白いへび眠る島 の商品レビュー
「白いへび眠る島」三浦しをん◆閉鎖的な拝島で13年ぶりに行われる大祭り。そこに流れ始める不穏な噂。黒く不気味な空気が島を覆うことを察知した悟史と幼馴染の光市は島の言い伝えに迫る。淡く発光するようなしをんさんの文章で不穏な蠢きを書かれると、怖いんだけど魅入られるような引力を感じる。...
「白いへび眠る島」三浦しをん◆閉鎖的な拝島で13年ぶりに行われる大祭り。そこに流れ始める不穏な噂。黒く不気味な空気が島を覆うことを察知した悟史と幼馴染の光市は島の言い伝えに迫る。淡く発光するようなしをんさんの文章で不穏な蠢きを書かれると、怖いんだけど魅入られるような引力を感じる。 田舎が舞台なのは「神去」シリーズに似ているのですが、神去が「陽」なら白蛇は「陰」のイメージで、私はしをんさんの陰のある作品がとても好き。まほろ、月魚、ポラリス、天国旅行、とか。「光」は陰どころじゃなくて闇だけど。
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島、神社、お祭り、排他的で独自の風習、、 わくわくする大好きな設定。 だからこそ、もっとおどろおどろしい、人間の恐ろしさを求めてた!もっとお祭りとか持念兄弟とか女踊りとかの起源を書いてほしかった! 自由と孤独ー。逃げだしたい場所と、そこでいつまでも待っててくれる人から逃れること...
島、神社、お祭り、排他的で独自の風習、、 わくわくする大好きな設定。 だからこそ、もっとおどろおどろしい、人間の恐ろしさを求めてた!もっとお祭りとか持念兄弟とか女踊りとかの起源を書いてほしかった! 自由と孤独ー。逃げだしたい場所と、そこでいつまでも待っててくれる人から逃れることで、はじめて自由を感じられるらしい。 わたしのいまの状況は、どちらなんだろう?
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友達におすすめだよって借りた本。大好きな本らしくすごく期待したせいかまさかこんなファンタジーだとは思わなくてびっくりした。 ある島国のお話で閉鎖的な島ならこういう昔から伝わる伝説や掟があるんだろうなと。 持念石で繋がる持念兄弟の光市と悟史の友情は本当に羨ましくほのぼのする。光市の...
友達におすすめだよって借りた本。大好きな本らしくすごく期待したせいかまさかこんなファンタジーだとは思わなくてびっくりした。 ある島国のお話で閉鎖的な島ならこういう昔から伝わる伝説や掟があるんだろうなと。 持念石で繋がる持念兄弟の光市と悟史の友情は本当に羨ましくほのぼのする。光市のために島からでなくてもいいのになーとも思うけど、自由のためだし離れてもきっと二人は繋がってるんだもんね。 とにかく不思議な感覚で読了。これといって盛り上がったりはせず!
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なめらかではない展開ではあるけれど、一気に読んでしまいたくなる話だと思います。これがこなれたのが「神去~」なのかも。
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ミステリアスな話だけど、スピード感はあまりなく、サクサクと読み進めれない。 時間のあるときにコーヒーを飲みながらのんびり読みたい本。
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ちょっと、ミステリアスな、私好みの話でした。 それにしても、拝島は、どこにあるのかなぁ。どうやら、雪の降らないところらしいが。 この後、登場人物たちが、どうなったのか、気になった。そのぐらいの後引きで、ちょうど良いのかもしれない。いろいろ想像の余地があるのだから。
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前半のテンポが遅すぎて退屈でした。同じような描写をしつこく繰り返し説明しすぎかな。挫折しかけました。 文章は綺麗なんだけど、読む楽しさに繋がらないというか。 前半散々煽っておいてホラー的な展開かと思いきやそうでもないし…中途半端な印象を受けます。 過去に読んだ三浦さんの作品はどれ...
前半のテンポが遅すぎて退屈でした。同じような描写をしつこく繰り返し説明しすぎかな。挫折しかけました。 文章は綺麗なんだけど、読む楽しさに繋がらないというか。 前半散々煽っておいてホラー的な展開かと思いきやそうでもないし…中途半端な印象を受けます。 過去に読んだ三浦さんの作品はどれも読み進めやすかったので意外でした。 それとこの作品は腐女子をターゲットにしているのでしょうか…?なんとなく読んでいてモヤモヤしました。
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「島」と「因習」という魅力的な組み合わせに加えて、『あれ』と呼ばれる怪物の存在。面白く読めました。閉鎖的で逃げ場のない追い詰められる恐怖を期待してたので少し肩透かしを食らった。和製でファンタジーな『トムソーヤの冒険』って感じでしょうかねぇ?違うか(笑) 書き下ろしの犬丸が良かった...
「島」と「因習」という魅力的な組み合わせに加えて、『あれ』と呼ばれる怪物の存在。面白く読めました。閉鎖的で逃げ場のない追い詰められる恐怖を期待してたので少し肩透かしを食らった。和製でファンタジーな『トムソーヤの冒険』って感じでしょうかねぇ?違うか(笑) 書き下ろしの犬丸が良かった。
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自分は何者なのか。ここは自分の居場所なのか。 「あれ」とか、神様とか、色々と幻想的な不思議が出てくるけど、日本の小さな島なら、そんな因習も残っているかな、と思う。きっと昔は意味があって、大切なことだったけど、今は形しか残っていない。それを、しっかりとした姿で描いた、神様の存在ま...
自分は何者なのか。ここは自分の居場所なのか。 「あれ」とか、神様とか、色々と幻想的な不思議が出てくるけど、日本の小さな島なら、そんな因習も残っているかな、と思う。きっと昔は意味があって、大切なことだったけど、今は形しか残っていない。それを、しっかりとした姿で描いた、神様の存在まで。ファンタジックな解決にしているけど、伝統とそれに弾かれた存在の確執ってどこにでもあるんだろうな。 そんなときに、光市のようなおおらかな存在がいることがどれだけ幸せか。帰りを待っている人というのは、家族もそうだけど、持念兄弟でなくても一番の仲良しだと言ってくれるような友人もそう。悟史が屈折していそうで、それでものびやかな印象なのは、それもあるかな。
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