きみの友だち の商品レビュー
重松清があざといことはもう述べるまでもないことですが、この本もあざといです。でも感動してしまう俺。2005年BEST1.同郷人。捨てない本
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どす黒く気分の悪い学校での女横繋がり社会を取り上げた部分辺りが、どっかのレビュで「怖い」と男性に書かれていたが、私は執着しない人間だったのでよくわからんし、そこだけクローズアップするなら「対岸の彼女」の方が上手く書けてますよ。 ただ男子の友情?みたいなものとか、どうにもならない...
どす黒く気分の悪い学校での女横繋がり社会を取り上げた部分辺りが、どっかのレビュで「怖い」と男性に書かれていたが、私は執着しない人間だったのでよくわからんし、そこだけクローズアップするなら「対岸の彼女」の方が上手く書けてますよ。 ただ男子の友情?みたいなものとか、どうにもならない自称負け犬の焦燥感だとか、色々入っててお得感はあります。 ただ、私が知ってる同じ学年の人の中には「何でもできちゃうスターなヤツ」ってのが存在しなかったんで、ブンとかの存在は猛烈におとぎ話なんだが。■ブログに長い感想文があります
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リアルに共感しました。なんか、あたしのことと重ね合わせてしまって。こんな時はこんな気持ちになったよなぁ…この子みたいに苦しんだよなぁ…って感情入っちゃいました。笑
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連続する短編集。 「その日のまえに」と似た手法だった。 今回は泣かないぞ!!となんだか思い込んで読んでみたけど やっぱり泣かされてしまった。 「きみ」という第3者からの語り手で話は進められてゆく。 松葉杖をついてちょっとひねくれた女の子と、 なにをやらせてもぐずでし...
連続する短編集。 「その日のまえに」と似た手法だった。 今回は泣かないぞ!!となんだか思い込んで読んでみたけど やっぱり泣かされてしまった。 「きみ」という第3者からの語り手で話は進められてゆく。 松葉杖をついてちょっとひねくれた女の子と、 なにをやらせてもぐずでしょんぼりしていた女の子のお話・・・ 重松さんはこういう描写がホントに上手いと思う。 「ほんとうに悲しいのは、悲しい思い出が残ることじゃないよ。 思い出がなにも残らないことが、いちばん悲しいんだよ。 だから、わたしは、いま幸せだよ。」 思い出を共有しあうのが、きっと友だち。 そしてたとえ会えなくなっても、 思い出だけでもつながっていられるのが友だち。 みんなの中の「わたし」ではなく、わたしとわたし。 「一緒にいなくても寂しくない相手のこと、友だちって思う」 私もそう思う。 一緒にいなくても、大事な友達はたくさんいる。 最後はハッピーエンドだったので、さらにホロッとしちゃいました。
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「きみの友だち」 重松 清(著) 以前重松さんの著作を読んでからすっかりファンに。 書店でこの本を見つけたときは、迷わず買ってしまった。 さまざまな「きみ」と、そのきみの友達。 「きみ」は、不器用だ。 だから、友達ともうまくいかない。 でも、その不器用さが、す...
「きみの友だち」 重松 清(著) 以前重松さんの著作を読んでからすっかりファンに。 書店でこの本を見つけたときは、迷わず買ってしまった。 さまざまな「きみ」と、そのきみの友達。 「きみ」は、不器用だ。 だから、友達ともうまくいかない。 でも、その不器用さが、すごく人間らしくて。 自分自身の昔の友達関係とが重なった。 同じ状況でもないのに、そう感じさせるのが、 重松さんの細かい心理描写にあるんだと思う。 上手な生き方なんて知らない、 ほんの小さな世界でもがいていた 幼いときの自分を、ずっと思い出していた。 時も、場所も異なる、「きみ」たちの友情は、 最後の10話めに見事につながっていく。 その展開の鮮やかさにまた引き込まれた。 「本当の友だちって何?」 うまく答えられない問いに、きっと誰もが悩んだことがあるはず。 大人になって、ふと、この話を読んだときに、 ああ、友だちってそういうものだなぁ、と何かを感じるようになる。 そう、友達って。友情って。 いろいろな楽しいとき、辛いときを経験することで、 意味や、存在がわかってくるものだ。 人それぞれに、たくさん思うこと、思い出すことがある、 本当に素晴らしい本だと思う。
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ほんとうに涙が止まらなかった。重松作品に涙は欠かせないな。 色んな友情の形。「友だち」ってなんだろう、と考えさせられる。
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私も親友って言葉、好きじゃない。背筋がこそばゆくなる。 親友ってうすっぺらい言葉だけでつながれた友情なんてクソくらえだ。 一般的にみんなが言う親友の意味が私にとっての友達。 この作品はそんな私の考え方とまさしく同じ考えだった。 ひょんなことからみんなから外された2人の...
私も親友って言葉、好きじゃない。背筋がこそばゆくなる。 親友ってうすっぺらい言葉だけでつながれた友情なんてクソくらえだ。 一般的にみんなが言う親友の意味が私にとっての友達。 この作品はそんな私の考え方とまさしく同じ考えだった。 ひょんなことからみんなから外された2人のお話。 自分の中学・高校時代を思い出した。 最近では会う回数が減ってしまったけど、私は不安じゃない。 深いところで繫がってると思ってるから。 私だけじゃない。相手もそう思ってくれてると信じてる。 それだけの関係を築いてきた。 まぁそんなふうに思えるまではやっぱり時間かかったけれどねっ。 まだわかんなくて不安で誰かのあとを追いかけたり、 自分を上手に表現できなかったり、 自分の思いを押し殺したりしてしまう人がいるだろう。 けどいつの日か分かる日が来る。そんな人に出会える。 そんな関係を築ける人と出会える。そう思う。
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【衝突や痛みや喪失を乗りこえて輝く「友だちという関係」を描く作品】 これを読みながら小さな頃の出来事等思い出すと、共感する場面が沢山ありました。 友達ってこんなんだよね!本当の友達っていいなと思える本でした。 映画化決定。2008年7月公開。 http://www.cinem...
【衝突や痛みや喪失を乗りこえて輝く「友だちという関係」を描く作品】 これを読みながら小さな頃の出来事等思い出すと、共感する場面が沢山ありました。 友達ってこんなんだよね!本当の友達っていいなと思える本でした。 映画化決定。2008年7月公開。 http://www.cinemacafe.net/official/kimi-tomo/
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小4で交通事故に遭い足が不自由になった恵美と、その友達で生れつき体の弱い由香。恵美の弟で何をやらしても一番のブン、そのライバルで親友のモト。小中学生の友達関係で起こる様々な出来事を描いた連作短編集。親友に彼氏ができて動揺する女子中学生や、何でもできる後輩に劣等感を感じて嫌がらせを...
小4で交通事故に遭い足が不自由になった恵美と、その友達で生れつき体の弱い由香。恵美の弟で何をやらしても一番のブン、そのライバルで親友のモト。小中学生の友達関係で起こる様々な出来事を描いた連作短編集。親友に彼氏ができて動揺する女子中学生や、何でもできる後輩に劣等感を感じて嫌がらせをする男子中学生など、どこにでもいそうな等身大の、素直で清清しい登場人物達は、イイコすぎてつまらない。爽やかすぎて刺激ゼロ。印象に残らない作品。
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これには泣きました。 この本を買ったとき、私は偶々というか、【ともだち】というものについて悩んでいました。 この本を読んで、少し【ともだち】への優しい気持ちが思い出せた気がします。 主人公と、その周りの友だちがひとりずつ舞台となっていく物語。
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