ローマ人の物語(21) の商品レビュー
ネロの死後のわずかな…
ネロの死後のわずかな時期が書かれている。ネロが死んでからわずか2年間に3人の皇帝の誕生と死。まさに国内が混乱していたという時代。
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ネロの死後は皇帝も帝…
ネロの死後は皇帝も帝国はあってないようなもので、内乱・滅亡の契機にさらされます。いかにして、ローマ帝国はこれを乗り切るのでしょうか?それとも、カエサルとアウグストゥスの帝国も、もう時代遅れになったのでしょうか? 混乱の中で、新しい帝国の模索が始まります。
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ネロ帝後の内乱により…
ネロ帝後の内乱により1年の間に4人もの皇帝が入れ替わります。この危機的な状況からローマを立ち直らせたのはヴェスパシアヌス帝でありました。面白くあっと言う間に読み終えてしまいました。
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ネロの死後、その後を…
ネロの死後、その後をめぐって争い、短命に終わった三人の皇帝、ガルバ、オトー、ヴィテリウス。読む際は、顔に皺を寄せつつ・・・ということになるかもしれませんが、それでも、色々と得るものはあると思ったり。
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なんということだ。 悲しくなるほどの皇帝になった3人の統治。何をしてるんだ、とローマ市民でなくてもガッカリする。 剣闘士の試合のようにティベリウス派と元オトー派、プリムス率いる軍団との戦いを、平和を享受しながら眺めていたとの記述にえっと思うが、今の日本の政治に対する国民の態度と大...
なんということだ。 悲しくなるほどの皇帝になった3人の統治。何をしてるんだ、とローマ市民でなくてもガッカリする。 剣闘士の試合のようにティベリウス派と元オトー派、プリムス率いる軍団との戦いを、平和を享受しながら眺めていたとの記述にえっと思うが、今の日本の政治に対する国民の態度と大差ないなと思ってしまった。 この後、ローマはどうなるんだと心配しながらの読了。2024年元旦の読書。
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あまりパットしない皇帝が何人も出てきて、殺されていった 内乱はバタバタしていたが、複雑で面白くない 最後、ローマ神殿に火が放たれたのは嘆かわしい
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皇帝ネロが殺されてユリウス=クラウディウス朝が途絶えた後、短期間に3人もの皇帝が入れ替わる異常事態が起こった、その68年~69年の1年半の間を扱っている。この混乱の時代のことは何も知らなかったので、歴史物語としてその推移を読んでいくのは面白かった。この後、ヴェスパシアヌスがどのよ...
皇帝ネロが殺されてユリウス=クラウディウス朝が途絶えた後、短期間に3人もの皇帝が入れ替わる異常事態が起こった、その68年~69年の1年半の間を扱っている。この混乱の時代のことは何も知らなかったので、歴史物語としてその推移を読んでいくのは面白かった。この後、ヴェスパシアヌスがどのように秩序を再構築していくのか楽しみだ。
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ネロの死によってユリウス=クラウディウス朝の帝政が終わり、内乱の混乱期を迎えた今巻。ガルバ、オトー、ヴィテリウスと、なんと1年間で3人も皇帝が次々と代わったというから驚きだ。 後半に父親が元老院階級ではない、たたき上げのヴェスパシアヌスが登場。盟友のムキアヌスも有能そうだし、次巻...
ネロの死によってユリウス=クラウディウス朝の帝政が終わり、内乱の混乱期を迎えた今巻。ガルバ、オトー、ヴィテリウスと、なんと1年間で3人も皇帝が次々と代わったというから驚きだ。 後半に父親が元老院階級ではない、たたき上げのヴェスパシアヌスが登場。盟友のムキアヌスも有能そうだし、次巻に期待。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
紀元68年6月、市民の支持を失い元老院にも見捨てられたネロが自死した後、スペイン駐屯の軍団に推されたガルバが皇位についた。 しかし、家柄がよく軍団からの支持もあったことで思い上がったのか、自分の身内には甘く庶民の痛みには無頓着な人事・政策を行ったことにより、あっという間にその支持を失った。 ゲルマン人の侵攻を抑えるためにライン川に駐留していた軍団が、ヴィテリウス支持を表明してローマに進軍してくる。 内乱を防ぐため(?)、それともこのまま放置していると自分の出番が無くなると焦ったのか、紀元69年1月、ガルバを真っ先に支持したオトーが近衛軍に命じてガルバを殺害、皇位を継ぐ。 オトーはガルバが私した人事・政策を、正常なものに戻しつつ、ヴィテリウスに共同統治ができないかと打診するが、皇帝になる気満々のヴィテリウスは引かない。 ローマ人同士の戦いがここに始まる。 この本を読んだ限りでは、オトーが一番公正な行政を心がけていたように思うが、何しろ平時ではなく有事なので、実際に戦場に立った経験のないオトーは一度の負けで自死してしまう。 皇帝在位期間3カ月。 そしてヴィテリウスが皇位を継ぐのが、紀元69年4月。 彼の推薦理由が、ティベリウスに登用されクラウディウスに重用された父を持つからって…そんな偉大な父を持ちながら54歳までさしたる成果がないって、それはもう無能ってことなのでは? ええ、本当に。 自分の楽しみ(美食)について以外でなにかをなしたということもなく、リーダーシップを発揮することも、軍団の暴走を止めることもせず、皇位に留まるヴィテリウスに対して対ユダヤの司令官だったヴェスパシアヌスが立つ。 で紀元69年12月、ヴィテリウスは殺され、ヴェスパシアヌスが皇帝となる。 感想を書くどころか、概要を書くだけでこの分量。 紀元69年はローマ帝国にとって内戦続きの激動の年だったのである。 特にヴィテリウスのやりたい放題は、結局、周辺国がローマ帝国やローマ人を侮るきっかけとなり、後のローマ弱体化を招いたのだ。 全く”上が無能なのは、それだけで罪だ”なあ。 オトーがすんなり皇位を継いでいたら、ローマ帝国はもう少し長続きしたかもしれないと思いました。
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長いな、、、 この方、決して文章が上手いとは思えないので、読み手が乗ってないと辛いものがありまして。 しかしやっぱりリーダーって欲しいものなんですね、古今東西の皆さま。結構不思議な感を受けるんですよね、個人的に。社会、あるいはもっと原始的・動物的に群れとはそういうものということで...
長いな、、、 この方、決して文章が上手いとは思えないので、読み手が乗ってないと辛いものがありまして。 しかしやっぱりリーダーって欲しいものなんですね、古今東西の皆さま。結構不思議な感を受けるんですよね、個人的に。社会、あるいはもっと原始的・動物的に群れとはそういうものということでしょうか。ローマ史を滔々と語る本作ですが、この点、何ら疑問を提示していない著者もそこに疑問はないってことですよね。
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