アーモンド入りチョコレートのワルツ の商品レビュー
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「子供は眠る」 …なかなか面白かった。子どもだけの王国/世界がいかにして崩壊するかを描く。唯一の大人、管理人で料理人の小野寺さんの存在も興味深い。「耳が遠い」設定など。 「彼女のアリア」 …ノーコメント 「アーモンド入りチョコレートのワルツ」 …流石にこれも良い。ワルツがモチーフなのに四者関係であるのが肝だと思う。君絵ちゃん好き
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2つの話が良かった。 子供は眠る そうだった、子供は意外とよく見ていて考えて行動したり、時には残酷なことを平気で出来ちゃったりする。集まった子達は皆そういう面を持ち合わせて一年のひと時を過ごす。小学生位の時の心情に戻れたと感じた。 彼女のアリア 放課後の秘密のひと時、ときめく世界...
2つの話が良かった。 子供は眠る そうだった、子供は意外とよく見ていて考えて行動したり、時には残酷なことを平気で出来ちゃったりする。集まった子達は皆そういう面を持ち合わせて一年のひと時を過ごす。小学生位の時の心情に戻れたと感じた。 彼女のアリア 放課後の秘密のひと時、ときめく世界だったのだろうと思う。自分たちだけの特別な時間は楽しいはすず。気遣いからの嘘も親切心も、あとから後悔したり傷ついたり。自分にもあった多感な年頃を思い出した。
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さてさてさんのレビューが気になって、久しぶりに森絵都さんの小説読了 学生時代の思い出をかみしめる様に読み進めた クラシックの名曲とどうつなげるのかと興味を持ちながら、時折調べてBGMにしたりして贅沢な時間をすごすことができた だいぶ自分も年を重ねたのだなあということも痛感 学生時代のおしゃべりや戯れに細かい記憶はほとんどないけどあの楽しさはもう味わえないと思うと切なくなる 給食が待ちきれなくて友の待つピロティで食むカントリーマアム(ベルガモット) 短歌くださいの題詠『給食』のときの投稿作品(落選でですが)中学生の頃を脚色しました
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青春時代特有の心の葛藤を、クラシックの曲をテーマに描く。 どれも外れではない短編集というのはなかなか見当たらない。 個人的には表題作が一番好きなのだが。
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通勤電車の中で暇つぶしに読むには良いのだろうがつまらなかった。突然の"変調"ではなく"転調"ではないだろうか?
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学生の頃に友達から誕生日プレゼントでもらって、何度か誕生日の頃になると読み返している本。 3篇とも中学生の話で否応なく大人へと変わっていく空気が書かれているが、読む度にギリギリ世界をむき出しのまま触れられた頃の感覚を思い出させてくれる。
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中学生を主人公にした短編3編。ある、だだそこにある変わらないもの...。3編それぞれ曲を聴きながら何度も読み返してしまう。標題作も素敵だが「子供は眠る」の非日常や「彼女のアリア」の揺らぎに寄り添うのもいい。角田さんの解説は“らしい”の一言。
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中学生のころに読んで、懐かしくなり再読。 エリック・サティに親しみがわき、 好んで聴いていたことを思い出しました。
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さらっと読み終わりました。だからなのか3作品ともあまり印象に残らず… 全てピアノの曲にまつわるお話だったので、実際にその曲を聴いてみたくなりました。
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再読。 等身大の中学生を描いた3つの短編集。 大人になりかけの頃を思い出す1冊です。 優しいけど、キレイごとだけじゃない世界観。 大人になって読んでも、何かが心に引っかかる。 ぜひ子供が中学生ぐらいになったら読んでみてほしいです。
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