ハゲタカ(上) の商品レビュー
小学生の時にNHKでドラマ。 あの時の鷲津政彦とアランのかっこよさが蘇ってきた。 ハゲタカビジネスについて、ドラマを見ていた当時はなんのこっちゃであったが、上巻を読んで6割くらいは理解。銀行にとっては膨れ上がった不良債権を処理できるという意味で旨みがあるが、その債権を買い取って...
小学生の時にNHKでドラマ。 あの時の鷲津政彦とアランのかっこよさが蘇ってきた。 ハゲタカビジネスについて、ドラマを見ていた当時はなんのこっちゃであったが、上巻を読んで6割くらいは理解。銀行にとっては膨れ上がった不良債権を処理できるという意味で旨みがあるが、その債権を買い取ってからその債務者である企業を再建させるところがまだ出てきていなかったり端折られてる。「安く買って高く売る」の高く売る部分がフワッとしか分かっていない。 まぁなんにせよ自分の仕事とは緊張感が違いすぎた。こういう世界も少し憧れる
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TVドラマにもなった小説。経済小説は現実に起こったことをモチーフに書かれていることが多いため、その当時なにが起こったのかを確かめながら読むと楽しめる。本巻は主にバブル崩壊後の相次ぐ金融機関・証券会社の破綻の時期と重なる。 本巻では、中小の同族企業の経営者の救いようのない様が描か...
TVドラマにもなった小説。経済小説は現実に起こったことをモチーフに書かれていることが多いため、その当時なにが起こったのかを確かめながら読むと楽しめる。本巻は主にバブル崩壊後の相次ぐ金融機関・証券会社の破綻の時期と重なる。 本巻では、中小の同族企業の経営者の救いようのない様が描かれているが、現実もそれほど変わらないのだろう。また、放蕩経営に銀行が噛んでいたのもそうだろう。このあたりの内容は、江上剛氏の『小説 金融庁』にも共通する。 経済小説は専門用語が出てくることも多いが、きちんと解説がなされている。その意味で、経済や金融を学ぶとっかかりとして経済小説を読むことは有益だと思う。
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大好きなシリーズになりました。 この本を手にした人は幸せモノです。この本は始まりの始まりです。これからしばらくこのシリーズを追いかけて、読むべきものが沢山!
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ドラマ一部の完結編を録画しそこね、貴子のホテルの行方がどうしてもきになりつつ、やっとここまで到着。 鷲津が綾野剛くんに脳内変換され、難しい話だけれどなんとか理解が追いついてる。 高度成長期からバブル崩壊。腐敗の進む日本経済。 彼の活躍と、そして、割腹自殺した男(彼の父親??)の闇...
ドラマ一部の完結編を録画しそこね、貴子のホテルの行方がどうしてもきになりつつ、やっとここまで到着。 鷲津が綾野剛くんに脳内変換され、難しい話だけれどなんとか理解が追いついてる。 高度成長期からバブル崩壊。腐敗の進む日本経済。 彼の活躍と、そして、割腹自殺した男(彼の父親??)の闇。そして問題のミカドホテルの行方は? 下巻に続きます。
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ポストバブル世代の自分にとって、バブル時代に何が起こったのかは、知らないが、怖いのは他人任せ、他責になる事だと感じた。
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ちきりんブログで紹介されていた本。 バブルがはじけた直後の日本を舞台にした、外資による日本企業買収・立て直しの本。 面白かった。 けど、再読はしない。
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物語としても、現実に沿ってる点も、職種としても業界としても、面白いなぁー!! この世界に、興味がある(自分が闘えるとは到底思えないけど・・・) ----------------------- ビジネスで失敗する最大の原因は、人だ。 味方には、その人がこの闘いの主役だと思わせ、 ...
物語としても、現実に沿ってる点も、職種としても業界としても、面白いなぁー!! この世界に、興味がある(自分が闘えるとは到底思えないけど・・・) ----------------------- ビジネスで失敗する最大の原因は、人だ。 味方には、その人がこの闘いの主役だと思わせ、 敵には、こんな相手と闘って自分は何て不幸なんだと思わせることだ。 そして、牙や爪は絶対に見せない。 そこまで細心の注意事項を払っても、時として人の気まぐれや変心、ハプニングのせいで、不測の事態が起きるんだ。 だから、結果を焦るな。そして、馴れ合うな。
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ドラマ化されるというので読んでみた。経済小説だが、内容も難しくなく、すらすらと読めた。読み応えもあって面白いものであった。銀行とホテル、ハゲタカファンドといった経済の動きが目まぐるしく変化して行く中で、鷲津とホテルオーナーの娘さんの貴子とのやりとりが緊迫感の中に気遣いやお互いの大...
ドラマ化されるというので読んでみた。経済小説だが、内容も難しくなく、すらすらと読めた。読み応えもあって面白いものであった。銀行とホテル、ハゲタカファンドといった経済の動きが目まぐるしく変化して行く中で、鷲津とホテルオーナーの娘さんの貴子とのやりとりが緊迫感の中に気遣いやお互いの大変さなどを思いやるシーンが良かった。不良債権がどれほど重くのしかかったものかをひしひしと伝えさせ、銀行としての立場やシビアな事情、銀行員としての覚悟や人生を賭けた立て直していく姿が良い。貴子がホテル再建への誓いがどうなるか下巻へ。
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面白かった。経済小説であり金融用語が飛び交うが、著者が元新聞記者というのもあるのか初心者にもわかりやすく解説されており、勉強にもなる。 鷲津、貴子、アラン、リン、芝野、飯島ら登場人物も個性的で読み手を飽きさせない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
経済の小難しい話かと思い、初めのうちはなかなか読み進められなかったが、鷲津さんの話・芝野さんの話・日光のホテルの話・えびす屋の話と整理できてきたら、おもしろくなってきた。 それぞれの今後がどうなるのか楽しみに下巻を読もう。
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