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アーモンド入りチョコレートのワルツ の商品レビュー

3.9

428件のお客様レビュー

  1. 5つ

    98

  2. 4つ

    150

  3. 3つ

    126

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2013/09/22

可愛い話が3つも! なんとなく、系統としては山田詠美の『ぼくは勉強ができない』とか『放課後の音楽譜』(あれ?キーノートってこれで良いんだっけ?)に似てるかしら? 小学生、中学生の子供が主人公なのですが、決して「児童書」という雰囲気でなくて、意外にリアルでシビアな面もきっちり...

可愛い話が3つも! なんとなく、系統としては山田詠美の『ぼくは勉強ができない』とか『放課後の音楽譜』(あれ?キーノートってこれで良いんだっけ?)に似てるかしら? 小学生、中学生の子供が主人公なのですが、決して「児童書」という雰囲気でなくて、意外にリアルでシビアな面もきっちり描かれているというか・・・上手く説明できないな。 それぞれとっても面白い。 大人と違って毎日が変化の連続で、進むばかり、戻れないというのが強く出ている気がする。 「誰もが胸の奥に隠しもつ、やさしい心をきゅんとさせる3つの物語」とあらすじにもあるように、なんだかきゅんきゅんです。 恋愛できゅんきゅんなんじゃないとこがポイント。 「普通」でないことにちょっと憧れるような、「自分は普通じゃない」と特別扱いしたいような、そんな幼い心を思い出しました。

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2013/09/19

森絵都短編集はとても好きです。表題作よりも、「子供は眠る」の方が好き。少年たちの一夏を閉じ込めた作品。

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2013/08/15

友人に夏読みたい小説ということで進められた短篇集 1作目の「子供は眠る」はまさに夏の作品 親戚の別荘にいとこたちだけで1週間過ごす ここだけなら冒険もの?なんて推測してしまうが、実際は気づいてはいけないことに気づいてしまい、葛藤の中で生きる話 主人公であるぼくの章くんに対...

友人に夏読みたい小説ということで進められた短篇集 1作目の「子供は眠る」はまさに夏の作品 親戚の別荘にいとこたちだけで1週間過ごす ここだけなら冒険もの?なんて推測してしまうが、実際は気づいてはいけないことに気づいてしまい、葛藤の中で生きる話 主人公であるぼくの章くんに対する感情は読みながら共感できる 子供から大人まで全ての年代を満足させる作品

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2013/07/12

劇的な話じゃないんだけど、心がほっこりするお話が3編 みんな音楽に絡めてあって、今度ちゃんと聞いてみよう。 1つ目は読んでる時にあり得ないなーとか思ったけど最後の最後でなんだ、よかったな、と。

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2013/07/01

あれ表紙が違う(手元のは国分チエミさんのイラストが表紙) なぜか彼女のアリアだけ全く記憶に残ってなかった...サティのおじさんのインパクトで消えたのかしら。 自分の「木曜日」はなんだろうなーとかちょっと考えてしまった。

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2013/06/09

シューマン、バッハ、サティのピアノ作品をイメージさせる、3つの短編。 温かみがあって、ほんのりさせる、その表現力に感動。 森絵都ファンになった一冊。

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2013/05/20

短編が三つ。 どれもクラシックの曲名がタイトルになっている。 一話目は、裕福な従兄弟と主人公たちのささやかな夏の思い出。 二話目は、不眠症の少年と少女の話。 三話目は、ピアノ教室の、少女たちの優しいワルツとサティの時間。 私は二番目の、アリアというタイトルの話が気に入っている...

短編が三つ。 どれもクラシックの曲名がタイトルになっている。 一話目は、裕福な従兄弟と主人公たちのささやかな夏の思い出。 二話目は、不眠症の少年と少女の話。 三話目は、ピアノ教室の、少女たちの優しいワルツとサティの時間。 私は二番目の、アリアというタイトルの話が気に入っている。 心の処理できない葛藤や若さ故の見栄など、その描写が中学時代を彷彿とさせた。 ほろ苦いチョコを口に含んだ様な、「かの日」が物語に広がります。

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2013/05/13

この人の書く話から得る印象はいつもだいたい同じ。 子供の頃をすっと、その時間を大人になっても共有させられるような。 って多くの人は思ってるらしい? 子供の頃にはこんな小説のようにものごとにときめいたり悲しんだりすることはなかったように思う。 感情をあんまり理解できなくて、だか...

この人の書く話から得る印象はいつもだいたい同じ。 子供の頃をすっと、その時間を大人になっても共有させられるような。 って多くの人は思ってるらしい? 子供の頃にはこんな小説のようにものごとにときめいたり悲しんだりすることはなかったように思う。 感情をあんまり理解できなくて、だから全く言葉にならなかったように記憶している。 だから森絵都を読んだときにもつ感想は、大人になったからこそのものじゃないかなと。 今の方が嬉しいことを嬉しいこととして、悲しいことを悲しいこととして受け取れる。作中にチラチラ覗く子供を大人が描いてみました感含め。 というようなことを、たくさん考えさせられるのです。

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2013/04/10

三話とも、キラキラした時間と、どうする事も出来ない無力さと、切なさを感じる本でした。優しい気持ちになれる本。

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2013/03/15

ピアノ曲に絡めて中学生の輝く姿を描いた3つの物語を収録。 従兄の別荘のでの夏を終わらせないために、何とか人間関係のバランスを取ろうとする「子供は眠る」 大ウソつきの彼女の作り話とピアノに惹かれる「彼女のアリア」 変なフランス人とピアノの先生と君絵との木曜日のワルツを守ろうとする「...

ピアノ曲に絡めて中学生の輝く姿を描いた3つの物語を収録。 従兄の別荘のでの夏を終わらせないために、何とか人間関係のバランスを取ろうとする「子供は眠る」 大ウソつきの彼女の作り話とピアノに惹かれる「彼女のアリア」 変なフランス人とピアノの先生と君絵との木曜日のワルツを守ろうとする「アーモンド入りチョコレートのワルツ」 いずれも微妙な人間関係を何とか繋ぎ止めようとする中学生のナイーブで傷つきやすく逞しい心情を、巧みに描いている。 それぞれの話にはそれほどの輝きはないが、この物語の後に眩しく輝であろう登場人物たちの姿を思い浮かべることのできる作品。

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