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ユージニア の商品レビュー

3.8

239件のお客様レビュー

  1. 5つ

    49

  2. 4つ

    92

  3. 3つ

    69

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    4

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2009/10/07

なんだかよく分からない。 途中で、青澤緋紗子さんが相澤久代さんになってしまうのは何故……? よく「劇中劇」っていうけど、「本中本」? これは「忘れられた祝祭」の話なのかな? あと、動機について、もう少し匂わすような部分があればよかったと思う。

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2009/10/04

数十年前に起こった大量毒殺事件。 その事件について小説を書いた女性、その女性の手伝いをした男性、実際に巻き込まれた女性、犯行前の犯人を見ていた男性、小説を書いた女性の兄弟など、様々な視点から事件の真相に近付いていく。 全体を通して質問部分を省いたインタビュー形式(?)。 『Q&A...

数十年前に起こった大量毒殺事件。 その事件について小説を書いた女性、その女性の手伝いをした男性、実際に巻き込まれた女性、犯行前の犯人を見ていた男性、小説を書いた女性の兄弟など、様々な視点から事件の真相に近付いていく。 全体を通して質問部分を省いたインタビュー形式(?)。 『Q&A』に書き方は似ている作品な気がする。 ひとつの出来事をこれだけ多方面から書き上げるのはすごい。 それに全然関与してないような人物も実は重大なヒントを持っている。 それらを詳細に書きあげてる。 作中に書かれている小説を連想させるような終わり方。 少し不完全燃焼な気もするけど、悪くない。 こういう終わり方だから「小説」といった枠から少し出て、現実味を帯びさせているような気がする。 人間の心理描写は相変わらず巧み。

Posted byブクログ

2009/10/04

盲目の少女による教唆殺人。盲目の少女が真犯人だが、結局何が動機だったのかよくわからん。装丁が凝っている。よく見ると文章が微妙に右傾で書かれていたり。

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2009/10/04

まず最初に。 装丁が凝っており、これだけで価値がある。 装丁を手がけたのは祖父江慎氏。 左ページのみやや傾斜がかっており、本作の 不安定さやかみ合わない異常さを演出している。 また、話の筋はページをめくる手が惜しくなるくらいな内容。 話の進み方も面白く、謎が謎を呼び、さらに不...

まず最初に。 装丁が凝っており、これだけで価値がある。 装丁を手がけたのは祖父江慎氏。 左ページのみやや傾斜がかっており、本作の 不安定さやかみ合わない異常さを演出している。 また、話の筋はページをめくる手が惜しくなるくらいな内容。 話の進み方も面白く、謎が謎を呼び、さらに不思議な感覚になってゆく。 うだるような夏の日にある、片隅に潜んでいる恐怖、正常な世界にずれ込んできた異常。 どきどきすること間違いなし。 ただ、やはりオチまでの展開が早すぎてがっかり。 ここまで緻密にきれいに展開していたのに、ちょっと。

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2009/10/04

毒殺事件の関係者による証言集の形をとった物語。当時一応の解決をみた事件を、当事者の一人である少女が取材するって話。真犯人はこいつかと思わせておいて、でもどこにも明言されてないので、なんだかもやもや。ストーリー自体は可もなく不可もなく。おもしろくもなく、つまらなくもなく。まぁまぁだ...

毒殺事件の関係者による証言集の形をとった物語。当時一応の解決をみた事件を、当事者の一人である少女が取材するって話。真犯人はこいつかと思わせておいて、でもどこにも明言されてないので、なんだかもやもや。ストーリー自体は可もなく不可もなく。おもしろくもなく、つまらなくもなく。まぁまぁだったかな。2008/4/15

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2009/10/04

すごく評価の分かれる作品だと思います. 物語はある町の名士のお祝いの席で起こった大量毒殺事件で,一族,そしてお祝いに駆けつけた人々も巻き込み17人もの人が亡くなります. 一族の中,唯一生き残ったのは盲目の少女だけでした. この事件を当時の関係者にインタビューという形式でつづられて...

すごく評価の分かれる作品だと思います. 物語はある町の名士のお祝いの席で起こった大量毒殺事件で,一族,そしてお祝いに駆けつけた人々も巻き込み17人もの人が亡くなります. 一族の中,唯一生き残ったのは盲目の少女だけでした. この事件を当時の関係者にインタビューという形式でつづられていきます. パズルのような証言から徐々に事件の全容が見えてくるのですが,きっちりとした答えは書かれていません. 私はこう解釈したのだけど,他の読者は違う解釈をしたのかもしれない.そんな感じです. レビューも書きにくい.いろいろな受け取り方があるから.読む人それぞれのユージニアが存在する.そんな本です.

Posted byブクログ

2009/10/04

町の誰もが慕う富豪の家でおこった数十年前の大量毒殺事件について、その関係者たちの証言をまとめた・・って感じの小説。当時、事件からほどなく自殺した青年の単独犯という形でおさまったが、ほんとうに彼が犯人だったのか。ほんとうに単独犯だったのか。だとしたら、その家との接点のない彼の動機は...

町の誰もが慕う富豪の家でおこった数十年前の大量毒殺事件について、その関係者たちの証言をまとめた・・って感じの小説。当時、事件からほどなく自殺した青年の単独犯という形でおさまったが、ほんとうに彼が犯人だったのか。ほんとうに単独犯だったのか。だとしたら、その家との接点のない彼の動機は・・・??     最初、読みにくくてなかなか前に進みませんでしたが、中盤からどんどん引き込まれました。

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2009/10/04

☆2008・4 う〜ん。もっとミステリーかと思いきや、人間観察みたいな話で、ちょっと肩透かしでした。 最近は、こういった抽象的な作品の傾向になってきたよぉな。 りせシリーズの続きが読みたいです。

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2009/10/07

書き出しは「トーマの心臓」です。 「Q&A」のような対話形式で章毎に変わりに北陸の毒殺事件が語られていきます。「Q&A」は変化球の多さが面白かったですが、ユージニアは狙いが徐々に定まってゆくところが面白いです。 あと祖父江慎の装丁が不気味です。右上がりの文字たち、奇抜なフォント...

書き出しは「トーマの心臓」です。 「Q&A」のような対話形式で章毎に変わりに北陸の毒殺事件が語られていきます。「Q&A」は変化球の多さが面白かったですが、ユージニアは狙いが徐々に定まってゆくところが面白いです。 あと祖父江慎の装丁が不気味です。右上がりの文字たち、奇抜なフォント、初めの3章あたりは話の内容より、フォントが気になる。

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2009/10/04

大量毒殺事件についてさまざまな関係者の話。ちょっとQ&Aっぽいかな。Q&Aよりはまだ事件の犯人が明らかになるから(あくまでも仮説だけれども)いいかも。よくわからなかった。(2007/9/29)

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