孤宿の人(下) の商品レビュー
讃岐国、丸海藩に幕府の罪人・加賀殿が流されてきた。以来、加賀殿の所業のように毒死や怪異が頻発する。加賀殿幽閉屋敷に下女として住み込むことになった少女ほう。無垢な少女と、悪霊と恐れられた男との触れ合い。
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上巻は説明を頭に入れるのにちと手間取ったけど、後半一気に読めた。ほうの健気さには宇佐でなくてもぐっときてしまう。加賀さまとほうの手習いの場面は心洗われるようだし、住職の言葉「山川草木悉有仏性(さんせんそうもくしつうぶっしょう)」「弱く儚く卑しい人」「身内にある御仏」には、特に信仰...
上巻は説明を頭に入れるのにちと手間取ったけど、後半一気に読めた。ほうの健気さには宇佐でなくてもぐっときてしまう。加賀さまとほうの手習いの場面は心洗われるようだし、住職の言葉「山川草木悉有仏性(さんせんそうもくしつうぶっしょう)」「弱く儚く卑しい人」「身内にある御仏」には、特に信仰のない私の心も揺さぶり涙した。
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久しぶりに長編読んだ~!! なんかめちゃくちゃ達成感が(笑) 内容はちょっと微妙かなぁ? 宮部さんらしい話しだったけど、死人が多くてちょっと嫌だな。 怨霊や祟りを作るのは人間で、幽霊や神様より余程怖い。 神様や幽霊はただそこにいるだけなのにね。 宮部さんの書く幽霊は優しくってや...
久しぶりに長編読んだ~!! なんかめちゃくちゃ達成感が(笑) 内容はちょっと微妙かなぁ? 宮部さんらしい話しだったけど、死人が多くてちょっと嫌だな。 怨霊や祟りを作るのは人間で、幽霊や神様より余程怖い。 神様や幽霊はただそこにいるだけなのにね。 宮部さんの書く幽霊は優しくってやっぱり人間が怖いって話しが多い。 うん。いまいちでした。
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久々にページをめくる手が止まらなくなった上下巻。 読み終えるのがもったいなかった。 加賀様がどのようなお方なのか。 「ほう」の持った運の強さ、「ほう」に当てられる漢字の意味。 もう色々なところで唸らされて・・・ 全てが幸福に丸く収まるわけには行かない、というのはわかっていても、や...
久々にページをめくる手が止まらなくなった上下巻。 読み終えるのがもったいなかった。 加賀様がどのようなお方なのか。 「ほう」の持った運の強さ、「ほう」に当てられる漢字の意味。 もう色々なところで唸らされて・・・ 全てが幸福に丸く収まるわけには行かない、というのはわかっていても、やはり死に直面するのは辛いですね。 読後の余韻にゆっくりと浸れる1冊。 お薦めです!
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讃岐国、丸海藩――。この地に幕府の罪人・加賀殿が流されてきた。 以来、加賀殿の所業をなぞるかのように毒死や怪異が頻発。 そして、加賀殿幽閉屋敷に下女として住み込むことになった少女ほう。 無垢な少女と、悪霊と恐れられた男の魂の触れ合いを描く渾身の長編大作。 加賀殿の呪いとか単な...
讃岐国、丸海藩――。この地に幕府の罪人・加賀殿が流されてきた。 以来、加賀殿の所業をなぞるかのように毒死や怪異が頻発。 そして、加賀殿幽閉屋敷に下女として住み込むことになった少女ほう。 無垢な少女と、悪霊と恐れられた男の魂の触れ合いを描く渾身の長編大作。 加賀殿の呪いとか単なる噂とかを真に受けて 大の大人が翻弄され様々な事件が起こる。 多くの人たちにはもはや脅威の存在になった加賀殿を隠れ蓑に 黒い企みが進行してゆく中で 少女・ほうの純粋さに癒され、女だてらに引き手をやっている宇佐の一途さに元気付けられる。 どんなに偉い大人でも動かせなかった途方もなく大きなものを 小さな少女が難なくやってのけた・・・というような爽快感があるものの ラストは悲しい。 だけど阿呆の「ほう」だと命名された不憫な境遇の少女が 加賀殿にもらった最後の贈り物。 ぽうっと温かい気持ちになった。
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無理だ、無駄だとわかっていても、そばにいれば想いを抑えきれぬ。それは仕方のないこと 火元は己れだ。闇は外にはありません。
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内容(「MARC」データベースより) 罪人・加賀殿の幽閉屋敷に下女として住み込むことになった少女ほう。丸海藩の内紛が起こるなか、悪霊と恐れられた男と無垢な少女の魂の触れ合いを描く時代ミステリー巨篇。『歴史読本』掲載に加筆。
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鬼、悪霊と呼ばれる加賀様のところに下女としてつかわされるほう しかし殺されかけたほうを助けてくれたのは加賀様だった それからほうは加賀様に字や算盤を習うことになる 本当に恐れるべきなのは鬼、悪霊ではなくて人間なんだと思う話でした 最後に涙です 私の好きな人はみんな死んだような…
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殺人を犯し鬼とおそれられ、丸海に流された加賀様と、あほうの「ほう」と言われている下女との交流が中心の作品。 無垢なほうに次第に心を開いていく加賀様。その中で、なぜ加賀様は鬼となり丸海へきたのか、そこに隠される人間の心理が秀逸。
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四国の丸海藩に、おのれの妻子を殺した幕府の罪人・加賀が流されてくることになった。それ以来、静かな藩に、不可解な死や自然災害が起こるようになった。恐れおののく村の人々。そして無垢な少女ほうは、下女として彼の住む屋敷へと行くことになった。。。 最後の方で、ちょっと泣いちゃった。
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