1,800円以上の注文で送料無料

魔王 の商品レビュー

3.5

528件のお客様レビュー

  1. 5つ

    75

  2. 4つ

    178

  3. 3つ

    192

  4. 2つ

    40

  5. 1つ

    11

レビューを投稿

2009/10/04

政治?の話なんだろうかコレは… おもしろかったです!兄ちゃんと弟くんのブラコンぶりが可愛い。ラストがいまいち

Posted byブクログ

2009/10/04

愛の反対語は憎悪ではない。無関心だ。 群集に納まってしまえば個人が死ぬ。 大衆の中にいても己を見失わず、信念を貫ける人になりたいという話・・・かな?

Posted byブクログ

2009/10/04

はじめは伊坂さんらしく、ギャグも織り交ぜてあって、思わず笑っちゃうんだけど、だんだん恐ろしさがおなかの底から体中に広がっていきました。

Posted byブクログ

2009/10/04

人に自分の思ったことを言わせることが出来る超能力を得た男性が、どこか恐ろしいところへ向かおうとしている日本の為にあることを計画する… 連作で2作品収録なんですが、2作目は上記の男性の弟の話でした。じゃんけんに負けたことのないという彼が気づいた自分の能力とは…?そしてそれに気づい...

人に自分の思ったことを言わせることが出来る超能力を得た男性が、どこか恐ろしいところへ向かおうとしている日本の為にあることを計画する… 連作で2作品収録なんですが、2作目は上記の男性の弟の話でした。じゃんけんに負けたことのないという彼が気づいた自分の能力とは…?そしてそれに気づいた彼はその力を一体何に使おうとするのか。 伊坂テイストはあるものの、ちょっと消化不良感のある話かな? 長編の一部分という感じがしてしまいました。

Posted byブクログ

2009/10/04

相変わらず伊坂さんの本に出てくる登場人物は魅力的です。 今回の主人公である<安藤兄弟>も、弟の彼女の詩織ちゃんも、 うまく言葉では表現できないけど、とてもいい感じです。扱う題材は難しくって何が正しいのかを考え始めると頭がウニになっちゃいますけど、<安藤兄弟>の会話と雰囲気は素敵で...

相変わらず伊坂さんの本に出てくる登場人物は魅力的です。 今回の主人公である<安藤兄弟>も、弟の彼女の詩織ちゃんも、 うまく言葉では表現できないけど、とてもいい感じです。扱う題材は難しくって何が正しいのかを考え始めると頭がウニになっちゃいますけど、<安藤兄弟>の会話と雰囲気は素敵です。

Posted byブクログ

2009/10/04

『考えろ考えろマクガイバー』この小説の主題は小難しい政治問題やファシズムなんかではなく、自分が大衆という川の流れの中でたった一滴の水、一匹の魚になったときいかにして自己を保ち続けるか。群集心理における『考えろ、だまされるな、しんじるな』を持っていられるかなのではないだろうか。自分...

『考えろ考えろマクガイバー』この小説の主題は小難しい政治問題やファシズムなんかではなく、自分が大衆という川の流れの中でたった一滴の水、一匹の魚になったときいかにして自己を保ち続けるか。群集心理における『考えろ、だまされるな、しんじるな』を持っていられるかなのではないだろうか。自分が持っているものを他人が持っていないとは限らないし、自分の危機感が他人にはないとは限らない。作中宮沢賢治が多く引用されるが、まさに『注文の多い料理店』は感じた危機感をお互いの間で共有しなかったことで陥った落とし穴だといていいだろう。『考えろ、考えろ』は作中腹話術という形で他人の口から代弁される。つまり考えたことは口に出せという子供に諭すような暗喩がここには含まれているのだ。いつからか伊坂の持つテーマが変わってきた気がする。これまでの日常を軸に置きながらも少しずつ位相をずらすというよりも、ぱきりと超現実的な設定や場面が増えてきたように思われる。これを成熟したととるか、それとも過渡期ととるか。私は過渡期のまただ中なのだと思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

【「命令」は生物の本能をも覆す力を持つ】 今回のこの本の収穫は、「考えろ、考えろ」と自分を叱咤する主人公と、大きなものに流されていく 群集像の恐ろしさ。戦争でなぜ人を殺したかを聞かれたときの、大多数の回答「命令されたから」が印象的。 但し関連本を買うほどまでには興味が向きませんで...

【「命令」は生物の本能をも覆す力を持つ】 今回のこの本の収穫は、「考えろ、考えろ」と自分を叱咤する主人公と、大きなものに流されていく 群集像の恐ろしさ。戦争でなぜ人を殺したかを聞かれたときの、大多数の回答「命令されたから」が印象的。 但し関連本を買うほどまでには興味が向きませんでした。 ちょうど、ナショナリズムの顕著な現われでもあるW杯真っ最中に読んだので、興味深く読みました。 私はこんな流れの中でちゃんと物事を見られるのだろうか?と思いつつ、ちょっと終わりはスカッとしない。 何かが終わって何かが始まる、、。明日がちゃんとある。という伊坂作品のいつもの読後感はなく、ちょっと消化不良でした。珍しく男女のちゃんとしたストーリーがあったのが意外といえば意外でした。 本日、伊坂さんの5回目の直木賞ノミネートが発表されました。対象本は『砂漠』だそうで、今までちょっと意図的に避けてきた作品ですが、次に読むことにしました。(06年6月30日読了)

Posted byブクログ

2009/10/04

「魔王」の終盤、いきなり兄の周りの風景が変わるとこがスキ。雑踏の灰色と、田園風景の緑・青の対比が鮮やかですてきすぎ。話のイメージもまんまそんな感じ

Posted byブクログ

2009/10/04

伊坂さんの作品にしたら、暗いです。途中出てくる、宮沢賢治の詩が、暗くて恐くて、でもキレイです。人間死ぬ時、こんな感じなんですかね。

Posted byブクログ

2009/10/04

伊坂幸太郎の最新作です。 彼の作品はどれもこれも面白く、今まで『はずれ』は一個もなかったけど、今回はわたし的にちょっと切り口が共鳴できなかったです。 オーデュボンの香り の時にちょっと感じた不協和音が今回もう少し大きくなった・・って感じかな・・・ でも、魔王の書評を読んでも...

伊坂幸太郎の最新作です。 彼の作品はどれもこれも面白く、今まで『はずれ』は一個もなかったけど、今回はわたし的にちょっと切り口が共鳴できなかったです。 オーデュボンの香り の時にちょっと感じた不協和音が今回もう少し大きくなった・・って感じかな・・・ でも、魔王の書評を読んでも悪いこと書かれてないです。 物語は両親に死に別れた仲の良い兄弟が得意な能力(超能力)を持って社会と対決する・・・って感じなのだけど、超能力の表現の仕方が、過去の関連書に比べるととてもさりげなく、人よりちょっと得意ってぐらいの表現が、かえって私は怖さを感じました。 一冊の本に2つのお話が収録されていて、一つは兄、もう一つが弟の彼女の語り口調で弟の話が書かれています。 一見、別々の話のようだけど実は・・なのです。 先日読んだ佐藤亜紀の天使 も政治に超能力者を起用しているってお話だったけど、こう続くと、ほんと?って気にさせられます。 余談ですが、ここ数日、韓国の天才少年の話をよくニュースで目にします。 私が小さな頃にも、中国の金くんの話がよく報道されていましたが、その後の金くんはどうしているのでしょう・・・ 大好きなジョディ・フォスターが、はすっぱなシングルマザー役で、天才児のわが子を、特別視せずに接する映画:リトルマン・テイトって映画がありましたね・・・ 天才少年が見つめる先は光なのでしょうか・・それとも闇なのでしょうか・・・ 天才児とか超能力者が、途中から世の中から消えていくさま・・実はこの辺りが一番怖い・・と思うのは私だけでしょうか・・・・・

Posted byブクログ