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アーモンド入りチョコレートのワルツ の商品レビュー

3.9

428件のお客様レビュー

  1. 5つ

    98

  2. 4つ

    150

  3. 3つ

    126

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

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2021/03/22

自分の中の何かをひとつ超えていくようなお話が3つ。主人公は3人とも特に目立った感じはしない普通そうな中学生。でも中学生。子どもから大人になろうとしている時。不器用ででも純粋で一生懸命で。きっと自分も含め中学生の時にしか感じられない眩しいものがあって。自分の信念のような大事なものは...

自分の中の何かをひとつ超えていくようなお話が3つ。主人公は3人とも特に目立った感じはしない普通そうな中学生。でも中学生。子どもから大人になろうとしている時。不器用ででも純粋で一生懸命で。きっと自分も含め中学生の時にしか感じられない眩しいものがあって。自分の信念のような大事なものは時には戦っても必死に守らなくちゃならない。全部音楽と関係しているのがまたよかった。思わず聴いてしまう。

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2021/02/10

読んでから10年以上経つけれど、今でも登場人物のピアノの弾き姿が鮮明に思い浮かぶ。 甘過ぎると言う人もいたがそうでもないと思った。私は好きです。ずっと印象的な作品。

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2020/12/29

2度目?3度目?何度か読んでいるが、やはり面白い。どの作品も、優しくて、その年代だけしか感じることのできないような気持ちを切り取っていて、とても素敵だった。変化はつらくて切ないことが多いけど、その中でも変わらないものがあることを教えてくれる。ピアノを弾きたくなる短編集。

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2020/12/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『子供は眠る』の終わりのシーン、「ぼく」が章くんに「今年のぼくは、卑怯だったよ」と声をかけたときの、章くんの返答がとても好きです。

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2020/11/25

ぼちぼちでしたね。 どれもなんもなく読みやすいのですが、 あまり感情移入ができず読み終わりました。 子供が主人公で少しあわなかったかな。

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2020/11/11

森絵都さんの作品はいつも優しく、心理描写が繊細な気がします。この作品もそうで、いつでも中学生に帰れる気がします。素直に良いと思った作品です。

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2021/08/18

数年前、わたしはまだ子供で、絵空事みたいに幸せだった。そこにはいつもワルツが流れていた。バタークッキーと紅茶の香り。そして大好きな人たちがいた。電車の切符を買わなくても、飛行機のチケットを取らなくても、自分の足で歩いていけるところに大好きな人たちがいた

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2020/09/28

3つの短編ともピアノ楽曲がふわっと絡んでくる。 子どもの頃、ずっとピアノを習ってたのもあってクラッシック音楽が身近にあったけど、作曲者名とは繋がってなかった。改めて検索して…あぁ!この曲が!なんて思えて、とても楽しかった。 BGMにそれぞれのテーマ楽曲をかけて読むと、主人公が子ど...

3つの短編ともピアノ楽曲がふわっと絡んでくる。 子どもの頃、ずっとピアノを習ってたのもあってクラッシック音楽が身近にあったけど、作曲者名とは繋がってなかった。改めて検索して…あぁ!この曲が!なんて思えて、とても楽しかった。 BGMにそれぞれのテーマ楽曲をかけて読むと、主人公が子どもなだけに、私自身の子ども時代を色々思い出した。 森絵都さんや中山七里さんとか…クラッシック楽曲を言葉で表現出来るなんてほんと天才!

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2020/06/29

3つの短編集、どのお話もクラシックの楽曲を絡ませてその雰囲気を携えており、小学校高学年から中学生くらいの繊細な気持ちを描き出している。 読んでいて見守っているような気持ちになってくる。当時同じ世代のときに手にとっていたら、また違う感じ方になったかな。 ほんの束の間、でもこれから...

3つの短編集、どのお話もクラシックの楽曲を絡ませてその雰囲気を携えており、小学校高学年から中学生くらいの繊細な気持ちを描き出している。 読んでいて見守っているような気持ちになってくる。当時同じ世代のときに手にとっていたら、また違う感じ方になったかな。 ほんの束の間、でもこれから大人になっても心に残るであろうことがわかる大切な一瞬を閉じ込めた一冊。

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2020/06/17

中学生を主な登場人物とした3つの物語からなる短編集。 それぞれ ・シューマン「子供の情景」 ・バッハ「ゴルドベルグ変奏曲」 ・サティ「童話音楽の献立表」 の副題がついており、YouTubeで曲を流しながら読むのが至高。 表題にもなっている「アーモンド入りチョコレートのワルツ」...

中学生を主な登場人物とした3つの物語からなる短編集。 それぞれ ・シューマン「子供の情景」 ・バッハ「ゴルドベルグ変奏曲」 ・サティ「童話音楽の献立表」 の副題がついており、YouTubeで曲を流しながら読むのが至高。 表題にもなっている「アーモンド入りチョコレートのワルツ」が一番好き。絹子先生のような先生にピアノを習いたかった。小学校の頃、好きな教科がある曜日は朝からウキウキしていたのを思い出した。 3編とも、中学生ならではの不安定さを抱えたストーリー展開ではあるのだけど、エンディングではなぜかとても優しい気持ちになる。それが角田光代さんの解説の通り、森絵都さんの力なのかな。

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