1,800円以上の注文で送料無料

文明崩壊(上) の商品レビュー

3.9

52件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2009/10/07

祇園精舎の鐘の声、盛者必衰の理を表す。驕れる者は久しからず、現代社会もまた人間の力を過信してるのではなかろうか。この本には過去に隆盛を極めつつも崩壊して行った文明を考察している。現在も謎に包まれる巨石文明を築き上げながらも忽然と姿を消した中米のマヤやイースター島。そのほかグリーン...

祇園精舎の鐘の声、盛者必衰の理を表す。驕れる者は久しからず、現代社会もまた人間の力を過信してるのではなかろうか。この本には過去に隆盛を極めつつも崩壊して行った文明を考察している。現在も謎に包まれる巨石文明を築き上げながらも忽然と姿を消した中米のマヤやイースター島。そのほかグリーンランド入植地など多様な文明崩壊の実例からそこに共通するパターンを導き出している。つまり文明発展における環境負荷が崩壊の原因であることを論じている。著者は生理学者であるが博識であり、なかなか分かりやすく論じられている。環境負荷についても自然・社会など多角的に検討されているので歴史や環境問題に興味のある人に非常にお勧めです。ただ欠点を言えば、上下巻になるほど長いということですかね。

Posted byブクログ

2009/10/04

前作「銃・病原菌・鉄」に続く人類の歴史もの。今回はどのように文明が誕生し崩壊するのかが書かれている・・・という。

Posted byブクログ