ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 上下巻2冊セット の商品レビュー
「いやあ、大臣。私は、ダンブルドアとはいろいろな点で意見が合わないのだが…しかし、あの人は、とにかく粋ですよ…」 ーフィニアス・ナイジェラス 双子のショーはカッコイイ。 しかし、この巻のマクゴナガル先生は 最高にカッコイイ!ことに気づいた。
Posted by
ハリー・ポッターシリーズ 5作目。 過去に一度本作で挫折したのですが、やはり本書が登竜門と思いました。 全作品中最もページ数が多く、冗長とまでは言いませんが、中だるみを感じます。 また、前作から兆候はあったのですが、主人公のハリーが本作はもっとも顕著にグチグチしており、ハーマイ...
ハリー・ポッターシリーズ 5作目。 過去に一度本作で挫折したのですが、やはり本書が登竜門と思いました。 全作品中最もページ数が多く、冗長とまでは言いませんが、中だるみを感じます。 また、前作から兆候はあったのですが、主人公のハリーが本作はもっとも顕著にグチグチしており、ハーマイオニーを始めとする仲間の重要な意見を無視して、勝手な暴走をして失敗する場面が多くあります。 過去作のハリーは子供であり、大人の意見を聞かずに冒険することは当然と受け入れられましたが、本作では同年代のハーマイオニーと比較するとどうしてもただの駄々っ子と思いました。 と、マイナスな部分ばかり記載しましたが、一方では文章量が多いだけの理由のある、シリーズ全作を見ると非常に重要なストーリーだと思います。 ハリーよりも、タイトルにもある不死鳥の騎士団という大人たちがメインの話で、この騎士団が登場したことにより本題に入ったと言えます。”少年少女に夢と希望を与えるファンタジー”ではなく、もっと泥臭い謀略や思想の入り混じった、もっと大きな戦いの話と理解しました。 そういうわけで、未成年のポッターと仲間たちはある程度は蚊帳の外に締め出され、それを良しとしないポッターの勝手な推量からの行動でぐだぐだになる話、というと元も子もないのですが。
Posted by
購入してから8年近く経ってからようやく読み終わりました。 個々の章のエピソード自体は思春期のモダモダって感じで青春群像劇なら良しだと思います。 スカッとするファンタジーを望んで読んじゃ駄目でした。 児童書として考えるとテーマが知覚しにくく低年齢の読者層では興味自体持つのは難しいか...
購入してから8年近く経ってからようやく読み終わりました。 個々の章のエピソード自体は思春期のモダモダって感じで青春群像劇なら良しだと思います。 スカッとするファンタジーを望んで読んじゃ駄目でした。 児童書として考えるとテーマが知覚しにくく低年齢の読者層では興味自体持つのは難しいかなと思いました。 大人だからこその不甲斐なさ、成長過程の過ちなど深イイよさはあるのですが、忍耐が必要なページ数でした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読まなくても良かった。頁数も増えて、不快感を抱えて読書する時間が長くなったことが、とても大変。主人公の父親に抱く印象が反転する描写が、最もイヤだった。ネビルの活躍には泣いてしまうくらい感動したのだけど。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あまりにあっけないシリウスの死。死体が残ることもなく、だからなおさらにハリーは受け入れづらかったんだろうと思う。 登場したころのシリウスはなんだかよかったけれど、巻を追うごとに(悪い意味で)子どもっぽさが抜けていない内面が窺えて興ざめしてしまったためか、シリウスの死にはそこまでショックを受けなかったな。最期のほうは狂気じみていた。 思春期だからと言えど、ハリーの短絡さにイライラ。 魔法省から送り込まれた、アンブリッジにイライラ。 読み進めるのがとにかくつらい巻でした。
Posted by
直情型のハリーによる軽率な行動で、あの人の思惑通り事は進むかに見えたが。 やはり下巻の方が面白く一気に読んだ。と言っても700頁もあるので、実は一気では無いがそれくらいしてみたかったという希望が現実のように思えて。 不死鳥の騎士団は、弱そうに思えたが意外と強い。
Posted by
思春期真っ盛りな時に周りの環境も激しく動き出しちゃって...。 ハリーに同情するところもあったけど、いくらお年頃でも理解できない行動と言動がかなりありました。読む事がしんどかったです。 ダンブルドアに初めて人間性を感じ、スネイプという人物がますますわからなくなりました。 もうほ...
思春期真っ盛りな時に周りの環境も激しく動き出しちゃって...。 ハリーに同情するところもあったけど、いくらお年頃でも理解できない行動と言動がかなりありました。読む事がしんどかったです。 ダンブルドアに初めて人間性を感じ、スネイプという人物がますますわからなくなりました。 もうほとんど大人向けの本である気がします。 シリウスの死もかなり大きいです。 これからも犠牲者が出ちゃうのかな...。
Posted by
ハリーポッターの第2巻になりますが、 予測通り読者をドキドキさせてくれました。ネタバレしたくないのでとりあえずみんな読んでみてください‼️
Posted by
「名前を言ってはいけないあの人」が蘇ったことを、断固として認めようとしない魔法省は、ハリーとダンブルドアの信用を失墜させようと躍起になっていた。 その一方で、来るべきに備えるべきと集まった有志たちは“不死鳥の騎士団”を結成。死喰い人たちの動向を探り始めるが......。 201...
「名前を言ってはいけないあの人」が蘇ったことを、断固として認めようとしない魔法省は、ハリーとダンブルドアの信用を失墜させようと躍起になっていた。 その一方で、来るべきに備えるべきと集まった有志たちは“不死鳥の騎士団”を結成。死喰い人たちの動向を探り始めるが......。 2015年8月29日、読了。 このシリーズの中で、一番嫌いな敵役のアンブリッジが登場する巻なので、読み進めるのに気が重たかったです。 でも、ネビルの成長やハリーとあの人の真実、シリウスとの別れ、など、一気に物語が進む巻でもあるんですよね。 若い頃に読んだときよりも、モーリーが不安に思う気持ちとか、スネイプの心理とかもより深く理解できるし、考えてしまいます。 本当にこのシリーズ、奥が深いです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館で借りて読了。 今回も長かったです…物理的にも内容的にも…。 薄々感づいていたのですが、私は致命的な事にハリーが苦手です。 これまではまだ耐えられるレベルでしたが今回の上下巻でのハリーの言動はもう…。過酷の運命がどうのという問題でなく性格悪すぎるんじゃないかと首を捻りっぱなしでした。 基本的に大切に思う相手であっても自分の気分次第で攻め立てたり残酷な言葉を浴びせたり、自分が直接やらなくても傷付く姿を見て内心胸のすく思いをしていたり。 主人公というのは少なからず読み手が自分を投影したり、その世界を歩く道しるべとなる存在だと思います。 そこが全く共感できない、言動に嫌悪を感じるキャラクターだというのは読み進めるうえでかなり厳しいものがあります…。 それでもこの作品に出てくる他のキャラクター…ハーマイオニーやダンブルドア、マクゴナガル先生など魅力的だと感じられる人たちもいます。 中でもとりわけ好きなシリウス・ブラックの実家が舞台となって騎士団の活動が行われた事で、上巻の序盤は思いのほかシリウスの出番が多くわくわくしていました。 それが下巻の終盤で物凄いどん底に突き落とされるわけですが…。 けれど悲しいかな、ハリーの大げさなまでの落ち込みっぷりにはシンクロ出来ないのです。 だってハリーは自分が苛ついている時にはシリウスの事だって悪しざまに内心罵っていた。 それが今更世界で一番シリウスが大事です、みたいにダンブルドアに悪口雑言の限りを尽くす。そんな姿、シリウスだって見たら悲しんだと思います。 ……まぁ、正直を言えばこの作品は物語としては先が気になるし、数巻前から張り巡らされていた伏線が徐々に明かされる構成も凄いと思うのですが、あまりにげんなりとする言動をするキャラクターが多すぎる気がします。 子供向けの本のはずなのにどうしてこうも赤裸々に悪意を描くのか…。それがせめて敵方だけであれば恐怖と憎悪の対象だからと思えるのに主人公でさえあれでは…。 ここまで来たら残りも読みますが、シリウス亡き物語はますます進みが遅くなりそうです…
Posted by
