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ハゲタカ(上) の商品レビュー

4.2

255件のお客様レビュー

  1. 5つ

    99

  2. 4つ

    97

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2014/02/09

読了。 難しくて読むのになかなか時間がかかる(金融・経済に対する知識がほんとにない自分にとってはすぐ立ち止まってしまう)けど、 世の中には知っておくべきことがたくさんあるんだよなあ、とか思う。 史実に基づいている物語が強いのは、リアリティが訴えかけてくるからだ、と思いま...

読了。 難しくて読むのになかなか時間がかかる(金融・経済に対する知識がほんとにない自分にとってはすぐ立ち止まってしまう)けど、 世の中には知っておくべきことがたくさんあるんだよなあ、とか思う。 史実に基づいている物語が強いのは、リアリティが訴えかけてくるからだ、と思います。 下を読み終わったときには、「面白かった!」って、言いたい。 もうちょっとさくさく理解してみたいなあ、不良債権ビジネスとかハゲタカビジネスとか、いろいろ。

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2014/01/19

少し名前は変えているけど実際にあった事件の内情が 概略として掴めると思います。 テーマ自体の面白さがあるので上下巻とも一気に読めましたが、 小説としての面白さ、という点ではどうかなって感じですね。 鷲津はカッコいいし、情報小説としては良いと思いますが。

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2014/01/06

経済小説の面白さを教えてくれたのは池井戸潤だった。 池井戸潤の小説と比べて、本作品はマクロな経済を扱っているという印象。 日本やアメリカの経済全体を俯瞰した作品である点が大きく異なる。 登場人物の視点で話は進められるが、「これは序章に過ぎなかった…」みたいな言い回しが挿入され...

経済小説の面白さを教えてくれたのは池井戸潤だった。 池井戸潤の小説と比べて、本作品はマクロな経済を扱っているという印象。 日本やアメリカの経済全体を俯瞰した作品である点が大きく異なる。 登場人物の視点で話は進められるが、「これは序章に過ぎなかった…」みたいな言い回しが挿入される。興ざめだ。せっかく物語に入っているのに、急に引き剥がされる感じ。 もう一つ残念なのが、主人公鷲津に魅力を感じない。俺は何でもわかってるぞ…という雰囲気が苦手。あくまで上巻までの感想だが…。 しかし、全体的なストーリーはよくできていて、続きが気になってついついページを捲ってしまう。 下巻も楽しみです。

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2013/11/06

むむ、難しい。でも面白い。ただ、なんとなくセリフが全部くさい。ちょっとそれで白けるというか…現実味がなちというか。

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2013/10/19

リアル感のある経済小説。 全く自分の住んでいる世界と、関係ない世界と思い込んでいたけど、 案外身近に感じた。

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2013/10/20

半沢直樹で経済小説にハマったので読んでみた。 半沢は銀行内部の権利闘争がメインだが、ハゲタカは銀行を相手取った企業買収の話。 直接的に物語へは絡んでこないが、山一證券の倒産など実際に起こった出来事が取り上げられていて興味深い。 続きが気になる。

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2013/09/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

バブル直後の不良債権処理のお話。 僕らの世代はバブルと言う者を知らないが,このようなエゲツナイ債権 処理が行われていたとは今のコンプライアンス風潮からは考えられない な。 半沢直樹よりも深いが,半沢の様な痛快さは無い。 個人的にはこっちのドロドロ感が好き。 90年代前半の外資ってやりたい放題なんだね。

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2013/09/09

以前から気になっていた本ではあったのですが、何となく読む機会を逸していたところ、母が読んでおもしろかったからということで回ってきました。 読んでみると、今となってはちょっと懐かしい感じ。そういえば1990年代というのは、外資アレルギーが酷かったんだなということを思い出しました。今...

以前から気になっていた本ではあったのですが、何となく読む機会を逸していたところ、母が読んでおもしろかったからということで回ってきました。 読んでみると、今となってはちょっと懐かしい感じ。そういえば1990年代というのは、外資アレルギーが酷かったんだなということを思い出しました。今では日本でもグローバル企業の株を海外のファンドが持っているのはすっかり当たり前になりましたが。結構金融の難しい話をテーマにしているのに、非常にわかりやすくスリリングなストーリーにしてくれているので、すんなりと楽しめます。

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2013/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この手の経済小説を読むのはあまりないので、読んでみて非常に新鮮だった。このハゲタカシリーズはもっと読みたいと思った。 ただ結構人物関係が複雑な気がした。あと、4年以上に渡って出来事が書かれているから、一気によまないと前によんだ内容を忘れるのかなとも思った。この手の小説の特徴なのかもしれないけど、上巻のほんと最初の方でかかれていたことが、下巻の最後の方とつながるというのも、良いとは思うけど、ちょっと離れすぎ? でも、小説自体は非常に興味深く、すごい。

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2013/06/23

「ゴールデン・イーグル」の異名を持つ凄腕のファンド・マネージャー鷲津、大手銀行の国際金融畑を歩みながら企業再生のキーマン「ターンアラウンドコンセントレート」となる柴野、そして自らの人生の全てをホテルの理想を追い求めることに捧げた、ミカドホテルの若き後継者松平貴子。この三人がそれぞ...

「ゴールデン・イーグル」の異名を持つ凄腕のファンド・マネージャー鷲津、大手銀行の国際金融畑を歩みながら企業再生のキーマン「ターンアラウンドコンセントレート」となる柴野、そして自らの人生の全てをホテルの理想を追い求めることに捧げた、ミカドホテルの若き後継者松平貴子。この三人がそれぞれの思いを持ちながら、錯綜し時に共鳴する。 いわゆる「ハゲタカ・ファンド」という外資系のファンドがあることは聞いたことがあった。ニュースなどで耳にした程度、なんとなくダーティなイメージがあるだけで、それも理由もなく、実際にどんなことをしているのかは想像をしたことがなかった。  簡単にいうと、彼らは会社を安く買い、それを高く売ることで差益を得ている。その過程で「企業価値を高める」ために、ファンドは手段を選ばない。金融市場は国や地域によってその成熟度が違う。そのタイムラグやギャップを利用し、目的を達成するためにありとあらゆる手段を講じる鷲津は、単なる読者でしかない自分ですら「ああ・・敵じゃなくて良かった」と思ってしまうほど、「ハゲタカ」である。 「金に色はない」という言葉が出てきた。善を行うも悪を為すも、使う人間次第。「ハゲタカ」は市場の掃除屋であり、起業の再生家という側面も持つ。とにかく、いろんな人間の思惑が交差する頭脳ゲームが楽しみたい人にオススメ!特に知識のバックグラウンドがなくても、まったく問題なしです。

Posted byブクログ