ポケットに名言を 改版 の商品レビュー
寺山修司自身の言葉たちをもっと読みたかったなという気持ちもあるけど、とても大事にしたい一冊になった。言葉を友人に持とう。
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サラッと読める名言集かな〜と思って手に取ったけど意外と難解に思えるやつも多かった。 元ネタちゃんと知りたくなりますね。
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「私は私自身の記録である」(p.174) それこそ今の時代はSNSに「名言(?)」がたくさん転がっていますが、そしてそれと本書を比べてとやかく言えるほどの資格は私にはありませんが、でも、本書に収められた名言たちの重みはまた違うなぁと感じてしまいます。いやいや、でも寺山修司に言わ...
「私は私自身の記録である」(p.174) それこそ今の時代はSNSに「名言(?)」がたくさん転がっていますが、そしてそれと本書を比べてとやかく言えるほどの資格は私にはありませんが、でも、本書に収められた名言たちの重みはまた違うなぁと感じてしまいます。いやいや、でも寺山修司に言わせれば、今必要なのは名言ではなくて平凡な一行、一言とのこと。このあたりも、今と変わっていないような気がします。
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第23回アワヒニビブリオバトル「社会人になる人に読んで欲しい一冊」で発表された本です。 2017.03.07
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スピードワゴン小沢がおすすめしていたので読んだ。 本当に色々な言葉がある。 この本を読んでいると、そこら辺に転がっている言葉にも宝石があることに気づく。 発言した人の性格や権威で、その言葉が価値あるものだと今まで見做してきたが、それは間違えなのかもしれない(もちろん、人の性格...
スピードワゴン小沢がおすすめしていたので読んだ。 本当に色々な言葉がある。 この本を読んでいると、そこら辺に転がっている言葉にも宝石があることに気づく。 発言した人の性格や権威で、その言葉が価値あるものだと今まで見做してきたが、それは間違えなのかもしれない(もちろん、人の性格や権威を言葉を吟味するのに重要なファクターである)。 言葉は発言した者の物ではなく、受け取った者の物なのだ。 どう扱うかは自分次第なのだろう。
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ものすごく濃厚なするめをちびちびとしゃぶるかのように、じっくりと数ヶ月ぐらいかけて読み終えた。 著者の寺山修司が名言と感じた文章をひたすらに羅列してくれている一冊。元気の出る格言が書かれた日めくりカレンダー的なものとは違って、この名言たちに触れて即座に「よし!明日も頑張るぞ!」と...
ものすごく濃厚なするめをちびちびとしゃぶるかのように、じっくりと数ヶ月ぐらいかけて読み終えた。 著者の寺山修司が名言と感じた文章をひたすらに羅列してくれている一冊。元気の出る格言が書かれた日めくりカレンダー的なものとは違って、この名言たちに触れて即座に「よし!明日も頑張るぞ!」という気持ちになるタイプのものではない…はず。少なくとも自分にとってはこの本に集められた名言にたどり着くまでの物語や、前後の文章があったとしても、はたして自分の思考や生き方に取り込めるかどうか…というくらい難しいものだらけだったので、1%でも吸収できたならいいかな、という読後感だった。 もの凄く高級なお酒を時間をかけてじっくりと味わうように楽しむ一冊なのかもしれない。折に触れてぱらぱらとめくって、目に付いた文章を視線で撫でては本棚にしまう、ということを末永く続けていきたい。
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「寺山修司」が選んだ名言をまとめた『ポケットに名言を』を読みました。 先日読んだ「ハービー・山口」のエッセイ『女王陛下のロンドン』に、「寺山修司」に関するエピソードが含まれていたので、ちょっと読んでみたくなったんですよね。 -----story------------- 世に...
「寺山修司」が選んだ名言をまとめた『ポケットに名言を』を読みました。 先日読んだ「ハービー・山口」のエッセイ『女王陛下のロンドン』に、「寺山修司」に関するエピソードが含まれていたので、ちょっと読んでみたくなったんですよね。 -----story------------- 世に名言、格言集の類は数多いけれど、本書ほど型破りな名言集は珍しいのではないか。 歌謡曲あり、懐かしい映画のセリフあり、かと思うと、「サルトル」、「サン=テグジュペリ」、「マルクス」…。 しかつめらしく覚えたり、読むのではなく、Tシャツでも着るようにもっと気軽に名言を自分のものにしよう!思い出にすぎない言葉が、ときには世界全部の重さと釣り合うことがあるのだから。 異彩を放つ、真にユニークな書。 ----------------------- 映画の台詞から、詩の一部、著名人の発言等々… セレクションの幅広さに驚かされましたね。 以下の分類で数多くの名言が紹介されています。 1 言葉を友人に持とう 2 暗闇の宝さがし 3 好きな詩の一節 4 名言 5 無名言 6 時速一〇〇キロでしゃべりまくろう 改定新版のためのあとがき 言葉の持つ力というのを再認識できたかな… 紹介されている言葉が出た背景や、前後の状況、発言した人物等を知っていると、もっと理解が深まったと思いますが、そこまで求めるのはムリですね。 またいつか読み返してみたい一冊です。
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昭和時代に多数の文芸作品を残した歌人・劇作家。 冒頭の一言がキザでかっこいい。「言葉を友人に持ちたいとおもうことがある。それは、旅路の途中で自分がたった一人だと言うことに気がついたときにである」 名言の定義は人それぞれだから、著者の定義を踏襲しなくとも自分の思うように考えてよいだ...
昭和時代に多数の文芸作品を残した歌人・劇作家。 冒頭の一言がキザでかっこいい。「言葉を友人に持ちたいとおもうことがある。それは、旅路の途中で自分がたった一人だと言うことに気がついたときにである」 名言の定義は人それぞれだから、著者の定義を踏襲しなくとも自分の思うように考えてよいだろう。一つストンと腑に落ちたのは、友人と同じように「名言」も疎遠になっていったものもあれば急激に親しくなったものもある、という解釈。昔あれほど感情揺さぶられていたものが今響かなくなったとしても、それはそういうものなのである。 寺山修司が選ぶ名言より、寺山修司の言葉のほうが自分は心動かされる。
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小説や映画、詩、歌詞など分野を問わず、自分の心に響いた言葉が名言であり、時に処方箋にもなる。言葉のもつ力や可能性を改めて感じた。自分なりの名言を集めていくのも面白そう。
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Instagramきっかけで購入。ピンクのカバーが最高にかわいい。 扱っている時代が昔なので、全体的に暗い印象を持ちました。 ただ、自分の感情に対して言葉が「検索」できないからこそ、 自分の感情を自分の言葉で表現する「リアル」を感じることができました。 俺が拠り所とする名言は...
Instagramきっかけで購入。ピンクのカバーが最高にかわいい。 扱っている時代が昔なので、全体的に暗い印象を持ちました。 ただ、自分の感情に対して言葉が「検索」できないからこそ、 自分の感情を自分の言葉で表現する「リアル」を感じることができました。 俺が拠り所とする名言は見つからなかったですが、名言に縋って生きる必要がなく、充実しているということかもしれません。 また何十年後に再読したいですね。
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