おじいちゃんがおばけになったわけ の商品レビュー

キム・フォップス・オーカソン(著者),菱木晃子(訳者),エヴァ・エリクソン

2024/09/19

子供の死生観を育むのは難しい。変に怯えさせてしまったり、考えないようにさせてしまったり。
この本は、うちの5歳にはちょっと早かったかもしれないけど、故人との思い出を慈しむ、おじいちゃんは土になったけれど、思い出はずっと続いていく、そんなことを大事にしてほしいな。
折を見てまた読みたい。

2023/09/13

幽霊じゃなくて「おばけ」なんだ。
おばけになった原因、この世の「わすれもの」を、じいじとエリックは探します。この世に生きていた時の数々の思い出がよみがえります。そして、忘れ物を思い出した時こそ、お別れの時でした。泣きそうです。自分の祖父母を思い出します。

2023/08/11

〝ｴﾘｯｸ坊やが｢じいじ｣と呼ぶ大好きなお爺ちゃんが､道で倒れて死んでしまいました｡心臓発作でした｡ｴﾘｯｸは悲しくて､いっぱいいっぱい､泣きました...｢じいじは､天国へいくのよ｣ﾏﾏは言いました「天国?」｢そう､じいじは天使になるの｣「天使?」ﾏﾏは頬っぺたを優しくなでてくれました･･･〟死んだはずのじいじが､土にも天使にもならずに､お化けになってエリックの前に現れた！ 人はこの世に忘れ物があると､お化けになるという｡ じいじとエリックは､夜な夜な忘れ物探しを始めるが…。ﾃﾞﾝﾏ-ｸの心に優しい絵本。

2023/06/16

こんなにも素敵な別れがあることを知った。
大切なものがギュッと詰まったようなお話。
何度も声に出して読み返したい。

思い出を回想するシーン。
自分の記憶では無いはずなのに、どこか親近感が湧いて懐かしい気持ちになる。
生きているうちに人ってたくさんの思い出が出来るんだなぁ。

2023/04/19

おじいちゃんがおばけになったわけが、孫のエリックにさよならを言うのを忘れていたからというのがよかった。ジーンとした。ぼくはおじいちゃんが大好きなんだけど、同じことになってしまったら、ぼくにもそうしてくれるかな。
ぼくが急に死んでしまったとしても、本当におばけになれるかはわからないから、いつもみんなに優しくしていたい。（小6）

2023/01/15

こどもは普通くらいの評価だろうが、親的に、じいじの若い頃の思い出の描写が細やかで、グッときた。死ぬ前にこんな感じで思い出しそう。良い本だよ

2022/12/27

途中まで秘密の冒険みたいだったのに
最後は涙で字がぼやけてしまった(´；ω；`)
誰とでも必ず来るお別れの時
わたしのところにも大好きだった人は
来てくれたのかなあなんて考えてしまう

2023/06/25

作品紹介には、死をテーマにしていると書いてあったが、私には、二度と会うことが叶わないだけに、最高の形で大切な人と別れられる方法を教えてくれているようにも、感じられました。

じいじのわすれものを探しながら、正解ではないけれど、次々と見つけ出される素敵な思い出たち。
それらは、わすれものと同等の大切なものたち。
それらは、じいじ自身の人生の素晴らしさを讃えるとともに、じいじと孫のエリックとの人生の交わりを讃えてもいる。

2022/04/15

妻がボランティアの読み聞かせをしながら泣いてしまったと聞いて、娘に夜読み聞かせしてみたら、毎回最後はまともに読めなくなります。でも少し長いので、娘は毎回途中で寝てしまい、まだ結末を知りません。私が泣いたこともバレていません。

2020/11/13

図書館本。読売子ども新聞イチオシ100冊から。死後の世界から舞い戻ってきたおじいちゃん。「忘れていたことがある」と夜になるとエリックのところへおばけになって出てきます。おじいちゃんの忘れていたことは「さようなら」を言うこと。長女、聞き入っていました。