間宮兄弟 の商品レビュー

江國香織(著者)

2011/06/23

こんな仲良しな兄弟実際いたら面白い（笑）兄弟のほのぼのとした日常が周りの人々に何かしら影響を及ぼしてるのが良かった。

2011/06/03

いい人かもしれないけれど、恋愛関係には絶対ならない、男たち、それが間宮兄弟。二人ともかなりの読書家で、若い頃は小説を書いたこともある。母親思いの好青年、母親は二人の息子を本当に誇りに思っている。恋愛はなかなかうまくいかないけど、信頼しあう家族がいる。「季節の推移や日々の食事を、分け合える人間がいるのはいいことだ。」

2011/04/10

彼らを見知っている女たちの意見を総合すれば、格好悪い、気持ち悪い、おたくっぽい、むさくるしい、だいたい兄弟二人で住んでるのが変、
スーパーで夕方の50円引きを待ち構えて買いそう、そもそも範疇外、ありえない、いい人かもしれないけど、恋愛関係には絶対ならない、男達なのだ。

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昔発売したときにCMみて、気になって買ったんだったかなあ確か…
間宮兄弟みたいなの良いよね…ほんと世界から一歩離れた、子供時代がずっと続いてるような…
直美ちゃんとこの姉妹も素敵だけど…

2011/03/26

やっぱり江國さんはいいなぁ。

間宮兄弟の日常と恋のおはなし。
誰かと必ずくっつくラブストーリーかと思ったら、フラれた。
いい兄弟なのに、フラれた。
でもだからって悲しいだけじゃなかった。また進んでいく間宮兄弟に幸せになってほしいと思った。

間宮兄弟の好きなものを知るのが楽しかった!

2011/03/03

図書館で借りた

好きな作家の本にほど、厳しくなってしまう。著作集の中でも、お気に入りの作品ほどよく読むので、お気に入りの作品の隅々まで知り、どんどん好きになり、相対的に新しい作品へ向ける目は厳しくなる。大抵期待を上回る事はなく、この間宮兄弟もそういった作品だった。そういった相対的な評価を抜きにすると、この作品から感じたのは周りが見えなくなる程、また自分という存在を愛す程、その人は魅力的でなくなっていくという事実だ。間宮兄弟はいい人だが、彼らのテリトリーに入った時にはじめてそのいい人さを実感できるのであって、いい人であってもそれ以上に粘着質で常識的ではなく気難しそう、というネガティブな側面がある。そんな中で、自分がこの小説の登場人物になりたいか、と聞かれても、別になりたくないのだ。
悪い所だけじゃなくてよいところを見ろよ、という意見もありそうだが、彼らの本当の心根の良さなんかは書かれていなかったし（はしゃいでいる風はあったが）、そもそも筆者もそういうことを書く人ではないと思うので、（江國香織は、一人の人自身のことより、人物同士の"あいだ"を書くのに長けていると思う）、やっぱりこの主人公、登場人物たちの"あいだ"には入りたくないのだ。

しかし江國香織さんは私の思春期を形作った作家の一人で、やっぱり好きなので、これからも新作は読み続けたい。

2011/02/27

この映画凄く好きなんですよ

のほほんとしてて

平和な感じがして

自分らしく背伸びせず生活していて

背伸びしないで

身の丈の幸せを最高に味わっている

っていのは

ほんとに良いと思います。

どうしても

上へ上へ

が求められる世の中で

そういう考え方を捨てれるってのは

素晴らしいことだと思います。

まぁ

こんな平和な兄弟だけど

やっぱり人間なんだから

悩みはありますよ

悩みなんて

だれでもあるんですよ

でもね

この映画を見ると

あっ本を読むとね

人の悩みなんて

かわいいもんだなぁ

って思います

必要以上に力むことなく

人と比べることもせず

つつましくも小さな幸せを

見つけていこうと思います。

ほんと

いい本です

良い映画です

リップスライムの主題歌も好きです

彼らは

ロールモデルの人間の１人です。

いや

兄弟だから２人か

2011/02/12

映画も楽しく鑑賞させて頂きました。

なんとも味のある兄弟です。

ドラマティック性や波瀾万丈は皆無。

この兄弟は日常を

たんたんと過ごしております。

自分ら流で。

ちょっと何かありそうで

お可笑みがあり　陰ながら応援したくなる

不器用な兄弟です。

どこかに居そう。。

たぶん何回も読むだろうなぁ。

2011/02/11

小さいころの週間。

幼馴染みや兄弟と遊んだゲーム。(カードゲームやボードゲームなど)しゃぼん玉や、パズル、しりとり。歌いながら帰る帰り道。いつでも全力の恋愛。

大人になるといつのまにか自分から離れていってしまった、子供のころの日常。

そういうものをなくさずに生きている、もてない兄弟の、愛すべき日々。

2012/12/07

ある時は際限ない絆で結ばれ、ある時は狂気な犬猿の仲にまでなる。 そんなちぐはぐな関係でも、離れると少し寂しい・・・存在である。
まあ言い過ぎだが、純粋に「兄弟」っていいなと思えた作品。

2011/06/30

『真昼なのに昏い部屋』を読んで、ひさびさに江國香織・マイブームに落ち入り、図書館で借りてきて読んだ。これもよかった。
明信・徹信のふたり兄弟は三十代で共に独身。一緒に住んでいる。女にもてず、趣味に走る、いわゆるオタクなふたりの日常が淡々と描かれ、興味深い。
他人からは残念な人と思われようとも、本人達はそこそこ満ち足りた日常を送っていて、江國氏が、この主役の登場人物ふたりを、愛情を持って温かく、そして冷徹に、正確に視点をぶれさせることなく描くのが凄い。
『真昼…』にしろ、江國香織さんって、こんなにうまい作家さんだったっけ？と驚嘆。
映画化もされていて、観たことはないのだが、主演が佐々木蔵之助とドランクドラゴンの塚地武雅だということはもともと知っていたので、脳内であてはめながら読んだ。ぴったりなキャステイングだと思う。
今度ＤＶＤを借りてきて映画版も観たい♪