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沙高樓綺譚 の商品レビュー

3.8

80件のお客様レビュー

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なんて抽斗の多い作家…

なんて抽斗の多い作家なのだろう、とあらためて思う。ある会の参加者が一つずつ誰にも言えない不思議な話を披露していくのだが、その職種や世界の広さに驚くことしきりである。

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大好きな話があります…

大好きな話があります。映画の池田屋事件の幽霊の話。この話だけでも、本当に元が取れるくらいなのですが、他の話も十分面白いので、絶対お薦め出来ます。

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短編集のようなもの。…

短編集のようなもの。各章を読み終わって2秒後にゾクッとします。

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 各界で頂点を極めた…

 各界で頂点を極めた人々の集うサロン「沙高樓」で語られる話を集めた連作短編集。酸いも甘いもかみ分け、ようよう地位を築いた人々がどうしても吐き出さずにおられない内緒話をするのだから、それは壮絶だ。著者は「一晩に一話ずつ読んでほしい」と書いていたけれど、一気読みしてしまう。 ついでに...

 各界で頂点を極めた人々の集うサロン「沙高樓」で語られる話を集めた連作短編集。酸いも甘いもかみ分け、ようよう地位を築いた人々がどうしても吐き出さずにおられない内緒話をするのだから、それは壮絶だ。著者は「一晩に一話ずつ読んでほしい」と書いていたけれど、一気読みしてしまう。 ついでに言うと、沙高樓の女装の主人が三輪明広にしか思えない。

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さすがに浅田次郎だけ…

さすがに浅田次郎だけあって、一気に文中へ惹きつけられる。各界の名士たちが集う「沙高樓」で語られる5つの物語は、全くタイプの違うもので、それぞれ違った余韻を残す。だが、それぞれに鮮烈な映像が頭に浮かび上がってくるところは共通している。土間の隅からすっと現れる稲荷明神の化身の「小鍛冶...

さすがに浅田次郎だけあって、一気に文中へ惹きつけられる。各界の名士たちが集う「沙高樓」で語られる5つの物語は、全くタイプの違うもので、それぞれ違った余韻を残す。だが、それぞれに鮮烈な映像が頭に浮かび上がってくるところは共通している。土間の隅からすっと現れる稲荷明神の化身の「小鍛冶」、「ゆうちゃん」という呼び声が響く「糸電話」、謎のエキストラが迫真の演技を見せる「立花新兵衛只今罷越候」、紫香山荘の美しい庭園が不気味に迫る「百年の庭」、土砂降りの中の襲撃が迫力の「雨の夜の刺客」。まさに、映画の一場面のようであ

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その道を極めた人の裏…

その道を極めた人の裏話。浅田作品は心温まるよ。短編集で読みやすい

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各界の頂点を極めた忙…

各界の頂点を極めた忙しいくせに退屈している人々が集う高層ビルの最上階『沙高楼』。ここでは、各々が胸に蔵い誰にも語らなかった秘密の話を、他言しないというルールのもと披露していく。今宵の語り手は5人。「糸電話」「百年の庭」は人間の狂気を描いたもの。追求の涯にあるものは…。一番好きな話...

各界の頂点を極めた忙しいくせに退屈している人々が集う高層ビルの最上階『沙高楼』。ここでは、各々が胸に蔵い誰にも語らなかった秘密の話を、他言しないというルールのもと披露していく。今宵の語り手は5人。「糸電話」「百年の庭」は人間の狂気を描いたもの。追求の涯にあるものは…。一番好きな話は「立花新兵衛罷越候」少し前まで幕末物を読んでいたせいかとても切なかったです。ちょっと読めば結末が分かるのに浅田マジックに泣けてしまいます。他2編は、刀の鑑定の話と、ヤクザの親分が7代目になるきっかけになったある夜の話です

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5つの短編集です。何…

5つの短編集です。何かに執着する人間の執念と言うか、悲しくて恐い感じでした。

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沙高樓と呼ばれる、都…

沙高樓と呼ばれる、都心のマンションのペントハウスで、著名人が、現在に至る過程で経験した綺譚を披露しあう・・・そんな短編集。作者はあえて、「怪談」ではなく「綺譚」であると、繰り返し、登場人物に言わせるが・・・その意味もあってか、話しのインパクトは、どれも、押さえ気味。

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所々ゾクッとする話が…

所々ゾクッとする話がありました。立花新兵衛の話や「小鍛冶」は好きだったんですが、「百年の庭」は恐ろしかったです。今までに感じた事のない新しい恐怖でした。でもけっこう好きでした。シリーズ化されても良いぐらいです。

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