東京物語 の商品レビュー
僕が生まれた頃(1970年代後半)以降に起きた色々な出来事は著者目線(?)で描かれています。自分の親も奥田さんと同じ様に感じてたのかな~っと思いながらスラスラ読めます。
Posted by
名古屋出身の主人公が浪人時代から東京で過ごし、学生生活、課外活動、恋愛、仕事を通して成長していく様子がリアルに描かれている。 東京で学生生活や社会人初期を送った人には、少なからず共感する部分があるだろう。私も現在は違う都市に住んでいるが、地名など慣れ親しんでいるので、シーンが手に...
名古屋出身の主人公が浪人時代から東京で過ごし、学生生活、課外活動、恋愛、仕事を通して成長していく様子がリアルに描かれている。 東京で学生生活や社会人初期を送った人には、少なからず共感する部分があるだろう。私も現在は違う都市に住んでいるが、地名など慣れ親しんでいるので、シーンが手に取るように感じられる。20代の頃の甘酸っぱい経験や苦い思い出などが甦り、また個人的には故郷である東京への郷愁から胸がぎゅっとなる。 懐かしい芸能人やスポーツ選手などもでて来て懐かしい。作者と同年代の人、もしくは東京で20代を過ごした人にはオススメの本。
Posted by
1980年代の東京を舞台とした1960年生まれの主人公による青春グラフィティ。当時はやっていた音楽を効果的に取り入れている。映画を見たような気分になる。ランチタイム毎の良い息抜きになった。 【同僚Kさんから借りた】
Posted by
70年代後半から80年代の忘れられない1日をモチーフとした短編集。その時代のリアルタイム世代としては「ジョンレノン暗殺」とか「キャンディーズ解散」とかノスタルジーを感じざるを得ない作品がいっぱい。おすすめ。 <収録作とその日の出来事> 1.あの日、聴いた歌 1980(昭55)年1...
70年代後半から80年代の忘れられない1日をモチーフとした短編集。その時代のリアルタイム世代としては「ジョンレノン暗殺」とか「キャンディーズ解散」とかノスタルジーを感じざるを得ない作品がいっぱい。おすすめ。 <収録作とその日の出来事> 1.あの日、聴いた歌 1980(昭55)年12月9日 ジョンレノン暗殺 2.春本番 1978(昭53)年4月4日 キャンディーズ解散LIVE 3.レモン 1979(昭54)年6月2日 江川卓プロデビュー戦【阪神5-4巨人】 4.名古屋オリンピック 1981(昭56)年9月30日 1988年オリンピック開催地がソウルに決定 5.彼女のハイヒール 1985(昭60)年1月15日 新日鉄釜石がラグビー日本選手権に7年連続優勝 6.バチェラー・パーティー 1989(平成元)年11月10日 ベルリンの壁崩壊
Posted by
久雄は名古屋から高校卒業後上京し、浪人、大学中退を経て、コピーライターとなり忙しい毎日を送る。はじめは大学生活を送る同級生と会っても居心地悪く思っていたが、もともとコピーライターとして才能があったのか順調に大きな仕事まで任せられていくうちに、自分に酔っていく。そんな陶酔が仕事にも...
久雄は名古屋から高校卒業後上京し、浪人、大学中退を経て、コピーライターとなり忙しい毎日を送る。はじめは大学生活を送る同級生と会っても居心地悪く思っていたが、もともとコピーライターとして才能があったのか順調に大きな仕事まで任せられていくうちに、自分に酔っていく。そんな陶酔が仕事にも表れ、発注元にも叱られ、自分のようにできない後輩に苛立ちを社長に諭される。調子に乗っている久雄にはオイオイっとおもったけれど、周りのアドバイスを素直に受け止めて修正していける久雄にほっとする。女性との話は2つ出てくる。大学時代演劇部の大酒飲みの小山江里とのエピソード、母親にはめられたお見合いエピソードからは、久雄の格好つけず自然に優しく魅力はあるが、正直すぎるのかもしれない。30歳を前にまわりの仲間も結婚、家庭を持つ者もいる・・・結局作者は何を伝えたかったのかなと考えた、ガールやマドンナみたいに、実際にどこにでも存在する男子の姿なのかもしれない。
Posted by
女性より男性の方がより楽しめると思う。 私はバブル世代ではないのですが、やっぱバブルの時代に青春を生きてみたかったなぁって思う。 名古屋出身の久雄が東京で過ごす日々で、印象に残った1日が何日か描かれてるのですが、久雄自身に大きな事件はおこらないにもかかわらず、その久雄が過ごし...
女性より男性の方がより楽しめると思う。 私はバブル世代ではないのですが、やっぱバブルの時代に青春を生きてみたかったなぁって思う。 名古屋出身の久雄が東京で過ごす日々で、印象に残った1日が何日か描かれてるのですが、久雄自身に大きな事件はおこらないにもかかわらず、その久雄が過ごした何気ない1日を一緒に楽しめました。 今頃、久雄は普通のおとんなんだろうなぁって勝手に想像してます。(女房の尻にしかれて・・・)
Posted by
20代〜30代。子供から大人になるちょうど中間。年代が近いだけに感情移入しやすかったです。 あまり好きな作者でなかったので以外でした。
Posted by
後半から面白くなった。自分が本当にやりたいことは何なのか、自問するきっかけになった。 それから、郷田のセリフを読んで、親孝行がしたくなった。
Posted by
2013.7再読。6年くらい前(2007.5)に読んだときに、『レモン』が気に入って☆5つけた作品。ノスタルジックな青春グラフィティ。誰かに貸してて行方不明になってたので図書館で借りて今回再読。読む自分の環境が変化してることや目が肥えてきたこともあって☆は1つおとしたものの、この...
2013.7再読。6年くらい前(2007.5)に読んだときに、『レモン』が気に入って☆5つけた作品。ノスタルジックな青春グラフィティ。誰かに貸してて行方不明になってたので図書館で借りて今回再読。読む自分の環境が変化してることや目が肥えてきたこともあって☆は1つおとしたものの、この著者らしさもでていて、気軽に読める好みの佳作と再認識。最後の「青春が終わり、人生がはじまる」という一文には首肯。ライトなのであまり本読まない30~40代男性に読みやすい作品を紹介するときにおすすめしたい。そんな機会があまりないけど。
Posted by
数年ごとに一日だけを描写した連続短編小説 試みは面白い 奥田作品は昔の話しをするときはちゃんと背景もそれなりに描写してくるのでわかりやすい まぁ、当時の自分はそんな事知らなかったりするわけですがね とりあえず、僕にとって東京は憧れの土地でもなければ住みたい場所とも思わないなぁ
Posted by