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文明崩壊(上) の商品レビュー

3.9

52件のお客様レビュー

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2018/04/22

過去の文明はなぜ崩壊したのか。その理由を探り未来へ生かそうとする試みである。考古学や生態学の成果を生かしてイースター島、マヤ、グリーンランドなどの衰亡を緻密に描き出す。まるでその場にいるような迫力だ。

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2017/09/11

内容はとても興味深く、目から鱗のことも多く面白いはずなのですが、何故か私には読みずらい本でした。よく寝られたし…。

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2017/08/14

取り上げられている文化文明のエピソードが実に面白く、また時に寒気を感じるようなおぞましいものもあったりしつつ、たちまち読み終えてしまった。

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2017/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2005年刊。◆環境・交易・気候変動・戦争など種々の要因から文明が崩壊し、あるいは存続する様を、世界史的に論じようとする大作。上下巻のうちの上巻。◆人間がコントロールできるのは人為的な環境・交易・戦争だが、他者を必要としないのは人為的な環境改変のみである。本書を読めば、環境改変を防ぐべく、森林保全・土壌保全の必要性の大なることが痛感される。この点、森林保全・田園保全を軽視しているように見える日本も他人事ではない。降水量が多いことに安住していると、気がついた時には取り返しがつかなくなっているかもしれない。 上巻ののテーマは、次のとおり。①アメリカのモンタナ、②イースター島(ちなみにモアイ像は1600年頃まで作られていた)、③東ポリネシアのピトケアン諸島(ヘンダーソン島を含む)、④アメリカのアナサジ族、⑤マヤ文明、⑥ヴァイキング植民地(イギリス北部・アイスランド・北米大陸ヴィンランド)、⑦ノルウェー領グリーンランド。

Posted byブクログ

2015/02/14

過去に存在した各種文明が崩壊した要因を 環境にみて検証を行う一冊。 非常に読みやすく、かつ示唆に富んでおり好奇心を強く煽る。 特にノルウェー領グリーンランドに関する内容には 疎かったこともあり、非常に興味深く読めた。 また、著者が極力その視点を該当する文明に属していた 個々人にあ...

過去に存在した各種文明が崩壊した要因を 環境にみて検証を行う一冊。 非常に読みやすく、かつ示唆に富んでおり好奇心を強く煽る。 特にノルウェー領グリーンランドに関する内容には 疎かったこともあり、非常に興味深く読めた。 また、著者が極力その視点を該当する文明に属していた 個々人にあてている点にも共感できる。 下巻の内容も楽しみ。

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2014/06/28

〇ひ書店店主おすすめの一冊 (http://bookbookokitama.wordpress.com/event/hitohako/)

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2014/06/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『銃・病原菌・鉄』も面白かったですが、これも読み応えのある本。過去の歴史において、崩壊した文明と崩壊を免れた文明をそれぞれ取り上げ、その理由を検証しています。 著者らしく、崩壊の大きな要因の一つとして環境破壊や気候変動、環境変化に対する社会の対応の成否などを挙げているほか、近隣の敵対集団の有無、友好的な集団との取引の変化などもポイントとして述べられています。崩壊の時期も場所も異なるイースター島や太平洋の島々、南米のマヤ文明、グリーンランドやアイスランドなどがこれらの要件のほとんどを満たしているという論の進め方はさすがだな、というところです。 この上巻では、崩壊した文明の詳細な検証までで話が終わっています。下巻では崩壊しなかった文明と、現代において崩壊の危機にある文明について検証するようです。下巻の最後に著者がどのような論を提示してくるのかが楽しみなところです。

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2013/12/23

入植から食糧調達のために環境破壊が進み、人口増加を支えられずに、やがて共同体は崩壊していく。これが文明崩壊の共通項だ。

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2013/10/14

イースター島の滅亡とモアイ像の関係。 アメリカ モンタナ州 グリーンランド アイスランド ヴァイキング 赤毛のエイリーク 文明が崩壊する原因の法則。 ・環境被害(資源の取りすぎ) ・気候変動 ・外敵 ・交易からの孤立 ・問題への社会の対応

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2013/03/31

いくつかの分野にまたがった知識が、歴史に名だたる文明の 崩壊について紐解かれていく様は、読んでいて特別な本を 読んでいる気持ちになれる。冒頭はモンタナの著者自身の 境遇の話で、情緒もありつつ本題に入っていき、イースター島や、 マヤ文明、北欧バイキングなどおなじみの文明が登場する。...

いくつかの分野にまたがった知識が、歴史に名だたる文明の 崩壊について紐解かれていく様は、読んでいて特別な本を 読んでいる気持ちになれる。冒頭はモンタナの著者自身の 境遇の話で、情緒もありつつ本題に入っていき、イースター島や、 マヤ文明、北欧バイキングなどおなじみの文明が登場する。 ただ、文明崩壊の大筋を言うと、どの文明も 資源乱獲・旱魃→滅亡という決まった展開なので、 話として退屈に感じる部分もある。 そう言った点で同著者の本を読んだことない人ならば、 重鉄病原菌の方を先に読むことをおすすめする。 あちらの方が単純に読み進める楽しみが大きいと思う。 値段も少し安いし。

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