ユージニア の商品レビュー
ようやく読み終えたものの、何だかもやもや。うーん。ストーリーとしては面白かったけれど、ラストがいまいち。
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これも複雑な構成。証言、事実、記憶…様々なもので話が進みます。ラストが淡い。賛否両論。わたしは首を捻ってしまう。でも恩田陸らしいといえばらしいです。やっぱり表現の仕方が上手いなぁ。
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設定だけでおなかいっぱい。 一族で一人生き残ったお屋敷に住む盲目のお嬢様。 でも最後まで読んでも全然納得できなかった・・・ 誰か解説してください;
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恩田さんらしくてやっぱり好きだなぁと思っちゃう。 子供も含む17人が何者かが持ってきた祝いの飲み物で毒殺された。 最初に読み始めたら、「Q&A」みたいな形式だなと思った。 今まで少しだけ恩田さんの作品を読んできたけど、登場人物がどこかみんな共通したものを持ってる。 ‘言葉の裏を読...
恩田さんらしくてやっぱり好きだなぁと思っちゃう。 子供も含む17人が何者かが持ってきた祝いの飲み物で毒殺された。 最初に読み始めたら、「Q&A」みたいな形式だなと思った。 今まで少しだけ恩田さんの作品を読んできたけど、登場人物がどこかみんな共通したものを持ってる。 ‘言葉の裏を読む、裏側、奥を見る’っていうことがふと浮かんでします。 すごく昔に読んだ東野圭吾の「白夜行」の雪穂を途中で思い出した。 やっぱり恩田作品は面白いなぁと毎回同じことを思う笑
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「 逆に、事実って何だろうと何度も考えましたよ。 それぞれの人は皆事実だと思って喋っているけれど、現実に起きた出来事を、見たまま話すのって、難しい。というよりも、不可能ですよ。そのひとの先入観とか、見間違いとか、記憶違いがあって、同じことを複数の人から聞いたら、どれも少しずつ違う...
「 逆に、事実って何だろうと何度も考えましたよ。 それぞれの人は皆事実だと思って喋っているけれど、現実に起きた出来事を、見たまま話すのって、難しい。というよりも、不可能ですよ。そのひとの先入観とか、見間違いとか、記憶違いがあって、同じことを複数の人から聞いたら、どれも少しずつ違う。その人の受けてきた教育とか、性格で、見方も異なるわけでしょ。 だから、実際に起きたことを、本当に知るというのは絶対に無理なんだなあと思いました。そうやって考えると、新聞の記事や、教科書に載っている歴史っていうのは本当に大まかな、最大公約数の情報なんだなって。」 過去の事件を関係者に聞き取り調査によって検証した本を出した作者や、そのとき聞き取りを受けた関係者にまた改めて事件の事を聞くという形の小説。 冒頭は唯一事件に関係なかった聞き取り調査のアシスタントの発言。 芥川龍之介の「藪の中」のような小説かと思ったら、ちょっと違った。 皆が犯人に思い当たるのだが、確信するものがあるのだが、動機も方法もわからない。いったい誰が聞いて歩いているのかも最後の部分までわからない。 なかなか楽しめる一冊だった。05・5・11
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【街を深く傷つけた、名家の大量毒殺事件。数十年を経て、今明かされる、遺された者たちの思い。果たして、街の人々は、真実を語っているのか? いったい誰が、なんのために無差別殺人を?誰もが見落とした毒殺事件の「真実」が、時を経て 様々な人の証言で暴かれてゆく】 恩田さん独特の語り口で...
【街を深く傷つけた、名家の大量毒殺事件。数十年を経て、今明かされる、遺された者たちの思い。果たして、街の人々は、真実を語っているのか? いったい誰が、なんのために無差別殺人を?誰もが見落とした毒殺事件の「真実」が、時を経て 様々な人の証言で暴かれてゆく】 恩田さん独特の語り口で淡々と物語が進むのがいいです。 言葉もキレイだけどキレイすぎず、くどすぎす。 本当にステキな文章を書く人だと思います。 読み終わったあとのなんとも言えないせつない感じ。 さすが恩田さん!っていう一冊です。 面白かった!!
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結構読むのタイヘンだった。。。本人が最後のほうまで語らないのでノワール方式かと思ったら最後に語った。07.10読了。
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金沢が舞台ということで読んでみました。こりゃあ大変な金沢です。大量毒殺事件の真相が、たくさんの人の証言や回想によって語られる。浮かんでくる一人の少女、果して彼女は犯人なのか? 恩田陸は「六番目の小夜子」が途中まで面白くて、でも結局何が何だかわからなくなってしまったのであんまり期待...
金沢が舞台ということで読んでみました。こりゃあ大変な金沢です。大量毒殺事件の真相が、たくさんの人の証言や回想によって語られる。浮かんでくる一人の少女、果して彼女は犯人なのか? 恩田陸は「六番目の小夜子」が途中まで面白くて、でも結局何が何だかわからなくなってしまったのであんまり期待してなかったのですが、このユージニアは大変面白かった!いや、ラストで結局わけわからんくなるのは同じなんだが、だがそれがいいとあえて言ってみる。だんだん事件の形が明らかになってくるのも楽しかったですしね。恩田陸まだまだ探り足りないですね。もっと読まねば! さて約五日で読んでしまったので次に読む本がない……ない……どすこい。でも読もうか……?三島由紀夫はどうした。
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いろんな方向から光をあてて(もしくは切り込んで)浮き彫りにしていく。Q&Aに近い形式。少しずつ明らかになる事件の詳細にぐんぐん引き込まれた。 ラストは少し掴みづらかったけれど、それに至るまでの道のりの不気味さは素晴らしい。
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装丁がすごい。表紙とか!文字の配置とか!始まりが綺麗。謎が少しずつ明らかになるような、ならないようなの恩田さんパターン。いつもよりは閉じているラスト。日本推理作家協会賞受賞作
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