ローマ人の物語(9) の商品レビュー
カエサルは、ローマを離れた土地で活躍中。西欧全域をまたにかけて、八面六臂の大活躍って感じ。しかも、その戦記を自ら書き残してたってことだから、何でもやっちゃう凄い人ですね、ほんとに。ここで見る限り、そこまで自画自賛的内容になってなくて、結構客観的叙述がなされている点も素晴らしい。カ...
カエサルは、ローマを離れた土地で活躍中。西欧全域をまたにかけて、八面六臂の大活躍って感じ。しかも、その戦記を自ら書き残してたってことだから、何でもやっちゃう凄い人ですね、ほんとに。ここで見る限り、そこまで自画自賛的内容になってなくて、結構客観的叙述がなされている点も素晴らしい。カエサル全6巻のうちまだ2巻目なのに、もう40代半ばってのもビックリ。まさに大器晩成型だったのですね。
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「なぜなら、「人間とは噂の奴隷であり、しかもそれを、自分で望ましいと思う色をつけた形で信じてしまう」からである。」 ガリアにおけるカエサルの活躍。 ポンペイウスの衰退とクラッススの焦り。 ガリア戦記という名前から相手はガリア人だと思っていたが、ガリア地域でのゲルマン人との戦いだ...
「なぜなら、「人間とは噂の奴隷であり、しかもそれを、自分で望ましいと思う色をつけた形で信じてしまう」からである。」 ガリアにおけるカエサルの活躍。 ポンペイウスの衰退とクラッススの焦り。 ガリア戦記という名前から相手はガリア人だと思っていたが、ガリア地域でのゲルマン人との戦いだと分かった。
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最後の方の、カエサルがキケロ(弟)の陣営を助け、そこを守り抜いた兵士たちを讃える場面はたったの4行ぐらいなのに泣ける。カエサルって本当に魅力的でそして実力も伴った偉大なる人だったのだ。
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カエサルがポンペイウス,クラッススと一緒に確立した第一次三頭政治から,執政官就任,ガリア戦役の5年目までが扱われています。三頭政治の確立で,一番弱い立場でありながら,残りの2人の勢力を活かしてカエサルの希望する状態を実現する進め方,執政官就任時のローマの改革,そしてガリア戦役で...
カエサルがポンペイウス,クラッススと一緒に確立した第一次三頭政治から,執政官就任,ガリア戦役の5年目までが扱われています。三頭政治の確立で,一番弱い立場でありながら,残りの2人の勢力を活かしてカエサルの希望する状態を実現する進め方,執政官就任時のローマの改革,そしてガリア戦役での迅速な行動と戦役の展開など40代のカエサルの前半生を一気に読ませます。 続く10巻ではガリア戦役は6年目に入り,佳境のアレシアの戦い,そしてルビコン渡河へと続いていきます。
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40にして起ったカエサルは、ついにポンペイウス、クラッススと並んで三頭政治の一角を占めるまでになった。「農地法」の成立をめぐる市民集会の場面では、同僚執政官のビブルスを翻弄するなど、政治家カエサルの面目躍如たるものがある。後半は世の歴史家や文筆家たち、またローマ世界最高の弁論家キ...
40にして起ったカエサルは、ついにポンペイウス、クラッススと並んで三頭政治の一角を占めるまでになった。「農地法」の成立をめぐる市民集会の場面では、同僚執政官のビブルスを翻弄するなど、政治家カエサルの面目躍如たるものがある。後半は世の歴史家や文筆家たち、またローマ世界最高の弁論家キケロが、そして小林秀雄が絶賛したという『ガリア戦記』の前半が描かれる。今度は総司令官としての戦略家にして統治の天才でもあったカエサルの活躍である。同時にカエサルだけが見通すことができたローマ世界の全貌もしだいに明らかになってきた。
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戦記!と言っても、カエサル以前と比べたら政治要素が強め。それがまたドラマを生んで、より魅力的になっている。カエサル本人が書いたガリア戦記もぜひ読んでみたくなった。
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カエサルのガリアの戦いが本格化してきた。 また、ポンペイウス、クラッススとの三頭政治と、反元老院の姿勢が明らかになり、カエサルの行動一つ一つが個人的には楽しくてしょうがない。 イギリス(ブリタニア)への遠征も果たし、その戦い方にも驚かされるが、大西洋へも足を伸ばしたカエサルのす...
カエサルのガリアの戦いが本格化してきた。 また、ポンペイウス、クラッススとの三頭政治と、反元老院の姿勢が明らかになり、カエサルの行動一つ一つが個人的には楽しくてしょうがない。 イギリス(ブリタニア)への遠征も果たし、その戦い方にも驚かされるが、大西洋へも足を伸ばしたカエサルのすごさを物語っている。 優秀なラビエヌスという部下があってのこともあるだろう。 このガリア戦役を、カエサル著の「ガリア戦記」にならって書かれているのも面白い。 別な機会に、誰もが褒め称える「ガリア戦役」も一読したいものである。
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第1回三頭政治。執政官として「農地法」成立。ガリア属州総督。本国ローマをコントロールするために護民官クロディウス登用。ガリア戦記。ブリタニア遠征。元老院派による巻き返しの画策。ポンペイウスの妻ユリアの死。
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読みやすかったのですぐ読めた。何をやるにしても、1つのことを目的とせず、私益、他益、公益を図るというのが面白い。よくそう広く物事が見えるなあ。どうしてそのような視点を彼が持つことができたのか、が今後読んでいくうちに分かるの良いのだけど...。
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