魔王 の商品レビュー

伊坂幸太郎(著者)

2009/10/04

「小説の力」を証明する興奮と感動の新文学
不思議な力を身につけた男が大衆を扇動する政治家と対決する「魔王」と、静謐な感動をよぶ「呼吸」。別々の作品ながら対をなし、新しい文学世界を創造した傑作！
【感想】
http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50737151.html

2009/10/04

えーっとこれで伊坂幸太郎何冊目だ？10冊目か11冊目？残すところ後「砂漠」だけになりました。

ムッソリーニを彷彿とさせるファシスト的な政治化「犬養」に対抗する兄弟の話。それぞれ「超能力」を持っている。伊坂幸太郎作品の中ではちょっと「黒め」というか怖めな作品。雰囲気としてはグラスホッパーに似ているかも知れない。けど僕はグラスホッパーよりこっちのほうが好き。希望があるし。

伊坂幸太郎の書く「兄弟」というのはいつもいい感じ。「重力ピエロ」の二人にしても。男兄弟いないからよくわからないんだよなぁ。

それと内容とはあまり関係ないけど、装丁が凝ってる。外側はシンプルすぎるくらいにシンプルで「どうもなぁ」と思うけど、表紙をはずしてみると渋い。持ってる方でまだ中を見てない方は見てみたほうがいいですよ。

2009/10/04

人を見つめてイメージすることで
他人に自分の思ったことを
言わせる能力をもった男。
会社の同僚で確認、弟でテスト
能力を使うと呼吸困難に陥る
アメリカ,アジアの大国に
サッカー日本代表選手が米国との
試合後、刺殺。日本でもマックが
襲われる。英会話教室の帰化した
アンダーソンの家が放火される
ファシズムの恐怖を心配。煽る
政治家の演説で、「信じるな」と
言わせるが、自分は死んでしまう
行き着けBarのマスターはテレパシーの能力があり、自分だけの
能力とは思うなと忠告される。
呼吸
兄の死んだ5年後、弟夫婦は仙台に
引っ越す。じゃんけんで負けない
競馬でも100円が150万になる。憲法9条の改定で国民選挙。首相になった犬養。襲われても心臓麻痺で犯人死亡。マスターの仕業か？
誰かが犬養を守っている。弟の仕事は猛禽類調査。空を一日見上げている。公表しようと
した上司は飛ばされる。送別会の
席で趣味の競馬の話。毎週出張と称して中央競馬に通う。預金通帳には1億円以上。
大きな流れを止めるのに使う予定
妻の会社で不祥事。

2009/10/04

憲法が改正されファシズムの兆候がみられる近未来の日本が舞台。
超能力が使える主人公達のささない抵抗が面白かった。
こんな世の中になったらばヤダなぁ〜

2009/10/04

うーん......どう考えたら良いのか、ちと消化不良。確かに主人公がいうように、ファシズムではないが皆が一様というのも気持ち悪い。

2009/10/04

ちょっとむずかしかったかな。
でもいろんな問題ってか、現在の日本の在り方とか交錯してて考えさせられたり。
ちょっと前に読んだから忘れちゃったってのがイチバンかな！？（笑）
だめじゃん。。。

2009/10/04

060916　群集心理の怖さ。宮沢賢治と戦争。憲法改正。現代の情勢を切り取ったような世界で行なわれる戦い。犬養首相が怖すぎる。

2009/10/04

７０年代の安保闘争の学生？いやそうじゃない。もっと考えろ考えろマグガイバー
！兄弟の力で世の中が変えらるのだろうか
。だが本来ヒトは自分の力を理解しているのか考えさせられる。　☆伊坂の初めの一冊。
随所に考えさせられる言葉といい趣味が散らばめられている。期待の作家さん。

2009/10/04

面白くない････こともないのですが、やはりオーデュボンなどと比較してしまうと見劣りがするといわざるをえない感じです。
あと少し、もう少し時間をかけてほしかったかもしれません。

2009/10/04

初めて読んだ伊坂幸太郎。無理なく本の世界に入っていけて、読みやすかった。別の作品も読みたくなりました。