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クローズド・ノート の商品レビュー

3.7

282件のお客様レビュー

  1. 5つ

    61

  2. 4つ

    93

  3. 3つ

    90

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2010/06/27

君代ちゃんが伊吹先生のお礼を言いたかったというくだりがホロッときた。「人間国宝」は笑った。香恵のキャラクター好きだわ、共感できるところがいっぱい。読み終えた後、暖かい余韻が残る作品。

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2010/07/14

主人公の香恵が小説ではなかなかお目にかかれないような平凡をもっているところにすごく魅力を感じました。影響されやすくて、まだ自分の発言に責任を持たない、ちょっと抜けてる女子大生。ちょっと妄想癖(っていったら大げさかな?)があるところもいい^^ 物語の初めと終わりとで香恵に劇的な変...

主人公の香恵が小説ではなかなかお目にかかれないような平凡をもっているところにすごく魅力を感じました。影響されやすくて、まだ自分の発言に責任を持たない、ちょっと抜けてる女子大生。ちょっと妄想癖(っていったら大げさかな?)があるところもいい^^ 物語の初めと終わりとで香恵に劇的な変化があるわけでもないのに最後には彼女の良さがこっちに伝わってくるから愛着を感じてしまいます。 あと伊吹先生と君代ちゃんのお母さんの手紙のやり取りを読んで、教師という職業の大変な一面を垣間見れた気がします。本当に先生ってすごい!

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2010/06/09

読んでいながら、時には香恵のアルバイト先で、万年筆を選ぶのに夢中になったり、時には伊吹先生のノートを一緒になって読んでいるような錯覚に陥ったり… すーっと本の中に入っていくことができました。 だから、最後の展開がするすると分かってきた時、香恵と一緒に純粋に驚いてしまいました。

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2010/06/03

全体的に先の読めるストーリーやったけど 先が読めても問題なくおもしろかった。 静かで優しくて悲しくて、いい本やった。

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2010/05/29

けっこう前に買ってあったのだけど、パラパラとめくって、なんとなく 読む気が進まなかった、この本。 ところが、「犯人に告ぐ」を読み終えて、雫井さんのテンポに乗せられて 解説のところを読むと、この「クローズドノート」は、犯人に告ぐが大藪晴彦賞を取った後の 最初の作品で、まったく違っ...

けっこう前に買ってあったのだけど、パラパラとめくって、なんとなく 読む気が進まなかった、この本。 ところが、「犯人に告ぐ」を読み終えて、雫井さんのテンポに乗せられて 解説のところを読むと、この「クローズドノート」は、犯人に告ぐが大藪晴彦賞を取った後の 最初の作品で、まったく違った恋愛ものを描いている。とあったので。 しかもそれが、単なる恋愛ものでは実はない。という すると、同じテンポで、進む進む。 移入できなかった部分。 それは、主人公の教育学部に通う女子大生、香恵が自分の部屋に 残してあった、見知らぬ主のノートを読んでいた内容だったのだ。 文具店でバイトする香恵。 父からプレゼントされた万年筆に魅せられ、 そんな万年筆が、たくさん並ぶ、その文具店にバイトをするようになる。 や~万年筆に詳しいこと、詳しいこと!!! フェアの部分だけでも、読み応えあったし。 そこへやってきた、イラストレーター石飛さんとの出会い。 出会いとは、その人を意識することで、はじめて出会ったと感じるんですよね。 わかります?なんていう香恵の言葉や 香恵の素直な心、 大学生で、こんなにも人の気持ちが分かるなんて、すごいな。と思ったり。 いや、そのノートに出会ったことで、勇気をもらい 人の気持ちも理解していったのだと思ったり。 なんだか、不思議な物語だった。 その人物相関図といったら、 さすが。 恋愛小説だけではないという、ミステリ要素が、ここに・・! これも、映画化されてるけど、まったく興味なく見ていなかったのが とても良かったかもな。うん。

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2010/05/26

この本は、映画化でも話題になりました。さらには、沢尻エリカさんの言動でも。。。 でも、あのイメージは消してしまってください。 とっても温かくて、切なくて、やさしい物語です。色でいうと、薄いやさしいピンク色のイメージ。本の中に出てくる先生が、大好きです。やさしくて温かい。

Posted byブクログ

2010/05/25

読み始めから人物相関図もオチも全部わかっちゃうのに。不思議と読むのをやめられなかった。 児童ものは、ついつい涙腺弱まる。伊吹先生に会いたい。

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2011/05/21

■一瞬でも構わない。これが一瞬でも私は生きていてよかったと言える――。 香恵は文具店でのバイトと音楽サークルの活動に勤しむ、ごく普通の大学生だ。友人との関係も良好、アルバイトにもやりがいを感じてはいるが、何か物足りない思いを抱えたまま日々を過ごしている。ある日、自室のクローゼッ...

■一瞬でも構わない。これが一瞬でも私は生きていてよかったと言える――。 香恵は文具店でのバイトと音楽サークルの活動に勤しむ、ごく普通の大学生だ。友人との関係も良好、アルバイトにもやりがいを感じてはいるが、何か物足りない思いを抱えたまま日々を過ごしている。ある日、自室のクローゼットで、前の住人が置き忘れたと思しきノートを見つける。興味本位でそのノートを手にする香恵。閉じられたそのノートが開かれた時、彼女の日常は大きく変わり始める――。

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2010/04/22

 文房具店でアルバイトをしている教育大生の香恵は、自分の一人暮らしの部屋で前の住人のものと思われるノートを見つけた。どうやら落とし主は小学校の先生をしている真野伊吹という女性のようで、悪いと思いつつも香恵はそれを読んでいるうちにそのノートに綴られた学校生活や真野先生の恋愛に強く共...

 文房具店でアルバイトをしている教育大生の香恵は、自分の一人暮らしの部屋で前の住人のものと思われるノートを見つけた。どうやら落とし主は小学校の先生をしている真野伊吹という女性のようで、悪いと思いつつも香恵はそれを読んでいるうちにそのノートに綴られた学校生活や真野先生の恋愛に強く共感していく。香恵も、バイト先に万年筆を真剣に選びにきていたイラストレーター・石飛隆にほんのり恋心を抱き始めたところだったのだ。 装丁に魅かれて手にとった。作者の他の作品を読んでいたため、恋愛小説といいつつも少しはミステリ要素が入ったりするのかなぁなんて思っていたけれど、全然そういうのはなく、素直な恋愛小説という感じ。香恵と石飛さん、そして真野先生と隆の恋。どこかで重なるのだろうとは思ったけれど、それは少し切ない重なり方で。なんだかこの作品の中でちょっと異質な設定だなぁと思っていたら、あとがきまで読んでその理由がわかった。作者のお姉さんは、教師をしていたが不慮の事故で亡くなられたそうで、それがモチーフになっていると。ということで、真野先生の文章は一部その姉のものがそのまま使用されているとのこと。へぇ~。恋愛部分以外、真野先生の小学校教師としての奮闘ぶりもこの話の大きな見どころなのだろうが、残念ながら私は教師に憧れる気持ちが全くない(どころか学校嫌いで今後一切関わりたくないくらいな)ため、そこは共感できず申し訳ない。でも教師の友達には今度、「読んだことある?ないならどう?」とすすめてあげようと思える作品ではあった。まぁ、たまにはいいかな、こういうのも。あと、万年筆の奥深さにはびっくり。うんちくはちょっと長すぎた感もあるけれど。

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2013/05/12

真野先生みたいな先生に出会いたかった。これが教育というものを持っていて、生徒も惹かれるだろう。おすすめ。

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