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ハゲタカ(上) の商品レビュー

4.2

255件のお客様レビュー

  1. 5つ

    99

  2. 4つ

    97

  3. 3つ

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バブル崩壊以降、低迷…

バブル崩壊以降、低迷し続ける日本経済界に現れた外資系の投資ファンド 通称「ハゲタカ」    彼らは一見すれば強引で汚いイメージだが、主人公・鷲津の買収はその鮮やかな手口にむしろ引き込まれる。     何が企業をここまで追い詰めたのか?   何が日本をここまで狂わせたのか?  難し...

バブル崩壊以降、低迷し続ける日本経済界に現れた外資系の投資ファンド 通称「ハゲタカ」    彼らは一見すれば強引で汚いイメージだが、主人公・鷲津の買収はその鮮やかな手口にむしろ引き込まれる。     何が企業をここまで追い詰めたのか?   何が日本をここまで狂わせたのか?  難しいが、その分すごく勉強になる一冊

文庫OFF

ドラマではまりました!

ドラマ化された経済小説。外資系ファンドによる瀕死状態の企業買収と、そこからの鮮やかな再生……。絡み合う人間関係も含め、リアルに描いた衝撃作です。買収にまつわる知識も得られて、一石二鳥かも?

やま

2024/06/07

以前NHKのドラマで大ヒットした作品の原作。 とにかく面白かった。 経済小説といえば古くは城山三郎や高杉良、最近では池井戸潤の半沢直樹シリーズなどヒット作も多いが、なぜ面白いのだろうかと考えてみた。 まずは基本的に経済のディープな仕組みやルールに私たちが詳しくないこと。本来経...

以前NHKのドラマで大ヒットした作品の原作。 とにかく面白かった。 経済小説といえば古くは城山三郎や高杉良、最近では池井戸潤の半沢直樹シリーズなどヒット作も多いが、なぜ面白いのだろうかと考えてみた。 まずは基本的に経済のディープな仕組みやルールに私たちが詳しくないこと。本来経済に関する事柄は自分たちの生活に密接な関係があるため色々な事を知っておかねばならないはずだが、私たちは思った以上に経済について疎い。なのでこういう作品を読んでいると「なるほど」「そうなんだ」と思うことが度々出てくる。 次に主な登場人物がその経済分野で「プロフェッショナル」であることだ。主役も相手方もプロ同士。本作であれば鷲津も芝野も飯島もみんな一流の金融プロフェッショナルだ。逆に知識がハンパなアマチュアは作中で活躍できず脇役や犠牲者となる。野球、サッカー、将棋、アーティストなどなど、どの分野でもプロフェッショナルの華麗な技は人々を魅了する。 最後に多くの経済小説ではバトルが繰り広げられることも面白い要素として大きいだろう。経済分野でのプロ同士の戦いは、ファンタジー世界での戦いや現実の戦争と同様に、双方があらん限りの知恵と力を振り絞り、権謀術数を張り巡らせ、深遠な読み合いを繰り広げる。バトルはいつの時代も最も面白い読み物の一つだ。 本作は三和銀行、金谷ホテルや足利銀行などバブル崩壊後に実際に起きた事をベースに書かれているものが多い。そういう意味ではエンターテインメントであり現代史の解説書でもある作品といえるかもしれない。

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2024/05/09

ドラマでも話題になった「ハゲタカ」の原作。 真山さんは好きな作家で、 大昔にこの本も読んでいたのですが、 久しぶりの再読です。 さすがに昔に読んだほどの衝撃は受けませんでしたが、 それでもストーリー展開を楽しみながら読めました。 (ストーリー自体はほぼ忘れていましたが…。) ...

ドラマでも話題になった「ハゲタカ」の原作。 真山さんは好きな作家で、 大昔にこの本も読んでいたのですが、 久しぶりの再読です。 さすがに昔に読んだほどの衝撃は受けませんでしたが、 それでもストーリー展開を楽しみながら読めました。 (ストーリー自体はほぼ忘れていましたが…。) この本が出た当時とは時代の状況も異なり、 株主至上主義みたいな考え方も変わりつつありますが、 それでも当時の空気感を実体験できる良書です。 下巻も再読したいと思います。

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2024/01/20

著者の作品を初めて読んだ。 外資系の投資銀行やファンドのひとたちとは仕事で時々一緒になるが、今や環境適応後なのか、そんなにガツガツ感は感じないのだげど、バブル崩壊頃の日本市場参入時の報道の雰囲気って確かにこんなだったなあ、と思い出した。 特に、長銀を買ったリップルウッドと弱腰...

著者の作品を初めて読んだ。 外資系の投資銀行やファンドのひとたちとは仕事で時々一緒になるが、今や環境適応後なのか、そんなにガツガツ感は感じないのだげど、バブル崩壊頃の日本市場参入時の報道の雰囲気って確かにこんなだったなあ、と思い出した。 特に、長銀を買ったリップルウッドと弱腰大蔵省の間の交渉劇は、税コストを負担している側としては腹立たしい限りだ。 一方で、淀みや歪みを高速で正していくああいう勢力は、必要悪というよりは高付加価値産業といって良いのだろう。 三葉銀行のバルクセールの札の開け方は、確かに、入札者がクレームをするだけあって、「そりゃないだろう」というくらい不正がしやすいプロセスだった。不良債権処理にバンガーがのたうち回っていたときは、(放漫貸付のみならず、不良債権処理においても)本当にあんな杜撰なやり方をしていたのだろうか。。 ともあれ、下巻が楽しみ。

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2023/03/26

自分を抑制する難しさと傲慢さに対する自戒の大切さを強く感じました。 下巻を早く読もうと思います。 「そんな恐ろしいことがないとええんやが・・・」

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2022/11/10

再生に関する専門書も良いが、業界の全体間や雰囲気をざっくりと楽しく掴むなら、この本は非常に良いと思った。 一瞬で読み終わった。

Posted byブクログ

2022/10/03

 難しい話なのかなーと思って少し 敬遠していたけれど、読んでみると、 とても読みやすい。しかも面白い。 鷲津さんや芝野さん、貴子さんなどの 登場人物の個性や、息をもつかぬ 戦いのようなやりとりに引き込まれた。 そして、リッチな彼らの佇まいが カッコいい。 下巻も楽しみです。

Posted byブクログ

2022/08/31

随分昔に読んだはずながら、雑学が身についた今、久しぶりに読むと、シンプルな内容ながら、あらためて面白い。フィクションながらモデルがあるので置き換えながら読むと色んな事が記憶に蘇りました。バブル崩壊後の日本、外資、政策。下巻読むのが楽しみ。

Posted byブクログ

2022/07/29

小学生の時にNHKでドラマ。 あの時の鷲津政彦とアランのかっこよさが蘇ってきた。 ハゲタカビジネスについて、ドラマを見ていた当時はなんのこっちゃであったが、上巻を読んで6割くらいは理解。銀行にとっては膨れ上がった不良債権を処理できるという意味で旨みがあるが、その債権を買い取って...

小学生の時にNHKでドラマ。 あの時の鷲津政彦とアランのかっこよさが蘇ってきた。 ハゲタカビジネスについて、ドラマを見ていた当時はなんのこっちゃであったが、上巻を読んで6割くらいは理解。銀行にとっては膨れ上がった不良債権を処理できるという意味で旨みがあるが、その債権を買い取ってからその債務者である企業を再建させるところがまだ出てきていなかったり端折られてる。「安く買って高く売る」の高く売る部分がフワッとしか分かっていない。 まぁなんにせよ自分の仕事とは緊張感が違いすぎた。こういう世界も少し憧れる

Posted byブクログ