デザインの輪郭 の商品レビュー
自分がデザインについてぼんやりと考えていたことが、書かれていた。 ”デザインをする量より、デザインを語る量が多くなってはいけないとずっと思ってきた。” このあとがきの一節は頭でっかちになりがちで行動しない自分への最高の戒めになった。
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●僕がこれを考えたように見えるといわれますが、 それは僕が考えたわけではなく そうなるべき姿であったということの結果だと思います。 auの携帯INFOBARのデザインなどでもおなじみ プロダクトデザイナー深澤直人さんの著書です。 この本は当初インタビューから原稿をおこし 本に...
●僕がこれを考えたように見えるといわれますが、 それは僕が考えたわけではなく そうなるべき姿であったということの結果だと思います。 auの携帯INFOBARのデザインなどでもおなじみ プロダクトデザイナー深澤直人さんの著書です。 この本は当初インタビューから原稿をおこし 本にする予定だったそうですが 深澤氏の話す内容が論理的な内容とはほど遠かったため キーワードとして抜き出し補足する文章を追記する 面白い形式の本になっています。 言葉によってデザインという 抽象を語ることは容易ではありませんが 深澤直人さんのデザイン観を ぼあっとしたかたちで共有出来る1冊です。
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今までのインタビューにさらにつけたした感じの内容でしたね。 今の心境では、納得できる面もある良い書だと思います。 何年後かにまた 読んだら違う味わいがあるかもしれません。
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“ありのままに” “付価しないことが価値” 自分では分かっているつもりだが、おそらく著者と同じ理解はできていないだろう。一から始めて十まで極めた人が再び一に戻るような境地なのだろうかと想像するが、自分自身が今すぐそれを実践することはできない。 今は一歩ずつ学んでいく段階だろう...
“ありのままに” “付価しないことが価値” 自分では分かっているつもりだが、おそらく著者と同じ理解はできていないだろう。一から始めて十まで極めた人が再び一に戻るような境地なのだろうかと想像するが、自分自身が今すぐそれを実践することはできない。 今は一歩ずつ学んでいく段階だろう。 十年後、二十年後に読み返した時に、納得感を得られるだろうか…?
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デザインの原点に気づく、そんな本。 人間が生きるために使っている環境の中にあるすべての情報を 自分で自覚できることがデザインができるということ。 デザインとは、付加価値だと思われている。 付加しないことが価値なのに・・・と。
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「行為に溶けるデザイン」や「Later WOW!」など印象的なフレーズがいくつもでてくる。そのどれもがはっとさせられて深くこころに残る。 実経験にもとづいた話は、アイデアや考えの背景までゆっくりと説明されたくさんの気づきを与えてくれる。 ゆるやかな語り口をかたちにしたように、...
「行為に溶けるデザイン」や「Later WOW!」など印象的なフレーズがいくつもでてくる。そのどれもがはっとさせられて深くこころに残る。 実経験にもとづいた話は、アイデアや考えの背景までゆっくりと説明されたくさんの気づきを与えてくれる。 ゆるやかな語り口をかたちにしたように、表紙はやわらかな布でつつまれ、ハードカバーとペーパーバックの中間のようなしなやかな本になっている。 とにかくおもしろいです。
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本棚の奥で眠っていたのを発見。どうやら途中まで読んだかも?くらい昔買ったもよう。 言わずともしれたデザイン書籍の名著。グラフィックデザイナーの書籍を読むことは多かったけれど、やはりプロダクトとなるとまたひと味違った視点がある。 その部分が新鮮でした。 「張り」という日本らしい...
本棚の奥で眠っていたのを発見。どうやら途中まで読んだかも?くらい昔買ったもよう。 言わずともしれたデザイン書籍の名著。グラフィックデザイナーの書籍を読むことは多かったけれど、やはりプロダクトとなるとまたひと味違った視点がある。 その部分が新鮮でした。 「張り」という日本らしい感覚、そして俳句がデザインにつながっていくお話、ゾクゾクきました。 インタビューの話言葉をそのまま掲載した短い下りもあり、パラパラ読むこともでき、手軽で良いデザイン書籍だと思います。
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「行為に溶けるデザイン」さりげない配慮のあるデザインという考え方に共感。生き方まで踏み込むエッセイも面白い。深澤さんのファンになりました。
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デザインとは何かという問いに対し,著者の考え方や向き合い方などシンプルかつ明快に答えている。デザインというよりも,生き方というようなそんな感じを受けた。読みやすくておもしろい。
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久々のデザイン関連書籍。 昔は僕もこんなことばっかり考えてたなぁ〜って 多々懐かしい感覚に共感。 デザインっていう行為を、あらゆる分野に感じ取る、 デザイナーってそんな姿勢がありますよね。 最初はやや長い対談とか、小難しい理屈主体でしたが 中盤から共感できる「感覚談」みたいなのに...
久々のデザイン関連書籍。 昔は僕もこんなことばっかり考えてたなぁ〜って 多々懐かしい感覚に共感。 デザインっていう行為を、あらゆる分野に感じ取る、 デザイナーってそんな姿勢がありますよね。 最初はやや長い対談とか、小難しい理屈主体でしたが 中盤から共感できる「感覚談」みたいなのになって 読んでいて引き込まれた感じですね。 実戦のデザイン経験があれば、すべて納得できるはず。 やっぱデザインは面白い。 全体としてエッセイ集と対談みたいな。 デザインっていう、なんとも定義しがたい行為を 著者と関係者の感覚談で「輪郭」をうっすら感じる、 そんな本ですね。 どちらかといえば、経験者向けかと。
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