太陽と毒ぐも の商品レビュー
タイトルと装丁に惹かれた一冊。パンチのある黄緑色の装丁。ピリピリした場面が多い恋人達の日常を綴った短編作品。一緒にいると相手の許せない所ってあると思うのですよ。でも、それをカバーするくらい相手の良い所もあると思うのですよ。この先、別れようが結婚しようが、その恋人経ち次第。恋人がい...
タイトルと装丁に惹かれた一冊。パンチのある黄緑色の装丁。ピリピリした場面が多い恋人達の日常を綴った短編作品。一緒にいると相手の許せない所ってあると思うのですよ。でも、それをカバーするくらい相手の良い所もあると思うのですよ。この先、別れようが結婚しようが、その恋人経ち次第。恋人がいる分、皆さまざまな恋愛パターンがあり、面白かったかな、と。
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こういうこと、あるある。 と思いながら読める一冊。 登場人物たちのことを、好きではないけれど。
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ばかばかしい。 誰かと一緒に生活することが本当にばかみくたく思える。 そんな、そんなことで一日が回るのは嫌だ。 だけども、これがリアルなんだろうな。 うーん、なんか、ざ・現実をつきつけられた。 大好きと同じくらい、大嫌いだったり、する。 この言葉なかなか気に入った。
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端から見たらばからしいけど,自分達にとっては死活問題で…読み終わって後味悪いけど,結局自分もそうなんじゃないかって思えばすっきりします
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一見、バカな恋人たちの日常を描いた、くだらないコメディ小説に思える。しかし、書かれていることは、若い男女にありがちなことばかり。見事に若いカップルたちの心理をついている。角田光代はすごい。だからといってはなんだが、若い人ほど読むといいと思う作品だ。もちろん、倦怠期にあるふたりにも...
一見、バカな恋人たちの日常を描いた、くだらないコメディ小説に思える。しかし、書かれていることは、若い男女にありがちなことばかり。見事に若いカップルたちの心理をついている。角田光代はすごい。だからといってはなんだが、若い人ほど読むといいと思う作品だ。もちろん、倦怠期にあるふたりにも。
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男と女って、好き同士でも、どうしても許せない事があるもので、十一編の物語のテーマは、全部がそれ。微妙にすれ違いつつも、受け容れ難い状況を嘆きつつ、なんとか保っていくもんなんだな。 好きなんだから、しょうがない。
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読後感が悪い、なんとも悪い。 質の悪い恋愛kばかりを続けざまに見せられたような感じ。 前々から思っていたけどインド旅行だけはすまい、とまた思いましたw。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短編集。難ありカップルのいろいろ。 不潔彼女にはうへーだった。中身を語る以前の問題。 万引きキャリア彼女。これもダメでしょ。 開発途上国に旅してお互いの嫌なところを再発見する二人。もうやめたらいいと思うよ。
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また随分痛いところを刺されたな。 ハッピーエンドのあと、だらだら続く男女の恋物語の短編集。 恋愛で美しい時間なんてほんと一瞬で、生きているのだから、そんな2人の時間は生々しく、醜い時間がほとんどだ。 どんなに相性がよくて、惚れ合った相手でも、許せない部分があって、第三者からみ...
また随分痛いところを刺されたな。 ハッピーエンドのあと、だらだら続く男女の恋物語の短編集。 恋愛で美しい時間なんてほんと一瞬で、生きているのだから、そんな2人の時間は生々しく、醜い時間がほとんどだ。 どんなに相性がよくて、惚れ合った相手でも、許せない部分があって、第三者からみたらくだらない、ほんとに些細なことだったりするんだけど、でも本人からするとそれは耐え難きものであったり。 一瞬とはいえ、珠玉幸せな時間を共有した相手なのに、憎しみを抱いてしまう自分に疲れ果てたり。 世を歩くカップルの、大半ははたからみると幸せそうで、でも、みんな何かしら抱いている黒い部分がある。 そんな、もやっとしたものを丁寧に切り取るのがお上手な方です、角田光代。ある種のホラー小説家。
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読みやすい短編集。釈然としない感情を抱いたまま終わる話が多いところがリアル。 人と人が完全に解りあえるなんて不可能で、譲れない部分も増えてくるし、好きと嫌いだって共存し得るよね
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