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菊と刀 の商品レビュー

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92件のお客様レビュー

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2011/07/07

日本に来たこともないのにこれだけ詳細に日本人を分析できるなんて…!! 日本は戦前に較べたら社会による個人の縛りは緩くなったけど、「KY」なんて言葉が示すように、世間体を気にするなどの性質の根幹は変わってないね。

Posted byブクログ

2011/06/17

非っ常ーに、興味深く読みました。 作者はこれを書いた時点で日本に来たことがなかったそうですよすごいですね。 言葉のチョイスが日本的でないので、(当然ですが、)読み慣れるまでツラかったですが、読み終わっても総論が掴めなくてもう一度要約作業をするハメに陥ってますが、(馬鹿なんです。)...

非っ常ーに、興味深く読みました。 作者はこれを書いた時点で日本に来たことがなかったそうですよすごいですね。 言葉のチョイスが日本的でないので、(当然ですが、)読み慣れるまでツラかったですが、読み終わっても総論が掴めなくてもう一度要約作業をするハメに陥ってますが、(馬鹿なんです。)慣れれば読み進めるのは楽です。 内容は、「全くもってその通り!」と思う部分もあれば「昔はそういうところもあった/そういう人もいたかも知れない…。」と思う部分もあれば「それは違うくない…?」と思う部分もありました。 それでも、豊富な事例と、それに対する「見方」がすごく面白かった。 自分の「当たり前」(常識でも考え方でも、)は、決して当たり前ではない、ということを改めて肝に銘じたい。 ただ。 個々のケースはそれぞれ理解できるんだけど、それぞれから演繹される「日本人像」がうまく像を結ばないんだ…読解力の問題。 あと、こういう日本人の性質が「どこから来て」、戦争で「どこがどう変化し」、新しく今現在「どう在るのか」が、知りたいのだけれど。 「評価と批判」なんてあるくらいだから、その後日本人によるすっごい日本人/文化研究の成果があるハズですよね? 探してみないと。

Posted byブクログ

2011/06/02

第2次世界大戦を経験した日本人の精神生活と文化について評論された本(初版1972年) 接続詞が多くてすごく難しい… で、結局どっちなの??という感じ。それが日本人の特徴という分析もあり。 現代の日本についても伺いたい。

Posted byブクログ

2011/05/27

結構色んな本に引用として出ていたので読んでみた。 訳が下手だと思った。私だってもうちょいまともな文章かけるぞって部分も…英訳は出来んがなw 内容に関しては、戦争の頃と今では結構違うなとおもた。

Posted byブクログ

2011/02/25

結構時間かけて読んだけど、各章の最期のほうになるとわからなくなってしまったことが何度かありました。 最終章のところで、これからの日本について言及されていますが、 その予想の通り、その後の日本は非核三原則を守り、国際社会での地位も終戦当時では考えられないような水準になりました。(今...

結構時間かけて読んだけど、各章の最期のほうになるとわからなくなってしまったことが何度かありました。 最終章のところで、これからの日本について言及されていますが、 その予想の通り、その後の日本は非核三原則を守り、国際社会での地位も終戦当時では考えられないような水準になりました。(今はだいぶ弱くなりましたが)すごい洞察力。 もう一度今の日本を調査されたら、どうなるんだろう・・・

Posted byブクログ

2010/11/02

国外から見た、日本人とはどういう生き物なのか、という事を 書き綴られた…論文、みたいなものでしょうか? いや、最後まで読めば、よく観察してきたな、と思うのですが エッセイというよりは確実に『論文』ものな感じなので 教科書を読んでいるかのようなというか何というか…。 生活の歴史、...

国外から見た、日本人とはどういう生き物なのか、という事を 書き綴られた…論文、みたいなものでしょうか? いや、最後まで読めば、よく観察してきたな、と思うのですが エッセイというよりは確実に『論文』ものな感じなので 教科書を読んでいるかのようなというか何というか…。 生活の歴史、なので社会科、でしょうか?? 観察されていた時代や、参考に聞いた日本人の話を考えると 確実に戦前戦後なのですが、いまだに頷ける部分が多いです。

Posted byブクログ

2010/11/14

「菊の優美と刀の殺伐」なんとかっこいい帯だこと。 ゼミの先生が授業でさりげなくこの本に関して言及してたから手にとった。まだ最後の川島武宜の「評価と批判」は読んでないけど、それを読む前に自分なりの評価と批判をメモがてらに書いとこうかなと。 著者ベネディクトさんは日本に一度も来日...

「菊の優美と刀の殺伐」なんとかっこいい帯だこと。 ゼミの先生が授業でさりげなくこの本に関して言及してたから手にとった。まだ最後の川島武宜の「評価と批判」は読んでないけど、それを読む前に自分なりの評価と批判をメモがてらに書いとこうかなと。 著者ベネディクトさんは日本に一度も来日せずにこの本を書き上げたことは脅威。著者の読書量に感服するというか。彼女の別の著作である「文化の型」に書いてあったが彼女は文化相対主義者であったらしい。なるほど、しかし頁をくくるにつれて日本文化への距離が縮まっていく印象を感じたのはおそらく僕だけなのか。まぁこれは文化人類学者の特徴であり、危険性でもあるのかな。彼女は日本文化を階層制度(政治・産業・軍部)、「忠」と「義理」・「義務」、「恥」の文化、これらの組み合わせでとらえているが、そこで映し出される日本人が現在とあまりにもかけ離れていることに興味がわいた。戦後日本には様々な文化が加速的に流入することでそれぞれの領域が雑種化していったためにこの感覚のギャップが生まれたのは当然。 ベネディクトが挙げる文化の型はとても興味深い。しかし、それから漏れる出来事やらがあるから何とも言えない部分もある。例えば首脳部は報恩を制度の中に巧妙に練り込むことにより国民を積極的に操作したのだが、その点からいえば彼らは、あるいは人の上に立つ人たちは天皇という象徴を利用したのであり、そこにはただ「忠」のみがあったとは考えにくい。やはり美濃部達吉のように機関として利用していた、つまり言葉にできぬが他の感情が含まれていたのではないか。しかし、国民一般への分析はやはり説得性があるのかな。当時の日本人が日本人をどう思ってたかも気になるところですな。 ゼミの先生は「ベネディクトはこの本を通じてアメリカ社会を眺めている。多くの人はそのようなことを感じないらしいが、僕からすればそれは深読みが足りない」とおっしゃっていたから、収支その点を意識していたが、なるほど、そう思えなくもない。かもしれない。つまり僕は深読みが足りないのです。でもアメリカ人に呼び掛けている印象は感じたのだけど…。

Posted byブクログ

2010/09/24

よそから見ると日本はどのように見えるのか??少し古い本ではあるけれども、外国人(特にアメリカ)がどう見ているか、その本質がわかるかな?と思い読み始めたのだが・・・・。 やはり少し内容が難しい。 読了するのがもう少しかかりそう。

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2010/06/27

なかなか、読み応えがあった。 一番は何と言っても外人なのにということ。時代背景が違うにしても、当の日本人が知らいないようなことを何でこんなに知っているのと関心というか、恥ずかしく感じました。 へ~そうなんだと、外人から日本文化を教えてもらった感じがしています。 まだ、勉強不足で理...

なかなか、読み応えがあった。 一番は何と言っても外人なのにということ。時代背景が違うにしても、当の日本人が知らいないようなことを何でこんなに知っているのと関心というか、恥ずかしく感じました。 へ~そうなんだと、外人から日本文化を教えてもらった感じがしています。 まだ、勉強不足で理解仕切れないことが多々ありましたが、時間をおいて再読したいと思います。

Posted byブクログ

2010/05/23

つまりは日本人がどう見られているかという本。 ルース・ベネディクトは日本に来たことが無かったらしい。 しかし、わりと当たっていると思われる。 日本人を考えるとき、この本は海外の人の有益な情報源となっていることと思う。相手にどう思われているかしるためにこの本を読むことは無益...

つまりは日本人がどう見られているかという本。 ルース・ベネディクトは日本に来たことが無かったらしい。 しかし、わりと当たっていると思われる。 日本人を考えるとき、この本は海外の人の有益な情報源となっていることと思う。相手にどう思われているかしるためにこの本を読むことは無益ではないと思う。

Posted byブクログ