コフィン・ダンサー(上) の商品レビュー
サックスの登場シーンが大分後になって、それだけでも焦らされてる感じで読み入ってしまいました(笑) 前作のボーンコレクターは頭のいい犯人でしたが、今作はちょっと抜けてる感じを醸し出していて、この後のどんでん返しが楽しみです。
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安楽椅子探偵雰囲気のあるライムが現場証拠から犯人であるコフィン・ダンサーを追い詰めていく。一つ一つの細かい説明がリアリティーを積み上げている。力強い文章力が感じられる。 構成としては映画っぽいストーリーを意識しているのだろう。三幕構成を基本とした起承転結が組み立てられていて厭きずに最後まで読まされる。 ライムの実質の手足であるアメリアは完璧超人かと思いきや人間臭さ、小市民っぽさ俗っぽさが描かれていて悪くは無い。 また、パーシーの会社へのこだわりは違和感があるものの一途さは悪くは無い。会社への想いをもう少し費やしていればもっと納得が出来るとは思うけれど。 エンタメとして間違いなく最高レベルにある作品だとは思ったが、ハリウッドの良質の映画を見たときに感じる楽しさしか残らなかった。 感動とか驚きとか笑いとか飛び抜けた感覚が無かったのが良作なだけに残念としか言いようがない。 明らかにチープでわざとらしいおセンチモノの方が心に残る場合もある。そういうことだ。
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やっぱり面白い‼ 前作に引き続き登場するキャラクター達。彼等の個性がますます際立ってきていて、物語の厚みが増している。 下巻に急ぐ
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読了まで★評価は保留。 ただありがちなハリウッド映画のシリーズ続編を見ているよう。 元々人物造形に深みがないので、尚更「薄さ加減」が気になって仕方ない。
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《リンカーン・ライム》シリーズ2作目。 コフィン・ダンサーは変幻自在の殺し屋。 成長著しいアメリア・サックスとともに ダンサーを追い詰めることは出来るのか?
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先日「ソウル・コレクター」を読んで面白かったので、リンカーン・ライムシリーズで評判の良い「コフィン・ダンサー」読んでみました。 面白かった。 流石、ディーバー。 スピーディーな展開と計算されたストーリーとお洒落な会話で楽しめました。 お話は、ご存じ肢体麻痺の天才鑑識官リンカーン・ライム率いるチームが犯人を追い詰める。 今回の犯人はコフィン・ダンサーと呼ばれる凄腕の殺し屋。 FBIの重要証人を狙うコフィン・ダンサーをチームが追う。 何故にリンカーン・ライムが民間人(元警部)なのに潤沢に資金があり、警察が彼の指示に従うのか、イマイチ不明(未読の「ボーン・コレクター」に書いてあるのか?)であるが勧善懲悪&スリリングなストーリーで面白い。 登場人物も魅力的な設定が多いのは海外人気作家の傾向か? 最後のどんでん返しが、多少好みに合わなかったので★はチョット低め。
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襲いかかってくる犯人には、実は隠れた黒幕がいた。その人物は・・・ 前作と作品構成は似ているが、展開の早さで一気に読ませてしまう。 ただ、ライムの頭の回転の早さが、時として強引な結論と思われてしまうのだが。
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〈リンカーン・ライム〉シリーズ第2弾 「棺の前で踊る男(コフィン・ダンサー)」と呼ばれる殺人鬼 ざわざわと虫が這う……虫の気配がしたら、人を殺す! 「ボーン・コレクター」事件から約一年半。 FBIが捜査中の武器商人の事件における重要証人が殺害された。 残る証人は二人。 彼らを殺害するために武器商人はある殺し屋を雇ったと推測される。 「棺の前で踊る男(コフィン・ダンサー)」。 この男に、ライムは部下を殺害された苦い経験があった。 証人を警護するチームの一方で、ダンサーを追うアメリア・サックス。 しかしダンサーは証拠を残さず、逆に彼らを翻弄する。 上巻ではダンサーの巧緻な計画がライムを上回って終わるかに見えるが…… ミステリ:☆☆☆☆☆ ストーリー:☆☆☆☆☆ 人物:☆☆☆☆☆ 読みやすさ:☆☆☆☆☆
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リンカーン・ライムシリーズ第2弾。 今回は犯人の名前(正体は不明だけどね)と、目的は明確であるけれど、それを「どうやって行うか」だけが不明。 物語としての見せ場をシンプルにしているからか、非常に緊迫感があり、読んでいてハラハラする。 どうなるんだー! と思いつつ下巻に続く。
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科学捜査専門官リンカーン・ライムシリーズの二作目。 コフィンは柩の意味で、犯人はいわゆる殺し屋で、腕に柩の前のダンサーの刺青をしている。 初作もそうだったが、主人公は事件現場の鑑識作業を終えるまでは、何時間道路を封鎖しようが飛行場を閉鎖しようがかまわず、「現場を汚染される」事...
科学捜査専門官リンカーン・ライムシリーズの二作目。 コフィンは柩の意味で、犯人はいわゆる殺し屋で、腕に柩の前のダンサーの刺青をしている。 初作もそうだったが、主人公は事件現場の鑑識作業を終えるまでは、何時間道路を封鎖しようが飛行場を閉鎖しようがかまわず、「現場を汚染される」事がないことを最優先にし、それを高飛車なもの言いで、やらせようとする態度が好きだ。 本著の視点の入れ替わりは見事で、思わず辻褄が合っているのかしばらく読み返した。
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