蒼穹の昴(1) の商品レビュー
素晴しい小説です。 中国の清朝末期のお話で、幼い糞拾いの貧しい家に生まれた「春児」が、真実しか言わないとされる易者である「白太太」に、 ――汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手に入れるであろう・・・―― と、夢のような予言をされ、それを一心に信じ、大総管へと上り詰めてゆく中国...
素晴しい小説です。 中国の清朝末期のお話で、幼い糞拾いの貧しい家に生まれた「春児」が、真実しか言わないとされる易者である「白太太」に、 ――汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手に入れるであろう・・・―― と、夢のような予言をされ、それを一心に信じ、大総管へと上り詰めてゆく中国ロマン小説なのですが。 まず、?巻では春児と文秀の関係、やりとりが多く、文秀が殿試に登第し、状元で進士となるまでの経緯を綴る。
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読んだ時の衝撃は忘れられない。 一見、とっつきにくい中国史。事前知識はまるで無し。 それでも本当に引き込まれて、史実なのかフィクションなのか分からなくなったくらい…。 人生のベストブックの1つ。
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出張の帰りの飛行機の中で読み始めて、睡眠時間を削って読んでいた。まだ一巻だけしか読んでいないけれども、かなり面白そうな予感。
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中国の歴史モノで自分史上初めて泣けた作品 そこそこ長いので ある程度文章の読むのに慣れている方にオススメ 私は一気に読みました
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中国の歴史モノ。登場人物の名前やら地名が頭に入っていかないー。。でも名作らしいので引き続き頑張って読む。(2008/4/14)
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わたしにとってはじめての浅田次郎作品です。中国人の名前を覚えるのが大変で、主な登場人物の名前と紹介文がしおりがわりにあり、それを片手に読んでいました。登場人物も生き生きと描かれており、西太后がこんな風に描かれるなんて以外です。伝統文化と近代文明の流入とに揺れ動く清朝末期を駆け抜け...
わたしにとってはじめての浅田次郎作品です。中国人の名前を覚えるのが大変で、主な登場人物の名前と紹介文がしおりがわりにあり、それを片手に読んでいました。登場人物も生き生きと描かれており、西太后がこんな風に描かれるなんて以外です。伝統文化と近代文明の流入とに揺れ動く清朝末期を駆け抜けようとしていく物語は圧巻です。出会えて良かった本です。
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清朝末期の中国のお話。中国って、壮絶。「浄身」の苦痛も、科挙の難度も。糞拾いの子・春児は自ら浄身し、名士の放蕩息子・文秀は進士登第する。 「蒼穹の昴」は幕開けから、いきなり壮絶です。これから二人にどんな運命が待ち受けているのかドキドキしてしまいますね。 主人公二人を初めとす...
清朝末期の中国のお話。中国って、壮絶。「浄身」の苦痛も、科挙の難度も。糞拾いの子・春児は自ら浄身し、名士の放蕩息子・文秀は進士登第する。 「蒼穹の昴」は幕開けから、いきなり壮絶です。これから二人にどんな運命が待ち受けているのかドキドキしてしまいますね。 主人公二人を初めとする、登場人物も魅力的。脇役では超賢くて超厳しい楊先生がステキです(笑)
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なかなか夢中になる本に出会えないのですが、これはおもしろかった。文庫で1から5まであって長編ですが、中国の歴史好きにはたまりませ〜ん。
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清の末期の物語。歴史に抵抗がある人にこそ読んで欲しい名作。 リアルな歴史のなかに、浅田次郎のエッセンスを加えるとこうなるのか…。 人物のからみ、心情の描写、うまい。感動して涙。そしてハラハラと応援したくなる躍動感。 浅田次郎を知るキッカケになった本。浅田次郎作品のなかで最も好きで...
清の末期の物語。歴史に抵抗がある人にこそ読んで欲しい名作。 リアルな歴史のなかに、浅田次郎のエッセンスを加えるとこうなるのか…。 人物のからみ、心情の描写、うまい。感動して涙。そしてハラハラと応援したくなる躍動感。 浅田次郎を知るキッカケになった本。浅田次郎作品のなかで最も好きです。
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この物語の面白さは言わずもがななのですが、気がつけば、「中原」を読みながら「ワンイーはいつ出てくるの、ワンイーワンイー!」と唱えている自分がいて、はたとふりかえって科挙試験のくだりとかを読み返したらうっかりもえてしまった……そういう読み方をするものじゃないのは重々承知ですが、光緒...
この物語の面白さは言わずもがななのですが、気がつけば、「中原」を読みながら「ワンイーはいつ出てくるの、ワンイーワンイー!」と唱えている自分がいて、はたとふりかえって科挙試験のくだりとかを読み返したらうっかりもえてしまった……そういう読み方をするものじゃないのは重々承知ですが、光緒12年の大三元がすきすぎる……! ちみちみと文庫版と単行本版のデータベースを作っていたりします……けっこうガキチイな……
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