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菊と刀 の商品レビュー

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92件のお客様レビュー

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2014/07/30

2013途中まで 日本研究の名著なので読んでみたが、研究対象の時代がだいぶ前なので…。飽きてきて途中で放棄し、そのまま。再読待ち。…再読まで至らなさそうだな。

Posted byブクログ

2014/06/06

情報も碌になかったろう戦時中の敵国を、ここまで冷静に深く分析できるなんて、ただただ凄いと感じました。もう少し勉強してから読んだらもっと面白そうなので出直してきます。

Posted byブクログ

2014/03/19

アメリカ人の文化人類学者が日本について分析した本。 日本人とは違う視点で日本の文化や日本人の人間性を見る事ができ、とても新鮮。ただ難しい言葉や言い回しが多く、読みにくく感じた。

Posted byブクログ

2013/10/22

ブクログ1700冊目は、前々から名前だけは知っていた、ルース・ベネディクトの『菊と刀』。 戦争における情報収集目的で、アメリカ政府向けにまとめられたものだという印象が強く、自分で読むことになろうとは思っていませんでしたが、想像していたよりも難解ではなく、興味深い内容でした。 歴...

ブクログ1700冊目は、前々から名前だけは知っていた、ルース・ベネディクトの『菊と刀』。 戦争における情報収集目的で、アメリカ政府向けにまとめられたものだという印象が強く、自分で読むことになろうとは思っていませんでしたが、想像していたよりも難解ではなく、興味深い内容でした。 歴史の教科書でも取り挙げられるように、アメリカが初めてまとめた日本文化論という、意義深いものです。 文化人類学の専門家である著者が実際に来日して、調査執筆したような詳細さにあふれていますが、実際には日本文献をまとめ、日系移民と触れ合うことで、日本の文化の本質に迫ろうとしたものだそうです。 「日本人は、好戦的なくせに平和思考、尚武的であると同時に審美的、傲慢にして丁重、融通が効かないくせに適応力があり、従順なのになめた真似をされると腹を立て、忠誠心があるくせに裏切り、勇敢だが臆病、新しい流儀に対して身構えるくせにそれを歓迎もする-こういう矛盾が最高度に達する国民だ」 と書かれると、(そうなのかな)と思いながらも、(アメリカ人だってそうではないのかな)とも思います。 外部からの指摘は、内部にいる者にはピンとこなかったりするものなので、客観的なまとめ方が新鮮。 著者自身も訪れたことのない日本という未知なる島国について、何も手がかりがないところからここまでまとめあげるまでに、どれほどの資料収集と対面調査を繰り返したことでしょう。 全く根も葉もないような噂もあったりして、おかしくなりますが、知らなかったこともいろいろと記載されていました。 たとえば「日本には姓の種類が豊富」という項目には「4億5千万人の中国人の中で、姓はわずか470しかない」と紹介されており、その少なさに驚きました。 「レジャーの行事として、日本人は料理が次から次へと際限もなく出てくる食事を楽しむが、一つ一つの料理の量はスプーン一杯分くらいで、その味に劣らず見かけも賞賛の対象になる」 この表現も、なんだかおもしろい感じ。スプーン一杯分っていうのは誇張し過ぎかと思いますが。 「彼らの小説や戯曲には『ハッピーエンド」が殆ど無い」 「幸福の追求こそ人生の本当の目標だという考え方は、日本人には驚嘆すべき不道徳な原則なのだ。」 という表現には「ええっ?」と思いましたが、先日中の日本人は、私達とはまた違う考えを持っていたのかもしれません。 また「生まれてから3日の間は、赤ん坊は授乳されない。というのも、日本人は本当の乳が出るまで待つからだ。」という一文にも驚きました。 今ではそんなことはないと思いますし、産後すぐに授乳できるように事前ケアが整っていますが、当時は赤ちゃんは生まれたてなのにお腹をすかせていたわけなんですね。 アメリカの個人主義と比較しての日本の協調精神は、今でも提示される相違点。 歴史の時間にこの本について習った際"「日本は恥の文化だ」と規定された"と学びましたが、該当の箇所には、 「些細な事にこれほど敏感に反応し、痛ましいほどに傷つきやすい。アメリカだと、これは思春期の不良たちについての記録とかノイローゼ患者のカルテなどでしかお目にかかれまい。」 という表現がされていました。 武士の心得をベースとした、世界に誇れる堂々たる恥の文化だとばかり思っていたのに、思春期の不安定さに比べられたり、さらにはノイローゼの病人扱いされていたとは。 意外に小者扱いされていたのが予想外でした。 現在は、グローバル化が進み、習慣も考え方も、かなり世界の人間が共通化してきていますが、当時はまだまだ分かり合えない異文化民族同士でしかなかったアメリカと日本。 その、異質な民族を、なるべく理解しようとするアプローチが、文章からにじみだしており、当時の調査の大変さを考えながら、ここまで詳細にまとめあげた著者の力量に舌を巻きました。

Posted byブクログ

2013/10/08

戦後日本研究の古典的作品であるが、現在も世界各国で日本研究を始める学生が手にするものである。グローバル化が進む社会の中で、日本とは・日本人とは何かを考える上での1つのヒントになるのではないか。 九州大学 留学生センター 日本語教育 教員 大神智春

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2013/09/07

『終戦のエンペラー』を観て、 日本人とは何か、考えるため本棚から取り出す。 半世紀以上前の著作によって、 自分でも知らない自分の奥底が掘り起こされて晒されるような気分。 ここまで冷静で深い洞察を、日本を一度も訪れることなく成し得た著者に感服。 あとがきまでずっと、著者は男性...

『終戦のエンペラー』を観て、 日本人とは何か、考えるため本棚から取り出す。 半世紀以上前の著作によって、 自分でも知らない自分の奥底が掘り起こされて晒されるような気分。 ここまで冷静で深い洞察を、日本を一度も訪れることなく成し得た著者に感服。 あとがきまでずっと、著者は男性かと思っていたが、実は女性でびっくり。

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2013/06/20

文化人類学の本であるが、太平洋戦争当時、アメリカは日本人研究に。。 我が日本国は、敵性語として英語を学校から排除。。この差はもうどうしようもない。

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2012/10/07

書かれた時代の背景等もあってか、内容がバイアスまみれだった。一つの日本人論としてこれはこれ、と割り切って読めば面白いかも。

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2012/09/23

文化人類学をやるなら読むべき一冊。 単に読み物としても面白い。高校の時に読んだはず。 講談社学術文庫ともう一冊別訳(光文社?)があるけど、個人的には講談社の訳のほうが文章が好み。

Posted byブクログ

2012/06/22

これを読む前でも読んだ後でもいいから、長野晃子著の「日本人はなぜいつも『申し訳ない』と思うのか」を読んでほしい。菊と刀の分析としてはとても面白い本だった。

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