旅行者の朝食 の商品レビュー
朝食の話ばかり、かと思いきや、食べ物の話、でした。 朝食もかなり出ていましたが、それ以外にもおやつやら何やら色々…。 本文に出てくる『ハルヴァ』がものすごく気になります。 作り方も書いてあるので、読みながら薄ぼんやりと けれど確実なものを想像して、そのまま空想で食べて…。 読み...
朝食の話ばかり、かと思いきや、食べ物の話、でした。 朝食もかなり出ていましたが、それ以外にもおやつやら何やら色々…。 本文に出てくる『ハルヴァ』がものすごく気になります。 作り方も書いてあるので、読みながら薄ぼんやりと けれど確実なものを想像して、そのまま空想で食べて…。 読み進めていくと、空想の中で食べたものが一番美味しい! とあり まったくだ、と納得するよな関心するよな。
Posted by
おそろしあ ロシアこわいですロシア 日本食のことも海外のことも書いてあったのに 印象に残っているのは、恐いロシアでした トルコ蜜飴と が食べてみたい あと黒パンと白パンとおにぎり 「わたしたちを日本につなぎ止める最強のロープも 子どものころから食べ慣れた食べ物に違いない。...
おそろしあ ロシアこわいですロシア 日本食のことも海外のことも書いてあったのに 印象に残っているのは、恐いロシアでした トルコ蜜飴と が食べてみたい あと黒パンと白パンとおにぎり 「わたしたちを日本につなぎ止める最強のロープも 子どものころから食べ慣れた食べ物に違いない。」 と、おっしゃっていますが 本当にそう思います 海外旅行にいくと 白いご飯とお味噌汁が食べたくなって 帰ってきて、舌がほっとする感じ 海外生活を長く経験されてる方だと特にそうなんだなーと思いました 関係ないけれど 今日、白いご飯を食べていない矛盾が………
Posted by
小さな頃に読んだ童話を、もう一度読みたくなった。 チビクロサンボのパンケーキ(原作は、舞台がインドであり、パンケーキはナンであるらしい)。アルプスの少女ハイジのヤギのミルク。ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家。おむすびコロリンのおむすび。大きな蕪のカブ。かちかち山の狸汁。 童話には...
小さな頃に読んだ童話を、もう一度読みたくなった。 チビクロサンボのパンケーキ(原作は、舞台がインドであり、パンケーキはナンであるらしい)。アルプスの少女ハイジのヤギのミルク。ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家。おむすびコロリンのおむすび。大きな蕪のカブ。かちかち山の狸汁。 童話には、様々な食べ物が登場し、その食べ物は、物語が出来た土地に深く根差したものである。日本の童話(昔話)は、もちろん米が出てくる事が多く、この事からも、胃袋が国民性を証明すると言えるかも。 米原万里が外国で食した様々な食べ物についても触れている。 私も、日本では、「これはウマイ!ウマスギル!!!!」と感じる事ってほとんどなく、(どれも大抵「ふつうにウマイ」ので)何年も心から消し去る事の出来ない食べ物との出会いは少ない。(あるとすれば、母がお弁当に入れる甘~い卵焼きと、一緒に持たせてくれた水筒に入った、甘〜い紅茶) けれども、旅行中に食べたもので、忘れられないものがいくつかある。 まずは、ローマで食べた、中華料理。およそ3週間、フランス、スペイン、イタリアで西洋食を食べ続けた後に食べたチャーハンで、私は泣いた。トルコのパンは、噂通りのおいしさで、中がもちもちとした、私好みの食感だったのに、それ以降、同じ味には出会えていない、と書いたらもう食べたくなってきた。スペインのフリヒリアナで食べた生ハムメロンは、夫との喧嘩を終わらせる程美味かった。ベネチアの小さな島の小さなパン屋で食べた甘いチーズケーキも絶品だった。そうだ、あの時は朝から何も食べてなくて、ヨロヨロだったんだ。チェコのトシェビッチで、寒い中歩き疲れた末にたどり着いた、豚肉とベーコンの重ね焼きも美味かったなァ。。。あれ、どうも、苦労の後に食べたものは何でもウマイみたい。 じゃがいもは、今でこそ世界中ほとんどの国で愛される野菜だけど、実はつい最近までは忌み嫌われる存在であったとのこと。 私も子供の頃「イモねーちゃん」と父に呼ばれるほどあらゆるイモが好きで、今でもじゃがいもは、トマト(甘いのに限る)に並ぶ好きな野菜ランキング断トツ1位。 種から育つ他の植物とは異なり、イモがイモを産む。確かに、小学校の学校菜園で、半分に切ったじゃがいもを土の中に植え、気付いたらイモが増えている、という現象は不思議だった。昔の西欧諸国の人たちも、気味悪がって絶対口にしなかったらしい。 そんなじゃがいもも、デカプリスト達の手によって、流刑されたシベリアの地で徐々に広まっていき、今では煮ても良し、揚げても焼いても良しの人気者。 「生きるために食べるか、食べるために生きるか」。私は、絶対後者。
Posted by
面白かったです。 旅行者の朝食ってなんだろう?と思っていたらなるほどそういうことなんですね。通訳とか翻訳って本当に大変だろうなあということは自分も本のちょこっとですが前の仕事でかじったことがあるのでわかるような気がします。が。本職の方の苦労は並大抵なものではないんだろうなあ…。...
面白かったです。 旅行者の朝食ってなんだろう?と思っていたらなるほどそういうことなんですね。通訳とか翻訳って本当に大変だろうなあということは自分も本のちょこっとですが前の仕事でかじったことがあるのでわかるような気がします。が。本職の方の苦労は並大抵なものではないんだろうなあ…。 それにしてもジャガイモの話とか思わず人に話したくなるネタばかりで面白かったです。そしてトルコ蜜飴。ちょっと食べてみたい…。 そしてこの本を読んだ後、何故か自分はきっとコレだけ食べられる筈、と注文しすぎておなかが破裂するかと思いました。やはり自分の限界を知ることは必要なことですね…
Posted by
作者の食への果てしない情熱が感じられる一冊。 他の単なる食に関するエッセイと異なるのは、たった一つの食べ物の真実、発祥を求めてあらゆる本を調べる研究熱心な姿勢が素晴らしい。 それだけ食に情熱が注がれているにも関わらず、イヤミな熱さを感じさせないのがまた作者の文章の魅力だと思う。...
作者の食への果てしない情熱が感じられる一冊。 他の単なる食に関するエッセイと異なるのは、たった一つの食べ物の真実、発祥を求めてあらゆる本を調べる研究熱心な姿勢が素晴らしい。 それだけ食に情熱が注がれているにも関わらず、イヤミな熱さを感じさせないのがまた作者の文章の魅力だと思う。海外で生活していた頃の食べ物に関する苦労話も、父方の親戚にまつわる話も、全て同じ距離感を持って描かれている。
Posted by
この本で印象に残っているのはトルコ密飴である。 トルコのharvaがそれといっているが 実はHalvaにも色々ある。 ややこしいことにHelvaもある。 実はインドのsoan papdi が最もほんの記述に近い気がする。
Posted by
面白かったです。 ご飯を書いた本に面白くない本はそんなにないんですけどね。 それでも面白かったですね。
Posted by
著者はロシア語の通訳として活躍された方で、この本には世界中のおいしいものがたくさんつまっています。旅好き、くいしんぼにはたまらない一冊です。私はトルコについて書かれたところが大好きでした。押しつけがましくなくすっと文章が心に入ってくるのは、著者の魅力だと思います。早くに亡くなられ...
著者はロシア語の通訳として活躍された方で、この本には世界中のおいしいものがたくさんつまっています。旅好き、くいしんぼにはたまらない一冊です。私はトルコについて書かれたところが大好きでした。押しつけがましくなくすっと文章が心に入ってくるのは、著者の魅力だと思います。早くに亡くなられてしまったのが残念です。海外旅行に行くときの飛行機の中で読むのもしゃれているかもしれません。 (熊本大学学生)
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人並に美味しい食べ物が大好きなので(と言っても、持ち前の貧乏性で美食は牛丼、天玉そば、カツカレーに留まるのだが)、食べ物に関するエッセイも大好きだ。本書にも登場する東海林さだおはもちろん大好きだし、ブリア=サヴァラン「美味礼賛」から某有名グルメマンガまで何でも読む。一方で、惜しまれつつ亡くなった米原万里は大好きなエッセイストの一人。その米原万里の食べ物エッセイなのだから、まぁそれだけでも及第点。 気に入ったエッセイは、幼い頃に一口だけ食べた幻のお菓子を追い求める「トルコ蜜飴の版図」、ちびくろサンボの謎を解き明した「サンボは虎のバター入りホットケーキをほんとに食べられたのか?」、極寒世界の描写が秀逸な「冷凍白身魚の鉋屑」。
Posted by
米原万里の食事に関するエッセイ。 お腹がすいてきたり、おえっとなったり。 プラハの血のバケツにウソーとなる。 プラハがタイムリーに出てきて良かった。 蟹缶は笑った。
Posted by