組織デザイン の商品レビュー
よりよく考えるための良書。 日経文庫はときどき名著が現れる。 企業組織にはそれぞれの個性があるのだから、他社組織をそのまま模倣してもうまくいかない。自社には自社の組織デザインをカスタマイズしていくしかない。 そう、そして組織デザインというのは、複雑。 だから、著者の「煩雑で...
よりよく考えるための良書。 日経文庫はときどき名著が現れる。 企業組織にはそれぞれの個性があるのだから、他社組織をそのまま模倣してもうまくいかない。自社には自社の組織デザインをカスタマイズしていくしかない。 そう、そして組織デザインというのは、複雑。 だから、著者の「煩雑で現実主義的な作業を行うには、基本原則の深い理解が是非とも必要」という言葉が実務家にとってこそ重要な意味をもつ。 これもまた監査部必読書のひとつだろう。
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会社の組織体制を間近に控え、自分なりに組織のあり方を考えてみたいと思い、Amazonのレビューで評価が高かった本書を購読。 大雑把に言ってしまうと、大学の教科書コンパクト版といった感じ。まず、組織の意義・必要性といった総論から入り、機能別組織・事業部制・マトリクスといった組織...
会社の組織体制を間近に控え、自分なりに組織のあり方を考えてみたいと思い、Amazonのレビューで評価が高かった本書を購読。 大雑把に言ってしまうと、大学の教科書コンパクト版といった感じ。まず、組織の意義・必要性といった総論から入り、機能別組織・事業部制・マトリクスといった組織の基本形態の特徴を学ぶ。その上で、組織体制の中で行われる分業の種類とその特徴、更に分業によるアウトプットを会社全体のアウトプットにするために行われる調整・統合の枠組みとその特徴、といった各論に入っていき、更に分業や調整・統合の中で出てくるそれぞれのデメリットに対する打ち手の紹介という流れ。 著者も冒頭で言い切っているように「組織デザインの基本論理を解説したもの」なので、組織の概念を体系的に把握するための解説書としては、とても優れていると思う。 逆に言うと、概念を自分の中で具体的なイメージにしなくてはいけないので、それが難しいパート(特に分業のタイプに関する解説)は、よく寝落ちしました。。。「興味をわかせる意味で、具体的な実例を引合に出してもいいんじゃないかなー」とか思うのは、甘えかな^^; とは言いつつ、自社の現状や問題点とリンクする部分は自社が抱える問題なのか、組織論における問題点なのかを考えたりできて、面白かった。 「組織は戦略に従う」というけど、まずは会社の戦略を理解した上で、どういった意図があって組織を変えようとしているのか、経営者の視点でものを考える癖はやっぱりつけるべきなんだろうなー、と今更ながら思いました^^;もう少し年を取ってからまた読んでみると、もう少し違った読み方ができるかも。
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組織論の論点を総花的に解説はしてくれていない。 事例がない、文献リストがない、歴史的背景も示されない。 人材育成にも、戦略やイノベーションとの関わりにも触れない。 そのかわり、組織の最も基本的な機能、つまり、”分業と統合”を徹底的に考察していく。 確かに、組織論はこの分業と統合...
組織論の論点を総花的に解説はしてくれていない。 事例がない、文献リストがない、歴史的背景も示されない。 人材育成にも、戦略やイノベーションとの関わりにも触れない。 そのかわり、組織の最も基本的な機能、つまり、”分業と統合”を徹底的に考察していく。 確かに、組織論はこの分業と統合が要諦であって、ここをどれだけ考え抜けるかが大切だと思う。 ここをおろそかにしては、他のどんな論点も意味を失ってしまう。 知識としての組織論ではなく、本当に組織を考えるための組織論を学ぶのには最適の一冊。
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組織の基本故に、既に知っている言葉を難しい専門用語で説明されている感じがしました。しかし、わかりにくいわけではないので、組織構造を考える上で自分の知識や経験をまとめて考えるにはいい本でした。
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組織を 「分業」:タスク・組織の分割 「調整」:分業したタスク・組織を統合するための調整 の二要素に分類して、理論を展開している。 「分業」によって効率性などの経済的メリットを産む反面、 動機付けや組織統合に困難さをもたらすデメリットがある。 そのデメリットを上手くカバーする...
組織を 「分業」:タスク・組織の分割 「調整」:分業したタスク・組織を統合するための調整 の二要素に分類して、理論を展開している。 「分業」によって効率性などの経済的メリットを産む反面、 動機付けや組織統合に困難さをもたらすデメリットがある。 そのデメリットを上手くカバーするのが「調整」 調整には以下5つの活動があると分類している 標準化 ヒエラルキー 水平関係の調整 環境マネジメント スラック資源の創設 きれいに整理されたフレームワークで「組織デザイン」を説明する良書です。 これにHRMのフレームワークをくっつけると、また発展性があってオモシロいかと思います。
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会社の中で 自分はどこまでの範囲の仕事をするべきなのかなー? とぼーっと考えながら歩いていたら 本屋で目についたのです。 とても参考になりました。 分業は一人が狭く深く仕事を探求出来るので その個人的には効率が上がるが それをまた統合するのに工夫がいるのですね。 しかしまあ...
会社の中で 自分はどこまでの範囲の仕事をするべきなのかなー? とぼーっと考えながら歩いていたら 本屋で目についたのです。 とても参考になりました。 分業は一人が狭く深く仕事を探求出来るので その個人的には効率が上がるが それをまた統合するのに工夫がいるのですね。 しかしまあどれも一長一短。 あ、自分の会社の組織デザインもこれなのか。と改めて認識。
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なるほど、この人は、全体としてよくオーガナイズされていて、論理(筋)と整合性を非常に大切にした記述をしています。おそらく著者も厳しいくらいに論理立てを意識しているのだと思います。読んでいて、とても好感を持つことができますし、分かりやすく、腹に落ちます。いいんじゃないでしょうか。 ...
なるほど、この人は、全体としてよくオーガナイズされていて、論理(筋)と整合性を非常に大切にした記述をしています。おそらく著者も厳しいくらいに論理立てを意識しているのだと思います。読んでいて、とても好感を持つことができますし、分かりやすく、腹に落ちます。いいんじゃないでしょうか。 自分の会社もかなり頻繁に大掛かりな組織改正をする会社だと思いますが、この本を読んだ後では、振り返ってその(少なくとも表向きな)意図が何となくわかるような気がします。まあ、それは気のせいなのかもしれませんが、機能別組織、事業部制組織、プロジェクトチームなどの一般的なメリット・デメリットくらいは意識できてないといけないのかもしれないです。 『組織構造は戦略に従う』(チャンドラー)そうなので、少しはその辺りも考えて仕事ができるようにならんといかんのかな、と思わされました。
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お勉強の補足として購入 苦手な組織論をここまで簡潔に分かりやすくまとまっているのは脱帽でした。 ただの教養だけでなく、実際自分が組織を作るときの参考材料にもなりました
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事業部制、機能別組織、クロスファンクション組織、それぞれ、細かいところまで書いてある。 ト、2008.12.22
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客先の偉い人に薦められて読んでみたが、現在の自分には少し難解であったが、今後参考になりそうだったので購入 あとでじっくり読みたい
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