クローズド・ノート の商品レビュー
【夢なら永遠に醒めないでほしい。 でも、これが現実なら、一瞬でも構わない。 これが一瞬でも、 私は生きてきてよかったって言える】 文房具屋でアルバイトをしている大学生の香恵は 一冊のノートを所持していた。 それは、部屋の前の持ち主が 忘れていった日記だった。 ...
【夢なら永遠に醒めないでほしい。 でも、これが現実なら、一瞬でも構わない。 これが一瞬でも、 私は生きてきてよかったって言える】 文房具屋でアルバイトをしている大学生の香恵は 一冊のノートを所持していた。 それは、部屋の前の持ち主が 忘れていった日記だった。 やがて香恵は、 そのノートのページをめくり始める・・・ 万年筆へのこだわりや ディテールを細かく描写してるシーンが とても印象的だった。 そうか、ペンにこだわるのもいいなあと 本編に関係ない部分で妙に納得したのでした。 沢尻エリカで実写化されてるけど、 映画は見たことがなかったし、 あらすじも知らなかったので、 こういう話なんだ!と素直にびっくり。 そして、最後に実話としってさらにびっくり。 ゆっくりと丁寧に、 そして愛情をかけて描かれたのがわかる作品。 文章に、人物の台詞に、愛がこもってる。 閉じられた日記を開くとき、 そこから溢れ出たものは愛だった。 【隆・・・おやすみ。あなたの夢を見るね・・・。】
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マンドリンサークルでの活動と文房具店でのアルバイトに励むごく普通の女子大生、香恵。 ある日、彼女はアパートで前の住人が置き忘れていったと思われる1冊のノートを見つける。 後日、香恵の部屋を、自転車に乗った白いシャツの男が見上げている。 偶然にもアルバイト先である文房具店...
マンドリンサークルでの活動と文房具店でのアルバイトに励むごく普通の女子大生、香恵。 ある日、彼女はアパートで前の住人が置き忘れていったと思われる1冊のノートを見つける。 後日、香恵の部屋を、自転車に乗った白いシャツの男が見上げている。 偶然にもアルバイト先である文房具店に万年筆を求めてやってきた彼に再会した香恵は、彼がイラストレーターの石飛リュウであることを知る。 度々アルバイト先に姿を見せるリュウに対して思いを寄せはじめた香恵。 そんな時、以前見つけたノートをふと思い出した香恵は興味本位でパラパラとページをめくってみた。 それは小学校教師の真野伊吹の日記だった。 香恵は新任教師として子供達に囲まれながら、ひたむきに頑張る伊吹の姿に憧れを抱く。 彼女の日記には新任教師としての毎日だけではなく、隆という名の男性へ寄せる思いが綴られていた。 ある日、リュウから自分がモデルになった絵の個展に誘われる。 そして、伊吹の日記のなかに登場する隆とリュウが同一人物であることに気づく。。。。。 届くことのなかった伊吹の思いをリュウに伝える香恵。。。。 既に映画化していたようですが、そりゃーそうなるわーと思うほどに素敵な作品。 4
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初めての作家さんだったけど読みやすくて、友人との会話とかバイトとか日常が分厚い感じがしてよかった。恋愛パートがちょっと長い気がしたけど最後の、実際合う場面の辺りからいい話だったと思えた。
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心がほっこりするおはなし。 映画で気になって気になって気になってでも観れなくて、図書館で半年くらい予約待ちしました。 日常のちっちゃいことに焦点を当ててるので(万年筆のところとか)ちょっとだらだらというか、飛ばし読みしたくなってしまった← でも、そんな万年筆が欲しくなるのが...
心がほっこりするおはなし。 映画で気になって気になって気になってでも観れなくて、図書館で半年くらい予約待ちしました。 日常のちっちゃいことに焦点を当ててるので(万年筆のところとか)ちょっとだらだらというか、飛ばし読みしたくなってしまった← でも、そんな万年筆が欲しくなるのが不思議なところ。 主人公が少しずつ少しずつ成長してるのが良いと思います。 共感できる人も多いんじゃないかな。 私も伊吹先生みたいな人になりたいな。 あんな先生になりたいな。 最後、これで終わり!?って感じがしました。 主人公のしたことはすごく素敵なことだけど、ちょっと物足りないなあ… でもあのあとの2人の関係を想像するのもいいかもしれない。 映画観たい。
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試写会で観て、すごいこの世界観に引き込まれてその日に購入・その日に読破。 すごく好きです。 映画も含めて一つの作品として思ってる。 むしろ映画の方が好き。 (だけに、初日舞台挨拶のあの失態は当時本当に残念でした)
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今までこの作家さんの本を読んだことはなかったけど、最初の数ページを読んで、つい手に取ってしまった。 結構早い時点で、話の展開が読めたけど、内容にとても共感できる部分があって、この本を読んでよかったなとおもった。
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大分以前に読み終わっている本。 おっさんなもんで「携帯サイトで連載」と聞いていて「食わず嫌い」でいたが、映画化でちょっと興味を持って読んでみたら、これがなかなか良かった。 特に大きな事件が起こるというわけでもなく、それがかえって、優しい雰囲気を最初から終わりまでずっと醸...
大分以前に読み終わっている本。 おっさんなもんで「携帯サイトで連載」と聞いていて「食わず嫌い」でいたが、映画化でちょっと興味を持って読んでみたら、これがなかなか良かった。 特に大きな事件が起こるというわけでもなく、それがかえって、優しい雰囲気を最初から終わりまでずっと醸し出している気がする。静かに三人の世界が重なり合っていくのも心地よい。「セピア色」の写真を思わせるような物語だ。 「万年筆」という小道具もこの「セピア色」の物語にぴったりだ。隆と香恵の出会いは「万年筆売り場」なのだが、そのやり取りは私に「万年筆が欲しい」と思わせるに十分だった。買ってしまいました。 生徒にも読まそうと“BOOK OFF”で買ってきたこの本を机の上に置いていたら、女性講師のK子先生が「それ、先生の本ですか?」と聞いた後に、「先生にはこの本の女心は絶対理解できないですね」とぼそっと言った。 「は~?どういう意味やねん!」
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基本はラブストーリーですが女性教師と生徒たちの心温まるふれあいが描かれた感動ヒューマンストーリーでもあります この女性教師は著者のお亡くなりになった姉がモデルになっているとのこと 至る所に愛が込められている作品です そして、この作品の一つの特徴は〈日記〉 〈日記〉を読み進めること...
基本はラブストーリーですが女性教師と生徒たちの心温まるふれあいが描かれた感動ヒューマンストーリーでもあります この女性教師は著者のお亡くなりになった姉がモデルになっているとのこと 至る所に愛が込められている作品です そして、この作品の一つの特徴は〈日記〉 〈日記〉を読み進めることでストーリーが走り始める ということで映画を観るより活字を読む方が登場人物の想いも伝わってくるのではないかと思います http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-211.htmlより
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
伊吹がもう存在しないんだろうな~ってことや、隆が誰なのかはすぐに分かるけど、あったかい気持ちになれるお話でした。 ラストもう少し書いてほしかったな。 ちょっと粗が目立つけど、ぐいぐい読めたので★4つ
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