模倣犯(1) の商品レビュー
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1巻のまとめ健忘録 1巻で出てきた女性の遺体は全て見つかった 1人は遺体 2人は遺骨 犯人と思われる二人組は群馬県で交通事故に遭い死んだ ただ、年齢が二人とも29歳で子供と大人という有馬さんの推測は外れているので犯人ではないのではないかと思っている 塚田真一さんは前畑さんのお宅でお世話になっている 右腕の発見者である水野さんと仲良くやっているようだ 樋口氏とは膠着状態 勝手な推測だが、殺されてしまった人たちは何か共通点があるのであるのでは?と思うが何の共通点かは分からず p520で書いてあった英雄願望者が犯罪を犯すというのは納得してしまった 誰でも持っているだろうけど度合いが大きいと犯罪を起こしてしまうのかなと思った 2巻を読む
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一巻読了したけれど、まだ五分の一なんて信じられないくらい中身が濃い。 このお話は25年前が舞台。 なので、まだお話も序盤の頃、登場人物の語られる内容の価値観が今とはあまりに違い過ぎて、理解しにくい部分もあったりするのですが、事件が進むうちにどんどん惹き込まれていきます。 印象的な...
一巻読了したけれど、まだ五分の一なんて信じられないくらい中身が濃い。 このお話は25年前が舞台。 なので、まだお話も序盤の頃、登場人物の語られる内容の価値観が今とはあまりに違い過ぎて、理解しにくい部分もあったりするのですが、事件が進むうちにどんどん惹き込まれていきます。 印象的なシーンはたくさんあるのだけれど、この連続女性誘拐殺人事件によって翻弄されている中で、強く強くあろうとする有馬のおじいちゃんが、ただただ切ないです……。 そして真一の周りをウロチョロする樋口めぐみマジで頭おかしい!! そして、綺麗事並べる滋子腹立つ!! 二巻読むの楽しみ!!
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★公園で右腕を発見した塚田真一の周辺と、古川鞠子失踪事件を追う墨東署の武上悦郎、鞠子の祖父、有馬義男の話が同時に進む。これから何が起きるか、塚田真一はどうなるのか。 ★ 有馬義男は気骨のある人物。著書の思いを語らせているところがある。
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めちゃくちゃ面白かった。 ここまで張り巡らされた伏線、これからどう回収されるんだろう。 とても楽しみ。 ページを捲る手が止まらない一冊です。
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4.6 さすが宮部みゆき先生 一気に読破、後半はどうなっていくのかとたまらなかった この長編は、1人の視点ではなく、あらゆる登場人物の視点から描かれる そこに書かれる感情はすごくなまなましく、辛い 一人一人のエピソード、感情にこちらも同調したり、いやいやと思ったり 考えとしてはまとまらないが、偉そうにいうみたいだけれど、この長編作品は強いメッセージ性があるとおもう メッセージについては、まとまらないけれど
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場面がコロコロ変わるから、すごく読みやすいとは言えないけど続きがとても気になってしまう。 有馬さんすごい強い人だな。
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公園で発見された女性の腕と鞄。 鞄は行方不明の古川鞠子の物と判明するが、腕は違うと犯人から連絡がある。 犯人はテレビ局宛に電話をかけたり、怖いものなしの態度。 鞠子の祖父も犯人に振り回される。 また一方では、その発見者にも事情があった。 塚田真一は教師一家殺害事件の生き残りだった...
公園で発見された女性の腕と鞄。 鞄は行方不明の古川鞠子の物と判明するが、腕は違うと犯人から連絡がある。 犯人はテレビ局宛に電話をかけたり、怖いものなしの態度。 鞠子の祖父も犯人に振り回される。 また一方では、その発見者にも事情があった。 塚田真一は教師一家殺害事件の生き残りだった。 様々な出来事が交差し、また犯人も最後には…? でも、この話にはまだまだ続きが?? 2021.4.18
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展開が変わるごとに思わず「うわあ」って言い出してしまう。最後のシーンは呆気なくて次巻で動機なりなんなりが出てくるのかなと思う。 あと個人的に気になるのはタイトル。なんで模倣犯?1巻の内容だけではわからないので読み進めるのみ
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読もうとずっと考えていてとうとう購入した。1巻を一気読みし、すぐに2巻、3巻も購入した。 1巻は、いわゆる犯罪小説であるが、一気読みするくらいその文章に引き込まれてしまった。その勢いで2巻に突入し、こちらも一気読みした。しかし、読後感は相当悪い。やはり犯罪者側からの目線で読むと、...
読もうとずっと考えていてとうとう購入した。1巻を一気読みし、すぐに2巻、3巻も購入した。 1巻は、いわゆる犯罪小説であるが、一気読みするくらいその文章に引き込まれてしまった。その勢いで2巻に突入し、こちらも一気読みした。しかし、読後感は相当悪い。やはり犯罪者側からの目線で読むと、いかに犯人が理不尽極まりなくて自分勝手かわかるからだ。 それでも一気読みさせてしまう文章力は素晴らしい。 4.0
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映画化もされたちょっと以前の話題作。ようやく文庫化されたので購読。 ちなみに全5巻。 1巻目という事で、とある連続誘拐殺人事件を軸に 過去に家族全員を殺された経験を持つ青年(しかも今回の最初の殺人事件の発見者)、 誘拐殺人事件の被害者の家族(祖父と母親)の心の葛藤が描かれる。 ...
映画化もされたちょっと以前の話題作。ようやく文庫化されたので購読。 ちなみに全5巻。 1巻目という事で、とある連続誘拐殺人事件を軸に 過去に家族全員を殺された経験を持つ青年(しかも今回の最初の殺人事件の発見者)、 誘拐殺人事件の被害者の家族(祖父と母親)の心の葛藤が描かれる。 青年の方はひょんな事からあるルポライター夫婦と同居する事になるが、 過去の事件が青年の周辺でいまだに尾を引いている。 誘拐殺人事件の被害者の家族、特に祖父は、 やたらと電話での接触を試みる犯人に翻弄されながらも 悲しみの中にある強い意志で警察と協力して犯人に立ち向かう。 そして警察は、この挑戦的な犯人を絞り込むべく奔走する。 その後マスメディアに容疑者とされている人物が登場したりするが、 この人物がテレビなどに出た時点では既にシロ。 そうこうしているうちにテレビ局に対して犯人からの電話が入り。。。 最終的には「犯人発覚?」のような形で終了するが、 そこは全5巻の大作。まさかここでは終わらないであろう。 宮部作品については前々から“表現がクドイ”と感じていたのだが、 今回もそれはやっぱり健在であった。 (「Aは○○しながら−−−−−本望ではないにしろ−−−−−××した。」みたいな表現が多い) しかし、長編故の余裕か、今作ではそれらが特に苦にならない。 ちょっとした“補足”として物語の邪魔をしていない感じがある。 そうなるとストーリーテラーとしての宮部みゆきはやはり上手い。 登場人物一人一人がそれぞれ固有の感情を保持しながら、それぞれにリンクするのである。 物語的にも続きに期待が持てたので、★4つで。
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