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旅行者の朝食 の商品レビュー

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142件のお客様レビュー

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2015/06/21

面白くて一気に読んだ。 題名から食にまつわる旅行紀かと想像したが、読んでみたら「旅モノ」というよりはむしろ海外経験豊富な著者の世界中の食べ物に関するクスッと笑えるエッセイ。 トルコ蜜飴や東海林さだお著の『タクアンの丸かじり』のエピソードには心(というか胃袋)を奪われた。 アメリカ...

面白くて一気に読んだ。 題名から食にまつわる旅行紀かと想像したが、読んでみたら「旅モノ」というよりはむしろ海外経験豊富な著者の世界中の食べ物に関するクスッと笑えるエッセイ。 トルコ蜜飴や東海林さだお著の『タクアンの丸かじり』のエピソードには心(というか胃袋)を奪われた。 アメリカやイギリスといった大国の料理がもしも不味くなかったら、その2つの国はかつて世界を制覇せず、もっと平和だったかもしれないという考察にはおもわず唸った。 2015/06

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2015/05/31

筆者の食に対する情熱を余すところなく感じられる素敵なエッセー。ジャガイモの話と、トルコ蜜飴の話がとても興味深かった。

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2015/05/17

世界各国へ移動されている著者の観点から見た、食べ物事情が素晴らしいです。描写もさることながら、歴史的背景や風土も絡めてその食べ物について解説してくれます。著者も認めている食べ物への強い情熱を感じました。

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2018/03/05

米原万里の語りは 食の中に生きるのかもしれない。 どうも、米原万里は 大食漢であるらしい。 水なしで、ぱさぱさのサンドイッチを一気に食べることが できることから、ツバキ姫と言う名前がついたらしい。 『旅行者の朝食』という缶詰があることが おもしろい。確かに、朝ご飯は 簡単にすま...

米原万里の語りは 食の中に生きるのかもしれない。 どうも、米原万里は 大食漢であるらしい。 水なしで、ぱさぱさのサンドイッチを一気に食べることが できることから、ツバキ姫と言う名前がついたらしい。 『旅行者の朝食』という缶詰があることが おもしろい。確かに、朝ご飯は 簡単にすまし 印象にないほうがいい。 ジャガイモに対する 蘊蓄は なんともいえない。 インターネットが 氾濫している今では かなり情報を集めることができるが、 辞書を駆使して 調べ上げ、ロシアを舞台にする うまさは なんともいえない。 アダムとイブの リンゴは ジャガイモか トマトだったら、結構話はおもしろいのだが。 なにか、これが 連想的には 発展させられるものである。 コロンブスは 実にいろんなものを ヨーロッパに運んだものである。 そういった意味で トウガラシが どうも気になる。 現在では 中国の四川が中心のようなのだが。 トルコ密飴 は、一体 どんなものか 食べてみたいものである。 幻の食べ物のイメージが うまくつくられている。 キャビアを ジッパーによって という発明は すばらしい。 そんなことがあるかと言えそうな。 粗食に耐えたのは 日本軍。 だから、無茶な戦争もできた。 アメリカの食が 貧しいので、軍隊が成り立つ。 イタリアやフランスでは 成り立たないと言うのは、 あり得る話だ。 東海林さだおが あとがきを書き 米原万里は お母さんだ という定義をしたが、 確かに、困難があっても 切り抜ける度胸の良さは お母さんである。

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2015/05/02

20150501読了 蔵書。やっぱりおもしろい、この人の本!文章のテンポが好きなのかも。●こんなにおいしいもの好きだったとは。●東海林さだおの丸かじりシリーズが気になってしょうがない。●あだ名が秀逸でツボに入ってしまった。

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2015/04/23

書き慣れてきたせいか、後半になればなるほどくすっと笑わせてくれる。ただ文章はそれほど上手いとは思えないかな、多少堅い感じがする。 まぁともかくこの人確か若くして亡くなったんだよねぇ(間違っていたらすいません)、惜しいと思いつつ食べ過ぎはいかんよということなんだろうか?

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2015/02/04

とても面白かった。この人、文章うまいなぁとただただ感心した。 犬養道子さんの昔のエッセイを読んでいるような感覚があった。

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2015/01/17

p223「日の丸よりも日の丸弁当なのだ。グローバル・スタンダードが声高に叫ばれ、国と国とを隔てる境目が消えてしまいそうな昨今、私たちを日本につなぎとめる最強のロープも、子供のころから食べ慣れたものに違いない。」 そうそう。自分の国のアイデンティティって食べ物に依るところがかなり大...

p223「日の丸よりも日の丸弁当なのだ。グローバル・スタンダードが声高に叫ばれ、国と国とを隔てる境目が消えてしまいそうな昨今、私たちを日本につなぎとめる最強のロープも、子供のころから食べ慣れたものに違いない。」 そうそう。自分の国のアイデンティティって食べ物に依るところがかなり大きいなぁ~と改めて、思った。にしても、日本人に生まれてきてよかった。日本食って世界で一番美味しいんじゃない?「イギリスやアメリカの料理が美味しくなったら、世界はもう少し平和になるかもしれない。」という米原さんの持論もあながち間違っていないかも。        あと、トルコ蜜飴が気になった!ハルバって、食べたことがあるけどそんなに美味でもなかったけどなぁ~真のハルバはもっと美味しいんだろうか?

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2015/01/16

エッセイ集。あまり深く考えずに気楽に読んだ。著者が通訳の仕事を通して出会った食べ物に関するエピソードをしゃべっている。白米のエピソードに一番共感した。米がない日々なんて耐えられない!読むときは周りに人がいないときをおすすめします。口元が緩むこと間違いなしなので。笑えて色々な国の食...

エッセイ集。あまり深く考えずに気楽に読んだ。著者が通訳の仕事を通して出会った食べ物に関するエピソードをしゃべっている。白米のエピソードに一番共感した。米がない日々なんて耐えられない!読むときは周りに人がいないときをおすすめします。口元が緩むこと間違いなしなので。笑えて色々な国の食文化についても知ることのできる一冊。

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2015/01/01

食に関するエッセイ集。ジャガイモを広ませようと、時の権力者が躍起になっていたり、キャベツの効用を広報したり、パンが元で対立が起きたり、、。食は歴史の大事な要素なのですね〜。

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