ポケットに名言を 改版 の商品レビュー
「あなた、わたしを好き」 「好きだとも」 「どのくらい好き!」 「お金にして10万ポンドくらい。そう、10万ポンドくらいだよ!」 ジョン・ブレイン「年上の女」 人は仰いで鳥を見るとき その背景の空を見落とさないであろうか 三好達治「鳥鶏」 いくら抜き出した名言なんか...
「あなた、わたしを好き」 「好きだとも」 「どのくらい好き!」 「お金にして10万ポンドくらい。そう、10万ポンドくらいだよ!」 ジョン・ブレイン「年上の女」 人は仰いで鳥を見るとき その背景の空を見落とさないであろうか 三好達治「鳥鶏」 いくら抜き出した名言なんか見ても、その背景を知らなければ上辺しか受け取れないので、 名言集って滅多に読まないのですが、 気が向いたので。。 以下あとがきより。 「名言などは、所詮、シャツでも着るように軽く着こなしては脱ぎ捨ててゆく、といった類のものだということを知るべきだろう。」 とはいえ、ウィットに富んだ言葉は面白かったし、 ものによっては引用元を読んでみたいなという気にさせられました。
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やはり言葉はその時々でまといたいものです。著者自身の文章葉がやはり心に残ります。土着的な肌合いを感じさせる言葉は鉈のようでもあり、また綿花のように無垢でもある。
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こういう本を出せるくらいなので、 相当の量の映画を見たり、本を読んでいたんだろうな〜。 著者はいい文章に出会ったらノートに書いてたらしい。 意味はわからなくても、語呂がよかったり、音に出してみるといい文章ってあるなぁと思いました。 時々読み返してみるのも良さそうです。
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ピンとくるものはちゃっかりストックさせていただいてあえていうなら、名言は人に教えてもらうときもあるけど、基本的にじぶんで出会ってじぶんのものにしていくものが残ってじぶんの一部になるんだなという感想。 もちろんその出会いがこの本となることもあると思うから、興味あるなら読んでみたらい...
ピンとくるものはちゃっかりストックさせていただいてあえていうなら、名言は人に教えてもらうときもあるけど、基本的にじぶんで出会ってじぶんのものにしていくものが残ってじぶんの一部になるんだなという感想。 もちろんその出会いがこの本となることもあると思うから、興味あるなら読んでみたらいいと思う!
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一度読むだけでは意味がよく分からない言葉もありました。 二度三度と読むことで、今まで気付かなかったことに気付いたり。 一言に真理がたっぷりと詰まっているもの、真理を別の角度から観たもの。 言葉を味わう楽しみがつまった本。 寺山修司の感性から選ばれた言葉なので、趣向を知るのにも最...
一度読むだけでは意味がよく分からない言葉もありました。 二度三度と読むことで、今まで気付かなかったことに気付いたり。 一言に真理がたっぷりと詰まっているもの、真理を別の角度から観たもの。 言葉を味わう楽しみがつまった本。 寺山修司の感性から選ばれた言葉なので、趣向を知るのにも最適。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「書を捨てて街に出よう」 といった人が、 「ポケットに名言を」 ときたので、これは読まずにはいられない。 たしかに、感銘を受けた名言がいくつか載っている。 自分で、自分の気に入った名言集を作って、 ポケットにいれておきたいと思った。 今日から、ひとつづつあつめて、3年後に、1000名言があつまったら、 自分の集めた名言集を出版しよう。 「ポケットに名言をII」
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読んだだけでピンとくるのが少なかったのは自分の実力不足。ただ、この言葉の意味はなんだろ?なんて考えながから読んでいくのもよいものだ。
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高校の時初めて読み感銘を受け、その後も何度か拾い読みを続けてきた本。 「アメトーーク/読書芸人」でスピードワゴン小沢さんが、この『ポケットに名言を』を人にあげたくなる本とお話しされ、一緒に見ていた娘が興味を示したので、本棚から引っ張り出しました。 今は、娘が酸化してまっ茶色の本を...
高校の時初めて読み感銘を受け、その後も何度か拾い読みを続けてきた本。 「アメトーーク/読書芸人」でスピードワゴン小沢さんが、この『ポケットに名言を』を人にあげたくなる本とお話しされ、一緒に見ていた娘が興味を示したので、本棚から引っ張り出しました。 今は、娘が酸化してまっ茶色の本を読んでいます。
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「女性というものは愛されるためにあるのであって、理解されるためにあるのではない。」 「女の祖国は若さです。若さのあるときだけ、女というものは幸せなのです。」 「どうせあたしをだますなら 死ぬまでだましてほしかった」 「『いのちをたつのも、いのちをほろぼすのも、どちらもたのし...
「女性というものは愛されるためにあるのであって、理解されるためにあるのではない。」 「女の祖国は若さです。若さのあるときだけ、女というものは幸せなのです。」 「どうせあたしをだますなら 死ぬまでだましてほしかった」 「『いのちをたつのも、いのちをほろぼすのも、どちらもたのしいあそびだったら、ほろぼすほうをえらんだからって、どうしてそれがざいあくかしら?』」
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前にいつ読んだのかはっきりとは分からないけど多分4、5年ぶりくらいの再読。 ほとんど覚えてなかった。 多くの名言が並べられてるなかで、今回自分が最も印象に残ったのは寺山自身の言葉。 「忘れることもまた、愛することだという気がするのである」というのにいくらか救われたように思う。 ...
前にいつ読んだのかはっきりとは分からないけど多分4、5年ぶりくらいの再読。 ほとんど覚えてなかった。 多くの名言が並べられてるなかで、今回自分が最も印象に残ったのは寺山自身の言葉。 「忘れることもまた、愛することだという気がするのである」というのにいくらか救われたように思う。 これまでに忘れて、さらには忘れたことすら忘れてしまってることも数多くある。 そういうものを思うと哀しくなっていたけど、それを肯定されたような気持ち。 あと、学生時代の授業で扱った本や映画の名言がいくつかあった。持っている本は改めて読んでみよう。 むしろ、名言としてとり出されたことで本当の文脈は分からなくなってる。だからその名言がどのような文脈で語られたものなのか原典を読んでみたくなった。
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