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アジアンタムブルー の商品レビュー

3.9

229件のお客様レビュー

  1. 5つ

    74

  2. 4つ

    65

  3. 3つ

    71

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

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2011/06/14

大崎 善生の作品は好きかも。 途中にある、エロさがいいところ・・・いや、エロさがだめにしてるのもある。 ここは、読み手次第なのかなー。

Posted byブクログ

2011/06/11
  • ネタバレ

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パイロットフィッシュがとても好きだったので、本屋で文庫になっているのを見つけて購入。 舞台はパイロットフィッシュと一緒。登場人物もほぼ一緒。違うのはパイロットフィッシュの山崎はもう中年にさしかかっていたけど、アジアンタムはまだ青年。ただ登場人物や主人公は全く同じで年齢もずらしているから続きかって思うけど、続きものではなく全く違う話として書いているんだと思う。鏡の向こう側はアジアンタム、こっち側はパイロットフィッシュって感じ。感想は、電車の中で読んでいたから最後の方は泣かないように、読み続けられなかったということ。とても悲しいけど、でもただ悲しいで終らず人はひとつの物語が終っても生きている限り生き続けなくちゃいけないってなんていうか光のある話。おすすめ。

Posted byブクログ

2011/06/08
  • ネタバレ

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大切な人を失ってしまったぼくと、ぼくに関わってきた幾人かの女性達。 前半の主人公の境遇、滲み出る喪失感なんかが大好きな村上春樹先生の著作に似てるような気がします。 どちらも美しい・・・こういう文章には無条件で惹かれてしまうんですよね~。 男性にもオススメの恋愛小説(?)です。

Posted byブクログ

2011/05/29

本を読んで初めて泣いたもの。文章の美しさが死の悲しみを引き立ててると思った。南仏行ってみたい。そして相変わらず実体的なもの(人間の性)と抽象的なもの(記憶や愛)を同じ綺麗さで並べるのが上手。

Posted byブクログ

2011/05/22

パイロットフィッシュのパラレルワールド。同じ主人公の、また違う話。 アジアンタムの憂鬱。愛する人の死を目の前に、何が出来るというのだろう。映画、観て見たい。

Posted byブクログ

2011/05/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

連続で読んだ大崎善生の小説。前回からの続編(?)と言っていいのか分からないけど、前作よりも過去の話で、主人公の山崎の昔の彼女(最後には奥さん)が若いながら癌でなくなるという悲しいラブストーリー。 でも根底には、記憶っていうのは無くなることがなく、意識の底に埋まってしまっていることはあっても、ずっとそこにある、ということ。 彼女の葉子が撮っていたという写真は水たまりに映ったものばかりとのことで、その描写がうまく、とてもよく想像でき、見てみたいなぁと感じた。 それからブクログでは初めて、本から気に入った言葉を書いてみたいと思った。それを要約するとこれ。この話がとっても自分にもしっくりきた。昔よく夜に同じことをグルグル考えたもんなぁ・・・ 永遠という概念とか、宇宙は無限だ、ということを考え始めると、自分の想像力の遥か彼方にある手には負えないものなので、胸が一杯になる。でも・・・ 中国の言い伝えでは「千年に一度空から天女が降りてきて、三千畳敷きの岩を羽衣で一掃きする。そしてその岩が摩滅してなくなるまでの時間を永遠という。」 どこかの科学雑誌では「宇宙が無限である意味はただひとつ。膨張を続けていることに他ならない。」

Posted byブクログ

2011/07/16

号泣しました。 あまりにもつらいけど、絶対に誰にでも起こりうる現実。 早いか遅いかだけの問題。 もし自分だったら、と考えた時、 受け入れられる自信は全くない。 隆ちゃんの立場も、葉子の立場も。 でも、 もしその時がきたら、 「私は幸せだった」と言えるような人生を送れたらいい...

号泣しました。 あまりにもつらいけど、絶対に誰にでも起こりうる現実。 早いか遅いかだけの問題。 もし自分だったら、と考えた時、 受け入れられる自信は全くない。 隆ちゃんの立場も、葉子の立場も。 でも、 もしその時がきたら、 「私は幸せだった」と言えるような人生を送れたらいいな。 ちゃんとその瞬間まで、 最愛の人と過ごせたらいいな。

Posted byブクログ

2011/03/24

パイロットフィッシュの続編。人は亡くなった後も、残された人々に思いを残していく。残された者は託された思いを大事に守っていくんだ。

Posted byブクログ

2011/02/22

なんだろう、ひどいよね、これで私が泣かないはずがないじゃない、というストーリー(笑)弱いんですこういうの。好きなんですこういうの。 テンプレといえばテンプレですが、そこだけじゃ終わらないのはやはり、人物描写の妙なのでしょう。登場人物が魅力的だからこそ、物語の中に入り込んで泣くこと...

なんだろう、ひどいよね、これで私が泣かないはずがないじゃない、というストーリー(笑)弱いんですこういうの。好きなんですこういうの。 テンプレといえばテンプレですが、そこだけじゃ終わらないのはやはり、人物描写の妙なのでしょう。登場人物が魅力的だからこそ、物語の中に入り込んで泣くこともできるというもの。 女王様のユーカさんがたまらなく好きです(笑)

Posted byブクログ

2011/02/20

大崎さんの作品で2つ目に読んだ本。 友達にオススメされて読んだらあたしの中にすっと入っていった本。 読んだあとに喪失感が襲ってくる。 なんとも言えない気持ちになるが大崎さんのテンポがいい。

Posted byブクログ