わくらば日記 の商品レビュー
おっとり、のんびり。お姉さまは不思議でかわいくて、ワッコちゃんはおてんばで、お母様はとてもすてきな女性。昔なつかし。たまに、こういうのんびりストーリーを読むのはなかなかいいかも。
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夏空への梯子 すべての人は望まれてこの世に生まれ、あの高い 高い空に、誰もが祝福されているのだと。
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この ながれるような 昭和の雰囲気が とても 良いですねぇ 殺伐とは描かれない殺人事件 人々の心に巣くう哀しみ 人々の心宿る安堵感 装丁が 夕焼け空に染まる 午後五三十五分ごろの 東京の下町 まさに この小説の ムード そのものです
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ワッコちゃんと人や物の過去が「見える」姉さまが事件の真相を紐解いていく話。そんな能力が身近な人にあったらワッコちゃんのように色んなものを見て欲しい、聞かせて欲しいと思うだろうな。でも本当のことを知ることが全ていいわけじゃない。本当のことの多くは知らない方がいいことなのかも。どの話...
ワッコちゃんと人や物の過去が「見える」姉さまが事件の真相を紐解いていく話。そんな能力が身近な人にあったらワッコちゃんのように色んなものを見て欲しい、聞かせて欲しいと思うだろうな。でも本当のことを知ることが全ていいわけじゃない。本当のことの多くは知らない方がいいことなのかも。どの話も少し切なかった。 2011/11/27
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特殊能力ミステリみたいな?ミステリっつか人情よりだけれど。うーん。なんか、おしい。何がおしいんだろう。茜ちゃんが出てきて多少よくはなったけど、続編読もうとは思えない。
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昭和30年代、戦後の混乱がまだ残る日本を舞台に、不思議な力を持つ姉と、その妹が様々な事件に遭遇する物語。 絶妙な時代設定と、文章の持つ力で、あり得ないはずの話がリアルに感じる。悔しいけれど面白い。
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何年かぶりに朱川湊人を読んだ。花まんま以来。ミステリーに分類したけど、ファンタジーかな。昭和30年代のお話。内容はともかく、景山徹の挿絵が素晴らしい。
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ますますハマってしまう朱川湊人。昭和のノスタルジーたっぷりに、なつかしい風景、空気がしみる。表紙・裏表紙の絵がとても内容にマッチしている。夕日に染まる東京の下町、お姉さまが私の手を取って歩いている。四本になったり一本になったりする煙突が遠くにあり裏表紙の川のむこうには出来たばかりの東京タワーが見える。お姉さまは27歳で亡くなると最初に書いてあるだけに、よけいはかなさが伝わってくる。このお姉さまのシリーズ、まだまだ続編を書き続けてほしい。でも「いつか夕日の中で」で最後に悪い事をした娘達をお仕置きとして得意の柔道の技で投げ飛ばすお母様のりりしさも好きです。最後に自分から進んで悪いのを認め投げられた私が投げられている途中に「えっ、どうして私は巴投げなの?」とつぶやく瞬間、思わず吹き出しました。
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姉が特殊な能力を持っていると知った妹が ちょっとしたお節介をしたばかりに繰り広げられる 心温まる人間模様です。 警察の捜査に協力した姉妹が知った犯人の心情に 善と悪だけでは割り切れない人間の性というものを 深く考えらされました。 本当の優しさとは何なのかと、自問自答してしまいます。 けなげで美人の姉と、ごく普通の妹との心温まる物語です。
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「追憶の虹」の漫画化されたものを読んで、いつか原作を読んでみたいと思っていた。5話あるけれど、どの話もせつない。続きの本もあるみたいなので読んでみたい。
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