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九月が永遠に続けば の商品レビュー

3.2

112件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    46

  4. 2つ

    18

  5. 1つ

    4

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2012/08/08

…これがデビュー作なのか。すごいな、ほんと。この筆力。ぐいぐいのめり込んだ、この奇妙な世界に関係に空気に。最後でタイトルの意味を考えぼーっとした。ほんと九月が永遠に続けばよかったのに。亜沙美。亜沙美はどんな女なのだろう。想像しただけで怖い。 まほかるさんの本はこれで全部読んだ。...

…これがデビュー作なのか。すごいな、ほんと。この筆力。ぐいぐいのめり込んだ、この奇妙な世界に関係に空気に。最後でタイトルの意味を考えぼーっとした。ほんと九月が永遠に続けばよかったのに。亜沙美。亜沙美はどんな女なのだろう。想像しただけで怖い。 まほかるさんの本はこれで全部読んだ。わたしはこの作品と彼女がその名を知らない鳥たち、そしてユリゴコロが好きです。

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2012/07/13

一人息子がゴミを捨てに行ったまま失踪。 付き合っていた男がホームから転落して轢死。 離婚した精神科医の元夫、凄惨な過去を持つ再婚相手、15歳ながらも持ち前の魅力で男を振り回すその娘……… 息子は無事なのか。 恋人はなぜ死んだのか。 おもしろかった。 ドロドロしててすごか...

一人息子がゴミを捨てに行ったまま失踪。 付き合っていた男がホームから転落して轢死。 離婚した精神科医の元夫、凄惨な過去を持つ再婚相手、15歳ながらも持ち前の魅力で男を振り回すその娘……… 息子は無事なのか。 恋人はなぜ死んだのか。 おもしろかった。 ドロドロしててすごかった。 でも、ホラー? 確かに読んでてずっと怖かったけど、ホラーだと思いながら読んでたから不気味な方へ不気味な方へ解釈しようとしてた気もする。 そんなの関係なくおもしろかったけど

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2012/06/21

息子が突然いなくなった、そしてすぐに恋人が電車に轢かれなくなった。 その犯人は息子なのか、悪い想像が膨らむ。 人間の内面的な暗さ、ドロドロとした関係、疲れてるときには読まない方がいいかも。 中盤までは面白かったんだけど、最後失速した感じ。

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2012/06/17

息子の失踪直後に、愛人の男が死んだ。もしかして、息子が殺したのか?。第5回ホラーサスペンス大賞受賞作。 面白かった。ホラーサスペンス大賞受賞作品で、内容的にはホラー要素はまったく無し。サスペンスは少々?といった感じ。子供を思う母の気持ちや、それをとりまく人たちみんなが何かしらの仄...

息子の失踪直後に、愛人の男が死んだ。もしかして、息子が殺したのか?。第5回ホラーサスペンス大賞受賞作。 面白かった。ホラーサスペンス大賞受賞作品で、内容的にはホラー要素はまったく無し。サスペンスは少々?といった感じ。子供を思う母の気持ちや、それをとりまく人たちみんなが何かしらの仄暗いものをもっていて、それが生々しくかかれていた。

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2012/05/10

 いけないとは思いつつも、別れた夫の義娘の恋人・犀田との関係を続ける佐知子。しかしある日を境にすべてが変わってしまう。息子の文彦が失踪し、犀田は駅のホームに転落し、帰らぬ人となってしまった。  自分と犀田が関係を持ったからこのようなことになってしまったのではないかと思い悩みながら...

 いけないとは思いつつも、別れた夫の義娘の恋人・犀田との関係を続ける佐知子。しかしある日を境にすべてが変わってしまう。息子の文彦が失踪し、犀田は駅のホームに転落し、帰らぬ人となってしまった。  自分と犀田が関係を持ったからこのようなことになってしまったのではないかと思い悩みながら、文彦を探す日々を送ることになる佐知子。  果たして物語がどんな形で決着するのか、目次を見る限りおよそ1週間という短い期間でなんらかの答えが出るはずだとはわかるのだが、まったく検討もつかなかった。  そっちかー!そっちだったかー!!という感じ。で、個人的にはそっちなのかー……と気持ちがフェードアウトしてしまった。  感じたことをうまく書くのが難しいけど、あっち側なんてのはそこらにごろごろ転がってて、案外まいにちを暮らす中で簡単にするりとそちら側へ渡ってしまう恐ろしさを感じた。

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2012/07/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

魔性の女にはまって人生を狂わせてしまう男の話は、痴情の愛、阿寒に果つなど、古くからたくさんある。魔性の女になりたいって言う潜在的な願望って、シンデレラコンプレックスと同じようにどんな女性にもあるんでしょうねぇ。 実際は危険を察して魔性の女から逃げるやつと、近づく勇気のないヤツが多くて、女性が考えるほど全員が虜にはなっていませんけど。魔性の女にはまった男の末路は悲惨で、身ぐるみ剥がされるか、犯罪を犯して捕まるか、死んでしまうか、殺してしまうかになりますが、文彦にはそうならずに、ナズナちゃんと青春を謳歌する人生に矯正されてくれればと願わずにはいられません。

Posted byブクログ

2012/04/29

男を狂わさずにはおかない女性 亜沙実の周りで起こる数々の事件の話。まほかるドロドロワールド全開だ。多少くどいところはあるが、事件の特異性は抜群だ。又フォロー作家が増えてしまいそうだ。

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2012/04/27

沼田まほかる作品は「痺れる」に続いて二作目。 この作品も一気に読んでしまった。 複雑な人間関係、張り巡らされた伏線、というとありきたりだけど、 そんなベーシックな舞台や素材を使っても、ねじ伏せられるような迫力があった。 暴力的でショッキングな描写もあったけれど、 ラストで佐智子...

沼田まほかる作品は「痺れる」に続いて二作目。 この作品も一気に読んでしまった。 複雑な人間関係、張り巡らされた伏線、というとありきたりだけど、 そんなベーシックな舞台や素材を使っても、ねじ伏せられるような迫力があった。 暴力的でショッキングな描写もあったけれど、 ラストで佐智子が一面に雪の降った景色を見て 死の灰が降ったようだと感じたシーンも印象的。 亜沙美というブラックホールのような引力を持つ人物造形も、 それについて本人が無自覚で、悲しいくらい宿命的なのも、 この作品の不思議な魅力につながっている。 亜沙美がもし古代日本に生まれていたら、 神のように崇められていたのかもしれない、とも思った。 服部のキャラクターも秀逸。 迷惑なのかありがたいのか、無神経なのか繊細なのか分からない、 こういう人っているよな、と妙に感心した。

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2012/04/13
  • ネタバレ

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一気読み。 ゴミ捨てにいった息子が行方不明。。。愛人が死ぬ。。。 どんどんいろいろなことが起こって目が離せない。 でも結末はちょっと拍子抜け。

Posted byブクログ

2012/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み出したら止まらなかった 心配する母親の気持ちが何度も何度も嫌というほど出てくる 死んでしまったのか、犯人なのか… しかし途中で生きていると確信すると、おのずから居場所が分かってしまう 話に引き込まれながらも、何だかしっくりこないそれぞれの思いに ☆3個

Posted byブクログ