黒い家 の商品レビュー

貴志祐介(著者)

2022/11/23

あまり面白くなくてなかなか進まず1カ月近くかけてしまった。。

なんか文章がくどくどしいんですよ、こんなに詳細に語る必要あるの？って文が盛りだくさん。読みづらかったわあ。

話の大枠的には面白くて好きな雰囲気だったのでガッカリです。
狂ったおばさんの描写はちゃんと怖かった！でもトラウマからの解放とか、それだけ？あんなに何十年も悩んでたのに？ずっと見てた悪夢も終わり？

最後もさらにゾッとさせようとしてるのかなあ。スッキリしないし好きじゃなかった。

なんといっても、猫も犬も大量虐殺されますのでただでさえ低い評価をさらにさげました！

2022/11/21

ホラーとのことでしたが、人怖系でした。
描写が丁寧なので、ものすごく不快になりながら読み進めました。(褒めています)
ただ丁寧すぎてすこしくどいなと感じる部分もありましたが。
そもそもタイトルが黒い家なので家に何かが取り憑いてるのかなと勝手に想像していましたが、家は特になんてことない普通の家でした。しかし読み終えた後だと、殺人による血が家に染み込んで黒ずみ、それがどんどん広がって家全体を侵食していく禍々しさを表しているのかなとも想像できますね。

2022/11/18

サイコパス系統のホラー。
後半、スピード感のある展開。
保険業界のことも雑学として
身につきますね。

2022/10/24

ホラーというジャンルはは必ずしも怪奇現象が起こるものではない事を恥ずかしながら初めて知る。 全般にわたって虫（特に蜘蛛）の詳細な描写が多く、苦手な人は一層恐怖を味わえると思う。 私は特に虫も苦手ではなく、しかもうっかり先のページを目にしてしまい黒幕の正体を序盤から知った状態で読んだので怖さが半減してしまい残念だったが、人語を発さずただ狂気と（凶器と）殺意を持って犯人が主人公に近付いてくる後半に入るとホラーレーベルに相応しい嫌な緊張感が漂っていた。お弁当が一つ足りないくだりは特にゾッとした。
本書と某毒物カレー事件がそっくりとも聞くが、保険金絡みである事と加害者（カレー事件の方は容疑？）が女性である事以外は共通項は無くそこまで似ているとは感じなかったなぁ。

2022/10/24

おもしろい！オバハンをここまで怖く描けるのは貴志祐介以外にいないのでは？キャラクターの会話だったり合間に挟まる専門性の高い描写のバランスが本当にうまい、ページが止まらんのですよ。

2022/10/20

あまり深く考えずに読み始めたので、実を言うと幽霊的な怖さの話かと思っていたら、ただただ人間が怖い話でした。
読みながら北九州のあの事件や尼崎のあの事件を思い浮かべたので、本当にヤバい奴が誰かはすぐに察したわけですが、前述の事件からあり得る話だと思うと余計に怖かったです。ビル襲撃はさすがにないでしょうけど（そう思いたい）。
作者さんの勤務経験もあってか生命保険についても興味深かったです。
ところでお兄さんがやっぱり守護霊なのでしょうか。ものすごい強運だな、と。

2022/10/16

日本ホラー小説大賞を受賞した、貴志祐介さんの二作目の長編です。

ホラーと言えば超常現象を扱ったものを連想しがちですが、この作品は狂気に満ちた人間の恐ろしさに焦点が当てられています。

以前に生命保険会社に勤務されていただけあって、作中でのエピソードの一つ一つが興味深く、フィクションでありながらも、実際に起こり得るようなリアリティを感じました。

また、発覚していないだけで似たようなことは既に起こっているのかも…と思わせる、考えれば考えるほど怖くなる、そんな作品でした。

2022/10/16

触らぬ神に祟りなし、逃げろ！！笑笑
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(;￣◇￣)┘
幽霊も怖いけどやっぱりヒトのほうが怖ぇぇと
思った(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

あらすじ

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。

ふぅ〜中々ハードな、物語でした。
ストーリーはめちゃおもしろい！！
故に読み入ってしまい
ほぼイッ見していました。٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
ただ…ガチガチのヒトコワ系は初めてなもので
めちゃくちゃ怖かったです(´･_･`)
この物語にでてくる。サイコパスの人が
本性を、現した瞬間から鳥肌がとまらない。
いちいち言動がこえぇーよっ！！
幽霊ならまだ、現実味がないけどね。人だとね！
現実味があるから余計に怖くなってしまった
しかも実写化もされてサイコパス役の想像しやすかった。
自分的にはサイコパスの人の小言がね！笑笑笑笑
まーじ鳥肌だった(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

疲れました。いい意味でね！笑笑˚✧₊⁎❝᷀ົཽ≀ˍ̮ ❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚
黒い家！めちゃくちゃおもしろいです！
機会があれば是非ぜひ！読んで見てください！
そう言えばまだ実写映画の方は見ていないので
見てみたくなったのでポチりまぁぁーす！！

最後に一言　なんか…死亡保険査定員の方
なんか…本当に大変ですね。ご苦労様です！！

ありがとうございます＼＼\\٩( 'ω' )و //／／

2022/10/12

恐怖の演出として
菰田幸子の異常な執念と狂気があるが
それを細かいディテールで描写しているので
実際に自分の近所に居るような現実感を感じる。

クリムゾンの迷宮でもあったが
恐怖の対象を視覚だけではなく
嗅覚や聴覚で観察するシーンによって
自己の奥底にある感覚を共有され

あの緊張感を生んでいるのだと思った。

2022/10/10

ミステリーではなくホラー。主人公が迂闊なあたりはまさにホラー映画さながら。結構あからさまなのにじわじわと怖くなるのが不思議な感覚。このデビュー作の雰囲気の成長版にして完成系が「悪の教典」な感じ。アレは面白かった。