孤宿の人(下) の商品レビュー
上巻の続きです。 主人公の宇佐は、引き手を首になり寺子として働く毎日。 加賀殿が来てから度々起こる不振な出来事。 そんな中、「ほう」は大丈夫だろうか・・・? そんなことを気にしつつちょっと事件があったら首を突っ込んでしまったり。 一方の「ほう」は加賀殿に書き物を習っていた。 作法...
上巻の続きです。 主人公の宇佐は、引き手を首になり寺子として働く毎日。 加賀殿が来てから度々起こる不振な出来事。 そんな中、「ほう」は大丈夫だろうか・・・? そんなことを気にしつつちょっと事件があったら首を突っ込んでしまったり。 一方の「ほう」は加賀殿に書き物を習っていた。 作法も教えていただいていて、何よりも大切にされていた。 そして、加賀殿をとりまく黒い影。 悲しい結末もありますが、「ほう」の純粋さは「宝」であるという加賀殿の気持ちもよくわかるなぁ。 上下読むとかなりいい話になっています!!
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著者の作品を読む機会は、現代モノに限っていたのですが、最近は時代物を読む機会も増えました。「ぼんくら」「日暮らし」に見られる笑いを誘う語り口を交えた事件モノはたいへん面白かったのですが、本書は喜怒哀楽をうまく4等分したようなバランスのよさが 印象に残りました。 上下巻の長篇に嫌気...
著者の作品を読む機会は、現代モノに限っていたのですが、最近は時代物を読む機会も増えました。「ぼんくら」「日暮らし」に見られる笑いを誘う語り口を交えた事件モノはたいへん面白かったのですが、本書は喜怒哀楽をうまく4等分したようなバランスのよさが 印象に残りました。 上下巻の長篇に嫌気がさす読者もいるかもしれませんが、やはり1冊では語りつくせない奥の深さも感じました。
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出ましたね。宮部みゆきの時代物!早速、手に入れていっきに読んでしまいました。最後は、泣けました。ハッピイエンドでは、なかったけど、いい人が亡くなっていき、でも思いは、残るっていうのが奇麗ですね。泣けますね。
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