アーモンド入りチョコレートのワルツ の商品レビュー
アーモンド入りチョコレートのワルツ 森絵都さんの作品です。 なんてかわいらしい本題なんでしょうか。 実は読むまでどんな内容なのか分からず買ってしまいました。 何となくペラペラめくって面白そう!っておもったんですが、実際読んでみても本題の通りかわいらしいお話。 女の子...
アーモンド入りチョコレートのワルツ 森絵都さんの作品です。 なんてかわいらしい本題なんでしょうか。 実は読むまでどんな内容なのか分からず買ってしまいました。 何となくペラペラめくって面白そう!っておもったんですが、実際読んでみても本題の通りかわいらしいお話。 女の子の通っている女性のピアノ教師の先生と、愉快なフランス人のお話。 出ている登場人物全てが現実にはいないような面白い独特の個性のある人たちなんだけど、それがまたいい ピアノ教室に通っているもう一人生徒さん、主人公。この先生とフランス人とで生まれる空間がとっても素敵って主人公が言ってて、読んでてその空間が伝わってくる。 この本題のアーモンド入りチョコレートのワルツっていう聞いただけじゃ分からない、読んではじめて分かるこの空間を読んでたのしめました。 なんか切ない部分もあって、ただ甘く楽しいだけじゃない。 スパイスもうまく効いてる作品でした。 少年たちだけで過ごす海辺の別荘のお話「子供は眠る」と不眠症の少年と虚言癖の少女のお話「彼女のアリア」の二作も入ってます。3作とも設定とか読み終わったときの感情が全然違うけど、どれも素敵な作品。3作入っているけどそんなに本の厚みもないし、手軽に読めて持ち歩くのにも最適でした。
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最近お気に入りの作家さんです 短編3つ入ってまして、どれも切なさと温かみがちょっとずつ入ってます ずっと慣れ親しんだ環境や仲間が、いずれ変わり離れていく… その時の寂しさやそれと折り合いをつけながら生活していく人達が書かれてます 何か小さい頃を思い出され癒されます
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中学生が主人公の短編が3つ収められている。各編のタイトルも、モチーフになっている曲もニクイ。中学生達は、多感だ。大人になっている私には、繰り返して読むには胸が痛すぎる。キラキラしているけど手を切りそう、そんな短編小説集だ。
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中学生の時に読んで感銘を受けた作品。こうして成長してから読むとまた違った印象を受けます。個人的には彼女のアリアがお気に入り。優しいのに厳しい時の流れが絶妙に描かれています。大好きな作品です。
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森絵都さんは好きな作家さんの1人です。 文章の使い方がとてもキレイで好きだし、物語もすごくおもしろい。 「アーモンド入りチョコレートのワルツ」は私が読んだ森さんの小説の中で1番好きです。 まず、タイトルが可愛いでしょ?? それに、音楽にあわせて物語が作られているのも気に...
森絵都さんは好きな作家さんの1人です。 文章の使い方がとてもキレイで好きだし、物語もすごくおもしろい。 「アーモンド入りチョコレートのワルツ」は私が読んだ森さんの小説の中で1番好きです。 まず、タイトルが可愛いでしょ?? それに、音楽にあわせて物語が作られているのも気に入った1つです。 シューマン、バッハ、サティの曲を思わせるような素敵な物語の短編集になってます。 3つとも中学生が主人公の物語だけど、「もし自分が中学生の時こんな人達に出会っていたら楽しかっただろうなぁー」って思わせてくれる話でした。 それに読んでて癒される感じがする。 ちなみに3つの中で1番好きなのは2作目の「彼女のアリア」です。
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中1の少女たちが大好きな人とときめきの時間を過ごす表題作をはじめ、少年たちのひと夏の物語「子どもは眠る」、不眠症の男子とうそつきの女子とのラブストーリー「彼女のアリア」。中学生が主人公の全3編の物語を収録する。 クラシックの曲に関係したストーリーが続く。 優しいのか,厳しいのか...
中1の少女たちが大好きな人とときめきの時間を過ごす表題作をはじめ、少年たちのひと夏の物語「子どもは眠る」、不眠症の男子とうそつきの女子とのラブストーリー「彼女のアリア」。中学生が主人公の全3編の物語を収録する。 クラシックの曲に関係したストーリーが続く。 優しいのか,厳しいのか,よく分からないけれど, そこに時間があったのは確かなようだ。
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ピアノ曲をテーマにした短編集。 表題作は、軽いようなタッチでかかれているが、考えさせられる。 サティのおじさんは不器用で奇妙だけど、人が誰でも探しているような心のよりどころじゃない? わたしは、「彼女のアリア」が好きです。ないてしまった・・・ シューベルトのは、受験の時にやったっ...
ピアノ曲をテーマにした短編集。 表題作は、軽いようなタッチでかかれているが、考えさせられる。 サティのおじさんは不器用で奇妙だけど、人が誰でも探しているような心のよりどころじゃない? わたしは、「彼女のアリア」が好きです。ないてしまった・・・ シューベルトのは、受験の時にやったっけ。なつかしいな。
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初めて彼女の本を読んだ時の感覚に似た新鮮さに、胸がいっぱいになった。透明で、でもうっすら曇りガラスを通して見ているような。 子供は眠る、では夏休みの独特の世界が薫る。あぁ、わかるわかる、なんて頷きたくなるような感じ。最初はおいおいって思った章くんにもラストはうっかり涙が出そうだっ...
初めて彼女の本を読んだ時の感覚に似た新鮮さに、胸がいっぱいになった。透明で、でもうっすら曇りガラスを通して見ているような。 子供は眠る、では夏休みの独特の世界が薫る。あぁ、わかるわかる、なんて頷きたくなるような感じ。最初はおいおいって思った章くんにもラストはうっかり涙が出そうだった。 彼女のアリア、はベタな少女漫画と言われればそれまでかもしれない。けどこの雰囲気はそんじょそこらの少女漫画とは言わせない。とにかく自分の中学生時代を振り返りたくなった。 表題作。これはもう森絵都ワールド全開。あるようでないような、砂糖菓子みたいな世界。甘い中に隠されたアスファルトで作られた現実。思わず唸ってしまうほど愛しさに満ちたワルツ。 素直に素敵だなぁ、もう。
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3作品からなる短編集。 どの話も読みやすくて、何度も読み返しました。 本当に「やさしい心をきゅんとさせる」作品だと思います。 読書感想文とかに良さそうと思ったんで、 教職就くなり子が生まれるなりしたら薦めよう。
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普通だった…けど、二本目の短編が頭から終わりまで少女漫画みたいで可愛らしくてお気に入り。裏表紙のあらすじでネタバレするのはやめてもらいたい。
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