つむじ風食堂の夜 の商品レビュー
ビレッジバンガードで発見。表紙に魅かれた。 美味しそうなお話かと思えば、食べ物への商店は結構低かった。 江國さんのホテルカクタスぽい気もしたりいろいろ。 ざっと読んでからじっくり読むとぐっときました。深いところで色んなものがつながっているの。 「もし、電車に乗り遅れて、ひとり駅...
ビレッジバンガードで発見。表紙に魅かれた。 美味しそうなお話かと思えば、食べ物への商店は結構低かった。 江國さんのホテルカクタスぽい気もしたりいろいろ。 ざっと読んでからじっくり読むとぐっときました。深いところで色んなものがつながっているの。 「もし、電車に乗り遅れて、ひとり駅に取り残されたとしても、まぁ、あわてるなと。 黙って待っていれば、次の電車の一番のりになれるからって。」 という台詞が気に入りました。
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よかった。特になにもないといえば、なにもないんだけど、日常から少し浮きあがった感じの世界観がよい。稲垣足穂から毒を抜いた感じ。
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2008年の第1冊目。お正月に読むのに相応しい、マッタリした幸福感が得られる作品でした。 童話のような、ファンタジーのような、でも少し何かが違う。フワリフワリと暖かく。 私の読み方が最後に少し荒くなってしまいました。それが残念。暖炉に暖めながら、飲み物を片手に、ユックリ楽しみたい...
2008年の第1冊目。お正月に読むのに相応しい、マッタリした幸福感が得られる作品でした。 童話のような、ファンタジーのような、でも少し何かが違う。フワリフワリと暖かく。 私の読み方が最後に少し荒くなってしまいました。それが残念。暖炉に暖めながら、飲み物を片手に、ユックリ楽しみたい。そんな思いにさせられる本でした。
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「つむじ風食堂」とか「月船アパート」とか、ネーミングが良い。 階段の途中にオレンジがおかれていて、手にとると、香りが広がった、ってとこ、『檸檬』みたいで良かった。果物と光に包まれるってところも。
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休日に読みたくなる感じと言われ購入。結局なんてことない平日に読んでしまいましたが、意味がなんとなく分かりました。ほっこりするというか、時間の流れがゆったり感じた。 雨ってそのうちやむからいいのね。
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作者は食べ物屋を中心に本を書く人ですか?(前読んだのは、サンドイッチ屋だった)装丁者としては有名ですが。なんとも美味しそうな食べ物が出てきます。そこに集まる人達も、小奇麗な嫌味のない人ばかり。本来食べ物屋には不向きな猫までが、よい味を出していて。現実離れしているようで、懐かしい。...
作者は食べ物屋を中心に本を書く人ですか?(前読んだのは、サンドイッチ屋だった)装丁者としては有名ですが。なんとも美味しそうな食べ物が出てきます。そこに集まる人達も、小奇麗な嫌味のない人ばかり。本来食べ物屋には不向きな猫までが、よい味を出していて。現実離れしているようで、懐かしい。宮沢賢治っぽい気もします。又世田谷線の町並みを思い出しました。
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クラフト・エヴィング商曾の物語作家、吉田篤弘の本。なにか特別な事件が起こるわけではないですが、雨の日とかにゆるりと読むにはうってつけ。
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大好きな吉田篤弘氏。読んでいると心の奥底から何か引き出せそうな気持ちになります。あたたかく、雰囲気のいい素敵な1冊。
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手品師の息子で、雨を降らせる研究をしている男が主人公。「空ばかり見ていた」のデ・ニーロ親方がここでも出てきます。渋くてカッコイイ。
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実は「それからはスープのことばかり考えて暮らした」の街とはとなり街の設定☆ 吉田篤弘ワールド。o ○
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