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白いへび眠る島 の商品レビュー

3.5

189件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    61

  3. 3つ

    71

  4. 2つ

    19

  5. 1つ

    1

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2015/03/08

好きな作家さんなので見つけたらとりあえず購入したって程度の動機。 三浦しをんさんはどんな話であれ読ませるのがうまいので読み始めたらあっという間。 読み終えての感想はムラ社会ってのをあまり知らない人間としてはそんな世界もあるんだな、って程度でしたが変わらないことに対して自分...

好きな作家さんなので見つけたらとりあえず購入したって程度の動機。 三浦しをんさんはどんな話であれ読ませるのがうまいので読み始めたらあっという間。 読み終えての感想はムラ社会ってのをあまり知らない人間としてはそんな世界もあるんだな、って程度でしたが変わらないことに対して自分がどう向き合っていくべきなのかってのは考えさせられる小説だと思いました。 ちょっとファンタジー色強めなので個人的にはあんまり好みじゃなかったかな、ってかんじです。

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2015/03/01

三浦しをんの白いへび眠る島を読みました。 古い伝統の島拝島(おがみじま)出身の悟史は本土の高校で寮生活をおくっていますが、夏休みに島に帰ってきます。 島には持念兄弟というしきたりがあり、生まれたときに持念石を持たされて持念兄弟となった光市が港まで迎えに来ます。 今年は荒垣神社...

三浦しをんの白いへび眠る島を読みました。 古い伝統の島拝島(おがみじま)出身の悟史は本土の高校で寮生活をおくっていますが、夏休みに島に帰ってきます。 島には持念兄弟というしきたりがあり、生まれたときに持念石を持たされて持念兄弟となった光市が港まで迎えに来ます。 今年は荒垣神社の大祭があるので、悟史の妹の日和子は近所の佐和子と奉納の踊りの練習をしています。 まつりの準備にわいている集落で不穏な出来事が発生します。 村のしきたりに対する悟史の揺れる気持ちが描かれています。 伝奇ものとしての味付けもあっておもしろく読みました。

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2015/02/26
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前半何が出てくるのか、妄想だけで緊張! 後半は落ち着いて読めた。 田舎って変なしきたりが残ってるんだよねぇ 本当に。。おっかねぇ〜

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2015/01/31

20150131読了 正直、ファンタジー系は苦手だけれど、持念兄弟という不思議な慣わしの兄弟愛を軸に読めたので、とても楽しめた。

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2014/12/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

島に帰省してきた主人公とその友人が、島で起こった霊的事件に巻き込まれる。その一連を描いた小説。 読みやすく、そのシーンを思い浮かべやすい文章。読み始めると読了は早い一冊です。 お話を通して、これといって何も解決していないのも特徴。ムラや世の中は変わらないんだから、変わるとしたら自分。そういう割り切りも感じる一冊でした。

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2014/10/26

白いへび眠る島を読んだ! 不思議な言い伝えのある島を舞台としたお話し。 なんとなく怖いんだけど、友情溢れたとてもいいお話でした! ちょっとしたファンタジー!

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2014/09/06
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因習とか掟とか怪物とかそういう類が大好きだから面白く読んだ。読後感が爽やか。カバーのあらすじを読んだときはホラーかと思ってたけど、どちらかというとファンタジーという感じ。でもクライマックスのあたりはホラーっぽい。村人に恐れられている怪物は海難法師的なものを想像した。 三浦しをんさんの作品はこれが初めてなんだけど、噂に違わず男同士の関係性だとかが秀逸だなって思った。悟志と光市の「持念兄弟」という関係がすごくいい。二人の何気ない描写が妖しげというか耽美的で、誰も間に入れないようなそういう特別さが素晴らしかった。

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2014/07/21

2008/01/15 絆、の話だと思う。 恋愛って、運命とか、出会ってピンと来て燃え上がるとか、そういう熱みたいな感情の発露な気がするんだけど、いやその限りではないのかもしれないんだけど。 そういう気持ちよりも。 血のつながりって、唯一無二で、他人には感知し得ない...

2008/01/15 絆、の話だと思う。 恋愛って、運命とか、出会ってピンと来て燃え上がるとか、そういう熱みたいな感情の発露な気がするんだけど、いやその限りではないのかもしれないんだけど。 そういう気持ちよりも。 血のつながりって、唯一無二で、他人には感知し得ない濃いつながりなのかもしれないんだけど。 そういうつながり、よりも。 友情、が一番近い言葉かなぁ。そんな言葉でひとくくりにできるものでもないと思うんだけど。 先天的に与えられた血のつながりがなくたって、積み重ねてきた想いや時間や空間の中でだんだんお互いにしかわからない形で出来上がっていく絆。 そういうものにすごく惹かれるんよなぁ。 持念兄弟の絆。 荒太と犬丸の絆。 うん。三浦しをんの書くこういう関係性がすきなんだよなぁ。 話もあたし好みだった! ちいさな閉鎖的な集落、密なコミュニティ、そこに息づく土着の神様、『不思議』。 うーん、満足。

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2014/07/09

いろいろ謎は多いんだけど、たぶん、大人への過渡期をテーマにしているんだろうなぁ イライラ、えもいわれぬ罪悪感、焦燥感 頑なで選択肢の多さを知らない 知っているのに、呪縛に絡めとられたように動けないもどかしさ なんかを、閉塞的な島の因習に絡めて書かれている

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2014/07/05

「白いへび眠る島」三浦しをん◆閉鎖的な拝島で13年ぶりに行われる大祭り。そこに流れ始める不穏な噂。黒く不気味な空気が島を覆うことを察知した悟史と幼馴染の光市は島の言い伝えに迫る。淡く発光するようなしをんさんの文章で不穏な蠢きを書かれると、怖いんだけど魅入られるような引力を感じる。...

「白いへび眠る島」三浦しをん◆閉鎖的な拝島で13年ぶりに行われる大祭り。そこに流れ始める不穏な噂。黒く不気味な空気が島を覆うことを察知した悟史と幼馴染の光市は島の言い伝えに迫る。淡く発光するようなしをんさんの文章で不穏な蠢きを書かれると、怖いんだけど魅入られるような引力を感じる。 田舎が舞台なのは「神去」シリーズに似ているのですが、神去が「陽」なら白蛇は「陰」のイメージで、私はしをんさんの陰のある作品がとても好き。まほろ、月魚、ポラリス、天国旅行、とか。「光」は陰どころじゃなくて闇だけど。

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