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デザインの輪郭 の商品レビュー

4.1

76件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2018/06/24

デザインを愛し、デザインを語ることがどれほど難しいか。それは意識的に生きる難しさでもある。私は展示を制作するが、どれほど考え、語れるだろうか。 ・美人は視線で磨かれるということは、本当にあるのである。 ・デザインのことを何も知らないということをわからせたいのだ。意識して何も見て...

デザインを愛し、デザインを語ることがどれほど難しいか。それは意識的に生きる難しさでもある。私は展示を制作するが、どれほど考え、語れるだろうか。 ・美人は視線で磨かれるということは、本当にあるのである。 ・デザインのことを何も知らないということをわからせたいのだ。意識して何も見ていなかったことを。そして、無意識で、何が気持ちよかったかを。知らないことを気づかせたいのだ。

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2017/02/23

含蓄がある文章。一読時はいいたいことはわかる、くらいで、身に染みてはわからなかった。また読み返したい。

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2016/01/15

ずっと前に購入していて何度か読み進めたもののあまり頭に入ってこなかったが、今回はすっと入ってきて一気に読めた。僕も成長したのだろうか。 デザインの本質、そして生きることに通じるようなことが書かれている。

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2015/08/28

巨匠のデザインへの向き合い方を通して、デザインの原点を改めて考えさせられた。 若き深澤さんは、高校生向けの雑誌に「工業デザインとは、工業製品を通じて人に夢を与える仕事」と書いてあったのを読んでその日にデザイナーになることを決めたそう。 ノンデザイナーの方にとっても、最近何かと言わ...

巨匠のデザインへの向き合い方を通して、デザインの原点を改めて考えさせられた。 若き深澤さんは、高校生向けの雑誌に「工業デザインとは、工業製品を通じて人に夢を与える仕事」と書いてあったのを読んでその日にデザイナーになることを決めたそう。 ノンデザイナーの方にとっても、最近何かと言われている「デザイン思考」の教科書にもなると思う。

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2015/06/08

何かを極めた人特有の実に味わい深い言葉集。「輪郭」を始めとする著者のデザイン観に、親鸞の「絶対他力」にも通じる悟りを感じる。さすがに装丁にも工夫が凝らされていて楽しめる一冊。

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2015/05/26

ウサギの絵の展覧会が催される、 と聞いて早速チケットを購入しに出掛けた。 「こちらになります。」 手渡されたソレを見て思わず 「わっ♪可愛いっ!」 と、悶えたら 店員さんもにっこり微笑み「可愛らしいですよね。」 お顔はシンプルな点々おめめに ばってんお口だけなんだけどなぁ~。 ...

ウサギの絵の展覧会が催される、 と聞いて早速チケットを購入しに出掛けた。 「こちらになります。」 手渡されたソレを見て思わず 「わっ♪可愛いっ!」 と、悶えたら 店員さんもにっこり微笑み「可愛らしいですよね。」 お顔はシンプルな点々おめめに ばってんお口だけなんだけどなぁ~。 私でも描けそうなのになぁ~。 でも、¥1000(前売り券)×2人分出しても行きたくなるのはなぜかなぁ? その秘密を暴いてる本、何かないかな? と、図書館内を捜し歩き、(これだ!)と発見したのがこの本。 なぜ、(これだ!)と思ったのか? それは >この本のタイトル(デザインの輪郭)は 「デザインとは一体何であるか?」という問いに答える像の様なもの。 と、いう一文を読んで。 丁度今、知りたい!と思ってたトコ突かれて。(^^♪ 本書が素晴しいな!と思った点は ウサギの顔の描き方などではなく、 本当は誰もが知っている、ただ見えないだけの<輪郭>を可視化するにはどうすれば良いか?を知る事。 その方法がまるで詩人が詩を詠んでいるかの様な世界感で、面白かった。 掲載されているシンプルな生活雑貨の写真も美しい♪

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2015/05/13

 ここのところ読んだデザイン論の中で最もしっくりとくる内容。言葉の使い方が合うのか、なぜかすーっとはいる。文字サイズが複数あるのも一因かもしれないが、とにかく読みやすかった。輪郭の概念のところはよくわからんところがあるが、再読する内にそれも入ってくるだろう。  物持ちはかっこわる...

 ここのところ読んだデザイン論の中で最もしっくりとくる内容。言葉の使い方が合うのか、なぜかすーっとはいる。文字サイズが複数あるのも一因かもしれないが、とにかく読みやすかった。輪郭の概念のところはよくわからんところがあるが、再読する内にそれも入ってくるだろう。  物持ちはかっこわるい、等結構刺激的なフレーズもあり、どきりとさせられる。

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2014/12/10

この手の本としては、意外に深い本。第一印象では詩的な絵本のようなものにみえて敬遠していたけれど、難波和彦さんのウェブサイト(日記)で好評価だったので手にとった。 「輪郭」「デザインと俳句」「ふつう」「ほら、ね」「凝り性」「週末小屋」など、美しい表現・思想、ドキッとする考え方、う...

この手の本としては、意外に深い本。第一印象では詩的な絵本のようなものにみえて敬遠していたけれど、難波和彦さんのウェブサイト(日記)で好評価だったので手にとった。 「輪郭」「デザインと俳句」「ふつう」「ほら、ね」「凝り性」「週末小屋」など、美しい表現・思想、ドキッとする考え方、うならされる見方に満ちている。 忘れたくないキーワードが多く、味わいのある一冊。

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2014/10/19

言葉の断片がストンストンと落ちてくる。他人とは思えないシンクロ感、と言うとあまりにおこがましいが、終始共感しきりだった。

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2014/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【オススメ書籍紹介】『デザインの輪郭』深澤直人 (レビュアー:エンジニア 久保田) 本書は「デザインとはなんなのか」という、 やや抽象度の高い内容について書かれています。 例えば「張り」という章があるのですが、本文が 「張りは、輪郭の力のことです。」 と続きます。 はて?と思って読み進めていくと、 ものとその周りにある環境との関係が、そのものの輪郭を決めていく。 その輪郭を見だすのがデザイナーの仕事であるということがわかってきた。 ~略~ 外の要因や、外の力が、内を決めているということが。 その必然的かたちが、必然的力をみせる。それが「張り」なのである。 と続きます。 わかったような、わからないような。 でも、なんとなくわかりますよね。 そもそも「張り」についてこんなに深く考察したことがないので、 分からないのは当然なんですけど、なんとなくわかる。 この、何もないところから、なんとなく分かる状態に持って行くこと その行為そのものがデザインなのかな。と感じました。 デザインするということは何か具体的なものが最初からあるわけではなく、 様々な要因が星屑のように散らばった中から、星座のように輪郭を見出すことだと。 そしてその輪郭を見えるようにサポートすることがデザイナーの仕事だと本書では書かれています。 「多くの場合、人は形にして見せてもらうまで,自分は何が欲しいのかわからないものだ」 というジョブスの言葉を思い出します。 よく考えると、これはデザイナーだけの仕事ではなく、自分のようなエンジニアにも言えることです。 大量の要件の中から本当に必要なものを選び、問題を解決するものを提示して作っていく。 手段は違えども同じ目標に向かっている。 そんなことを思い、すこしデザイナーに親しみを感じられる一冊でした。 エンジニアにもオススメです。

Posted byブクログ