アーモンド入りチョコレートのワルツ の商品レビュー
ふとしたときに読み返したくなる、やさしいお話。 三作品とも好きだけど、「彼女のアリア」がいちばん印象的!
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3編の短編集。 あたたかくて優しい小説たちで、胸キュンって感じです。 なんだか思春期を思い出しました(*^_^*)
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ピアノの上手な虚言癖の女の子 それだけでもう十分にエモい空気むんむんだよね 「君の嘘を葬って名前を変えてあげる 僕は言葉を覚えたての少年を演じている」
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3編とも佳作。 心に沁みるんです。 ドーンじゃなくて、しっとり、つー、と。 「子どもは眠る」では、ぼくらを章君がだきあげてくれていた事実が発覚する場面。 「彼女のアリア」では、後書きで、角田さんも触れていた、最後の話しの続きを聞く場面。 「アーモンド入りチョコレート...
3編とも佳作。 心に沁みるんです。 ドーンじゃなくて、しっとり、つー、と。 「子どもは眠る」では、ぼくらを章君がだきあげてくれていた事実が発覚する場面。 「彼女のアリア」では、後書きで、角田さんも触れていた、最後の話しの続きを聞く場面。 「アーモンド入りチョコレートのワルツ」では、木曜日の夜のサティおじさんとのワルツの場面。特にこの場面は誰か映像化して欲しいな。
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心がほっこりする、あたたかい本。 ワルツには翼が生えている、これほどしっくりする言葉がワルツにはあるのかしら。 桜の木のしたで一気に読んでしまった。 心がメルヘンになった気がする。
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"ワルツには翼が生えている" 出だしの言葉が美し過ぎて一気に読んでしまった。 3年くらい積読本になっていたこの本。 森絵都さんを一気に思い出しました。 章くんの気持ちに、二人の儚い恋に、奈緒ちゃんの言葉のセンスに、魅了されました。
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普通の中学生のなんてことない思い出の一ページを覗き見させてもらったかんじ。自分の思春期の頃を思い出した。
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少年達だけで過ごす海辺の別荘でのひと夏『子供は眠る』 不眠症の少年と嘘つきな少女との淡い恋のゆくえ『彼女のアリア』 ピアノ教室に突然あらわれた奇妙なフランス人のおじさんを巡る少女達の出来事。 表題作『アーモンド入りチョコレートのワルツ』 3編による短編集。 全編がシューマン、バ...
少年達だけで過ごす海辺の別荘でのひと夏『子供は眠る』 不眠症の少年と嘘つきな少女との淡い恋のゆくえ『彼女のアリア』 ピアノ教室に突然あらわれた奇妙なフランス人のおじさんを巡る少女達の出来事。 表題作『アーモンド入りチョコレートのワルツ』 3編による短編集。 全編がシューマン、バッハ、サティのピアノの調べに乗せて語られている。 表題作がとっても良かった。 サティおじさん、絹子先生、君絵、そして主人公の奈緒。 みんなそれぞれ一風変わったキャラクターなんだけどもとても魅力がある。 特に絹子先生がいいなァ。仮病でピアノを弾きたがらない奈緒にも「ふふ」と笑いながら 即興曲を弾いてくれたりする。とても癒される。 そして君絵の一言 ⇒大人はいつだってそうなんだ。なんでも好きなように作って好きなように終わらせるんだ。 そうなんだよね、そういえばあの頃大人に対するこういう感情を持ってたよ! となんとも甘酸っぱい思いに浸ることができる。 だから絵都さんの文章って止められないんだよね。
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短編集。読みやすかったです。十代の少年少女のお話なのですが、どのお話も温かいラストで良かったです。また読んでみたいですね。
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収められている3つの作品はどれも中学生が主人公で、あの年齢の微妙な心理状況がとてもリアルに描かれています。また、短編毎のタイトルはクラシックの名曲が引用されているのも印象的です。 初々しくて、大人でも子供でもない(身体は子供でもしっかりとした意識を持った一個人である)彼等は短期間...
収められている3つの作品はどれも中学生が主人公で、あの年齢の微妙な心理状況がとてもリアルに描かれています。また、短編毎のタイトルはクラシックの名曲が引用されているのも印象的です。 初々しくて、大人でも子供でもない(身体は子供でもしっかりとした意識を持った一個人である)彼等は短期間でグングン成長して冷静に世界を見つめているのです。 シンプルでしつこくない文章や、細かな心理描写に溜息をつき、森さんが児童文学出身と言うのも大いに頷けます。 『子供は眠る』 歳を経る毎に「気をつかう」という事を覚える人間は、生き易さを求め傷つく事を恐れるようになるのではないだろうか。 海の潮風と夏休み独特の日光の匂いの中で甘酸っぱさを感じるような作品です。 主人公の「ぼく」が夏の最後に気付く、様々な事柄は、大人の私達の胸もキュンとさせてくれます。
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