧客の女は黒い家に数多くの死 体を隠していた。人を利用し、殺してまでも幸せになろうとする人間の狂気 を描いた本。 残酷な話だった。思いやる心が欠ければこうにもなってしまうのかと感じる と共に、縁たったひとつで人生が大きく変わってしまうこともあるのだと衝 撃を受けた。
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恐ろしい。その一言に尽きます。この作品に出てきたキャラクターほどに壊れた人間というのは、流石に現実にはいないだろう。と断言することはできないところが怖い。もしもそのような人間が存在したらと思うと、心底恐ろしくなります。生命保険や、昆虫、心理学に関する事細かで丁寧な描写が、最終的に...
恐ろしい。その一言に尽きます。この作品に出てきたキャラクターほどに壊れた人間というのは、流石に現実にはいないだろう。と断言することはできないところが怖い。もしもそのような人間が存在したらと思うと、心底恐ろしくなります。生命保険や、昆虫、心理学に関する事細かで丁寧な描写が、最終的に感じられる恐怖心を増幅している。 (2007年3月読了)
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カテゴリはミステリーとしましたが、その恐怖度はホラーです。 芯まで震える恐ろしさ。 超常現象を扱わずにここまでの恐怖と戦慄を与えられるとは。 本当に怖いのは幽霊ではなく、生きている人間の心というのは本当の話なのでしょう。 随分と前に読んだ本ですが、この恐怖を超える本には未だに出会...
カテゴリはミステリーとしましたが、その恐怖度はホラーです。 芯まで震える恐ろしさ。 超常現象を扱わずにここまでの恐怖と戦慄を与えられるとは。 本当に怖いのは幽霊ではなく、生きている人間の心というのは本当の話なのでしょう。 随分と前に読んだ本ですが、この恐怖を超える本には未だに出会ってません。
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保険金取得を目的とした殺人にまつわるお話。黒い家は、見た目が暗い意味での黒さと、そこに住む人の腹黒さの意味を持っているのかと思う。黒い家の奥様の気味悪さと恐ろしさには、ただただ恐怖を覚えるのみです。がんばれ、主人公!
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貴志先生の作品の中でも特に有名なものの1つ。それだけのことはあって、まさしくホラー。久しぶりに、読んだ後でも怖さを引きずるような本でした。それも専門的な知識と感情移入させる描写の巧みさがあったからこそで、ますますファンにさせられました。ホラー好きにはお薦めできる本です。
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生命保険会社で働く若槻は、呼び出された顧客の家で死体の第一発見者となる。どうしても自殺に思えない若槻は、独自の調査に乗り出すが恐ろしい事件に巻き込まれてしまう。という内容なのですが、とっても怖さがつたわってきて、お風呂に入っているとき視線を感じましたね。 かなり怖いですけど、そう...
生命保険会社で働く若槻は、呼び出された顧客の家で死体の第一発見者となる。どうしても自殺に思えない若槻は、独自の調査に乗り出すが恐ろしい事件に巻き込まれてしまう。という内容なのですが、とっても怖さがつたわってきて、お風呂に入っているとき視線を感じましたね。 かなり怖いですけど、そういうのが好きな人は読んでほしいです。
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謎解きなし、犯人探しもなし、あるのは殺人鬼が襲ってくる恐怖。狂気とはまた別の人間の闇の深さ。物語にリアリティを持たせるために心理学や保険金事件の説明が多々入るのがちょっと中だるみ。
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うーん…… 貴志祐介さんの作品は、3冊目。(ISOLA、蒼い炎) それぞれ作者が誰か気にせず読んでいたので「へー、同じ作者だったんか」って最近知りました。 感想は…実は途中で読むのを辞めたので書けません。書く資格がないので評価は控えておきます。 ぶっちゃけるとこの方の作風は…...
うーん…… 貴志祐介さんの作品は、3冊目。(ISOLA、蒼い炎) それぞれ作者が誰か気にせず読んでいたので「へー、同じ作者だったんか」って最近知りました。 感想は…実は途中で読むのを辞めたので書けません。書く資格がないので評価は控えておきます。 ぶっちゃけるとこの方の作風は…ちょっと苦手です。現代サイコホラーというのか現代サイコサスペンスというのか… ラストが鬱展開なのもちょっと苦手。 怒られそうだけどイソラなんかは私の中ではリングと同じくくりです。
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わたしは貴志祐介の本が好きなので読んでみました。 最初は読むのに挫折しそうになりましたが、中盤あたりから面白くなっていき、読むペースが早くなっていきました。 とても面白い作品なのでお勧めです。
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いやー、怖かったです。ええ。 友人に借りたんだけど、ホラー文庫というから、幽霊とかそういう類の話だと思ってたのね、最初。私はそういう類の話はあまり好きではないので(ミステリに絡んでるくらいならべつにいいんだけど、メインなのは…ちょっと。)イヤだなあと思いつつ読み始めたんだけど、全...
いやー、怖かったです。ええ。 友人に借りたんだけど、ホラー文庫というから、幽霊とかそういう類の話だと思ってたのね、最初。私はそういう類の話はあまり好きではないので(ミステリに絡んでるくらいならべつにいいんだけど、メインなのは…ちょっと。)イヤだなあと思いつつ読み始めたんだけど、全然違いました。超常現象とか、そういう類のホラーじゃないのね。 逆に、だからこそ怖いんだなあ~。幽霊よりも、すぐそこにいるまったく理解できない常軌を逸している隣人のほうが怖いのかもしれない。目に見えるのに、その奥にはなにが沈んでいるのかわからないんだから。
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